タナー・ファーマがアジーナスと提携、ボテンシリマブとバルスチリマブのグローバル・アクセスを拡大
ノースカロライナ州、シャーロット&マサチューセッツ州、レキシントン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 特殊医薬品のアクセス・ソリューションを提供するグローバル企業のタナー・ファーマは、先進的な免疫腫瘍学企業であるアジーナスと提携したことにより、ボテンシリマブ(BOT)/バルスチリマブ(BAL)へのアクセスが拡大されたことを発表しました。このイニシアチブによりマイクロサテライト安定性大腸がん(MSS CRC)やその他の進行性固形腫瘍を持つ患者は、特定患者プログラム(NPP)を通じて、臨床的根拠と医療的必要性に基づいたボテンシリマブおよびバルスチリマブを利用することが可能となります。
タナー・ファーマは、特定患者による治験薬へのアクセスが認められている地域において、患者へ提供されるボテンシリマブおよびバルスチリマブへのアクセスを管理します。この特定患者プログラムでは、患者が医師との相談のもと、すべての倫理的およびコンプライアンス基準に従った状態で、規制当局の承認前でもボテンシリマブおよびバルスチリマブを使用することができます。
ボテンシリマブとバルスチリマブは、MSS CRCや免疫療法に対して従来耐性を示してきた腫瘍などの難治性がんを標的とするために設計された、治験段階の免疫療法です。臨床結果では、MSS大腸がん患者における新補助療法としての完全病理学的反応や、複数のがん種にわたる持続的な腫瘍反応が示されています。これらの結果は、ボテンシリマブおよびバルスチリマブが、治療が困難ながん患者に対する新たな標準治療となることが期待される治療選択肢であることを表しています。
タナー・ファーマについて
タナー・ファーマ・グループは、特殊医薬品におけるグローバル・アクセス・ソリューションの提供を専門としています。同社は特定患者プログラム、コンパッショネート使用、拡大アクセスプログラムを通じて、患者や医療提供者と必要不可欠な治療法をつなげ、倫理的および規制上の遵守を最優先にしています。
アジーナスについて
アジーナスは、がん免疫療法によるメリットの拡大に尽力する、先駆的な免疫腫瘍学企業です。同社は1994年に設立され、抗体治療薬、細胞療法、アジュバント等、多様な免疫療法剤のポートフォリオを保有しています。また、マサチューセッツ州レキシントンに本社を構え、創薬から商業製造までの一貫した開発能力を有しています。詳細についてはwww.agenusbio.comをご覧いただくか、@agenus_bioをフォローしてください。
投資家にとって重要となる可能性のある情報は、当社のウェブサイトおよびソーシャル・メディアで定期的に公開されます。
ボテンシリマブ(BOT)について
ボテンシリマブ(BOT)は、抗腫瘍免疫応答を強化することを目的に設計されたヒトFc強化型CTLA-4阻害抗体で、特に従来の治療に反応しない腫瘍に対して効果を発揮します。また、T細胞を活性化し、腫瘍内の制御性T細胞を抑制するとともに、ミエロイド細胞を活性化して長期的な免疫記憶を誘導します。ボテンシリマブは、単独またはバルスチリマブ(BAL)との併用で、さまざまながんにおいて有望な臨床反応を示しています。
ボテンシリマブの臨床試験に関する詳細は、www.clinicaltrials.govをご覧いただき、識別番号 NCT03860272、NCT05608044、NCT05630183、NCT05529316 をご確認ください。
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