米オレゴン州ビーバートン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- USB技術の向上と導入を支援するUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)は本日、USB4®バージョン2.0仕様の公開を発表しました。これは、USB Type-C®のケーブルとコネクターでUSB 80Gbpsの性能を実現するメジャー・アップデートです。今回のUSB4仕様のアップデートではUSBの最大集約帯域幅が2倍になり、より高性能のディスプレイ、ストレージ、USBベースのハブやドックに恩恵がもたらされます。USB Type-C仕様とUSBパワーデリバリー(USB PD)仕様も、より高レベルになったこのデータ性能に対応するためにアップデートされました。
アップデートされた仕様は現在、製品開発者がwww.usb.orgからダウンロードして入手できるようになっています。
USB-IF理事長兼CEOのブラッド・ソーンダースは、次のように述べています。「エンジニアにとって、USB4はマルチプロトコル・トンネリングによって定義されており、アーキテクチャーが先行のUSB3.2やUSB2.0とは異なっています。この技術仕様のアップデートによってUSB4の速度とデータプロトコルの性能が向上するため、メーカーは既存のUSB 40GbpsとUSB 20Gbpsに加えてUSB 80Gbpsをエンドユーザーに提供できる製品を開発することが可能になります。」
アップデートされたUSB 80Gbpsソリューションの主な特徴は以下の通りです。
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PAM3信号のエンコーディングに基づく新しい物理層アーキテクチャーを利用して、既存の40GbpsのUSB Type-Cパッシブケーブルと新たに定義された80GbpsのUSB Type-Cアクティブケーブルで最大80Gbpsの動作を実現します。
- 非常に高性能なUSB4ベースのディスプレイを駆動するといった特定の用途でのオプションとして、USB Type-C信号インターフェースを非対称に構成すれば、一方向で最大120Gbpsを実現して他方向で40Gbpsを維持することが可能です。
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データ・表示プロトコルのアップデートにより、利用可能な帯域幅の増加をより効果的に利用できます。
- USBデータ・アーキテクチャーのアップデートにより、Enhanced SuperSpeed USBデータトンネリングで20Gbps超過が可能になりました。
- DisplayPort™ Revision 2.1およびPCI Express® Revision 4に適合しています。
- USBのすべての先行バージョンに後方互換があります。
認定USB 80Gbpsソリューションおよびケーブルを識別するためのガイドラインは、USB-IFのブランディングおよびマーケティングの新たに統一されたプログラムに従ったものとなります。なお、USBの仕様名や技術用語は、最終消費者にUSBの機能を説明する際に使用することを想定していません。USB-IF認定ロゴおよびブランディングの詳細については、www.usb.org/logo-licenseをご覧ください。
USBデベロッパーデーズ2022には、USB4、USB Type-C、USB PD仕様の最新アップデートをカバーした詳細な技術トレーニングが含まれます。予定されている以下の2つのイベントの登録情報は、www.usb.orgでご覧ください。
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USBデベロッパーデーズ – シアトル
2022年11月1日~2日
グランド ハイアット シアトル、米国ワシントン州シアトル
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USBデベロッパーデーズ – ソウル
2022年11月15日~16日
グランド ハイアット ソウル、韓国ソウル
USB-IFについて
非営利団体のUSBインプリメンターズ・フォーラムは、USB仕様で定義されたUSB技術の向上と導入に関する支援組織およびフォーラムとして設立されました。USB-IFは、そのロゴやコンプライアンスプログラムを通じて、高品質の互換性のあるUSBデバイスの開発を促進し、USBのメリットや準拠テストに合格した製品の品質の周知に努めています。製品および技術に関する最新記事など、詳細についてはUSB-IFのウェブサイトwww.usb.orgをご覧ください。
USB4®、USB Type-C®、USB-C®は、USBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)の登録商標です。PCI Express®およびPCIe®は、PCI-SIGの登録商標です。DisplayPort™は、VESAの商標です。
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