PHC、地球環境負荷と医薬品の品質低下リスクの低減に貢献する大型ノンフロン薬用冷蔵ショーケース「TwinGuard ECO」を近日発売

MPR-S1201XH-PJ (1,165L/網棚タイプ)(左)、MPR-S1201RXH-PJ (1,155L/右側引き出しラックタイプ)(右)(写真:ビジネスワイヤ)

東京--()--(ビジネスワイヤ) -- PHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「バイオメディカ事業部」)は、この度、製薬企業及び研究施設・医療機関に向けて、省エネルギー性能の向上と、より精緻な温度制御を追求した大型ノンフロン薬用冷蔵ショーケース「TwinGuard ECO」(品番:MPR-S1201XH-PJ[1,165L]/RXH-PJ[1,155L])(※1)を開発しましたので、お知らせ致します。本製品は、2024年2月に発売予定です。

バイオ医薬品やワクチン、試薬など、厳格な温度・品質管理を必要とする医薬品が増える中、それぞれの医薬品に適した温度環境を正確且つ安定的に実現できるコールドチェーンの必要性が高まっています。さらに、気候変動問題の解決に向けた二酸化炭素を中心とした温室効果ガス削減の取り組みとして、高い省エネルギー性能を持つ環境配慮型製品の充実が求められています。

この度開発した「TwinGuard ECO」は、医療機関や創薬・ライフサイエンス研究で使用される冷蔵医薬品や貴重な試料をより安心して長期保存できるだけでなく、冷媒のノンフロン化と消費電力の抑制を通じて地球環境の負荷低減にも貢献する大型ノンフロン薬用冷蔵ショーケースです。エネルギー効率が高い自然冷媒(※2)の採用と、低速での運転制御によって電力消費を抑制できるインバーター制御コンプレッサーの搭載により、年間消費電力量を従来機種(※3)との比較で70%以上(※4)削減しました。

また、独立した2つのコンプレッサーと冷凍回路を搭載した「デュアル冷却システム」により、万が一、片側の冷凍回路にトラブルが発生しても、もう一方の冷凍回路で庫内温度の上昇を防ぐことができるため(※5)、高価な医薬品や試薬の品質低下と損失リスクを低減します。さらに、インバーター制御コンプレッサーによる庫内温度変動の低減や、新サイクルデフロスト除霜機構による除霜時の庫内温度上昇の抑制などによって、庫内の温度分布の均一化を高め、より安定した保冷環境を実現します。

バイオメディカ事業部は、1966年に薬用保冷庫を国内で発売して以来、保存・培養機器を中心とした幅広いライフサイエンス機器の開発に取り組んでまいりました。今回の新製品は、薬用冷蔵ショーケースにおける冷媒のノンフロン化及び省エネルギー化の推進と、地球環境保護に寄与する製品ラインアップ拡充を目的として開発したものです。

PHC株式会社で代表取締役社長、バイオメディカ事業部長を務める中村 伸朗は、「当社は、長年にわたってライフサイエンス製品の省エネルギー性能向上を目指し、イノベーションを進めてまいりました。2022年に発売した-85℃ノンフロン超低温フリーザー『VIP ECO SMART(※6)』は、業界をリードする省エネルギー性能を持ち、世界中のお客様からご評価いただいております。この度開発した大型ノンフロン薬用冷蔵ショーケース『TwinGuard ECO』は、省エネルギー性能の向上に加えて、医薬品の長期保存をより確実にするための機能も装備し、お客様にこれまで以上に安心してお使いいただけると期待しています。当社は、PHCグループのサステイナビリティにおける取り組み(※7)を踏まえ、より省エネルギー性能に優れた製品の提供を通じて、脱炭素社会の実現に貢献してまいります」と述べています。

(※1)URL:www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/pharmaceutical-refrigerators/mpr-s1201xh
www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/pharmaceutical-refrigerators/mpr-s1201rxh
(※2)HC冷媒 (R600a)
(※3)MPR-1014との比較 
(※4)社内規格で定める条件下での測定(庫内設定温度5℃、外気温15℃/30℃、扉開閉無し、無負荷)
年間消費電力量:MPR-S1201XH/RXH 709.2kWh/MPR-1014/R 3,193.4kWh (100v, 60Hz)
(※5)製品の周囲温度や庫内設定温度等、使用環境や条件によって温度制御の精度は異なる
(※6)URL:www.phchd.com/jp/sustainability
(※7)PHCグループの「サステイナビリティサイト」:www.phchd.com/jp/sustainability

<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>

1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(コード番号6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ライフサイエンス事業を担うバイオメディカ事業部では、事業ブランド「PHCbi」を掲げ、超低温フリーザーやCO2インキュベーターをはじめとした研究・医療支援機器及びサービスの提供を通じて、約110の国と地域における研究者と医療従事者への支援に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/biomedical/about-phcbi

<PHCホールディングス株式会社について>

PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを持ち、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2022年度の連結売上収益は3,564億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
www.phchd.com/jp 

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【お問い合わせ先】
<製品サービスに関する窓口>
PHC株式会社 バイオメディカ事業部マーケティング部 岡田昌代
電話:080-4816-3259  E-mail:masayo.okada@phchd.com

<IR報道関係窓口>
PHCホールディングス株式会社 IR・広報部 荒井広子
電話:03-6778-5311  E-mail:phc_pr@gg.phchd.com

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