ミシガン州、サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インテリジェントな電力管理企業であるイートンは、ミュンヘン・エレクトリフィケーションとの提携により、電動車両向けバッテリー構成スイッチ(BCS)の開発と販売を開始することを発表しました。このデュアルストリングバッテリーパック用400ボルト/800ボルト対応の革新的な双安定デバイスは、並列および直列の再構成を可能にし、800ボルト車両が400ボルトの充電器で効率的に充電できるようにします。さらに、この新しいソリューションは従来の技術に比べ、さまざまなメリットを提供します。
イートンのeモビリティ部門社長であるマーク・シュナイダーは、次のように述べています。「イートンでは、電動モビリティソリューションの開発における豊富な経験を活かし、最先端のバッテリー管理システム開発を専門とするミュンヘン・エレクトリフィケーションとの提携で、この有望な新技術を展開しています。市場には多くの800ボルト車両がありますが、多くの充電ステーションは400ボルトの電力しか供給できません。BCSは、拡大されたDC充電ネットワークへのアクセスを望む消費者へ、より柔軟な充電環境を提供することが可能です。」
イートンのBCSは、自動車、軽商用車、UTV向けに設計されており、最大12個のバッテリー切断ユニット部品の削減を可能にします。これにより、システムの簡素化、パッケージングおよび組み立ての効率化が実現されます。また、BCSは接触抵抗を最小限に抑え、従来のコンタクタが必要とする接触点の数を削減することで、全体的なシステム効率と性能を向上させます。
より高いEV安全基準を確保するために、BCSは機械的インターロックを備えており、衝突やソフトウェアのバグ、コンタクタの故障によるバッテリーパックの短絡を防ぎます。また、電子制御ユニットが電力を失った場合でも、BCSは安定した状態を維持できます。その双安定の特性により、従来のコンタクターの保持電流を排除し、通常の操作中における効率の向上が可能です。また、さまざまな故障モードに対して安全な状態を維持することで、低電圧障害への耐性も備えています。
ミュンヘン・エレクトリフィケーションの常務取締役であるウーヴェ・ヴィーデマン氏は、次のように述べています。「当社の優れた研究開発チームによって開発されたこの画期的な新技術に関して、イートンと共同発表できることを非常に嬉しく思います。私たちは、ミュンヘン・エレクトリフィケーションのEVバッテリー業界における革新の実績と、イートンの電気スイッチおよび自動車製造の専門知識を組み合わせることで、お客様が直面する最大の課題を共に解決しています。」
イートンのBCS技術やその他の車両電動化ソリューションに関する詳細も是非ご覧ください。
イートンは、環境の保護とあらゆる人々の生活の質向上に専念している、インテリジェントな電力管理企業です。私たちは、データセンター、公共事業、産業、商業、機械製造、住宅、航空宇宙、モビリティ市場用の製品を提供しています。正しいビジネスの遂行や持続可能な運営、現在から未来にわたって顧客が電力を管理できるようにするという使命に基づいて活動しています。電化とデジタル化の世界的な成長トレンドを活かし、地球の再生可能エネルギーへの移行を加速させるとともに、世界が直面する最も緊急な電力管理の課題を解決し、今を生きる人々と来るべき世代のために、より持続可能な社会を構築しています。
イートンは1911年に設立され、100年以上にわたりニューヨーク証券取引所に上場しています。2023年には232億ドルの利益を報告し、160か国以上にわたって顧客にサービスを提供しています。詳しくはwww.eaton.comをご覧ください。LinkedInでのフォローもお待ちしています。
ミュンヘン・エレクトリフィケーションについて
ミュンヘン・エレクトリフィケーションは、革新的なバッテリー管理ソリューションのリーディングプロバイダーであり、持続可能なバッテリー管理システムとエレクトロニクスの開発を企業DNAに有しています。同社は、ソフトウェアおよび電子機器開発において最先端の手法を提供しており、有名な自動車メーカーで勤めた経験を誇る、24か国の熱意ある専門家による豊富な知識を備えています。ミュンヘン・エレクトリフィケーションは、革新への取り組みと可能性の限界を押し広げる情熱を持って、電動化された自動車業界およびその他分野における独自の大手サプライヤーとなることを目指しています。
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