カリフォルニア州ウェストレイクビレッジ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 持続可能なグリッドスケールエネルギー貯蔵ソリューションをリードする企業、エナジー・ボールト・ホールディングス(NYSE:NRGV)(以下「エナジー・ボールト」または「当社」)は本日、2023年12月に如東県のEVxシステムの中国国家送電網との相互接続と逆電力運用が実現した一方で、中国国内でさらに3基のグリッドスケールEVx™重力式エネルギー貯蔵システム(GESS)の展開に着工したことを確認しました。エナジー・ボールトのパートナーである中国天楹(CNTY)とアトラス・リニューアブルは現在、中国で9基、合計3.7GWhのEVx GESSを展開しており、将来的にはエナジー・ボールトに対してそれぞれの事業からロイヤリティ収入がもたらされることになります。
2023年、エナジー・ボールトのパートナーであるCNTYとアトラス・リニューアブルは、複数の新規EVx事業に着工し、現地で正式発表を行いました。これらの事業はすべて、エナジー・ボールトのウェブサイトの「投資家」タブから確認することができます。17MW/68MWhのEVx GESS事業は甘粛省張掖市で展開されており、再生可能エネルギー発電所と国家送電網相互接続所に隣接する立地です。50MW/200MWhのEVxは甘粛省酒泉市金塔県に置かれ、25MW/100MWhのEVxは河北省張家口市懐来県存瑞鎮で展開されています。後者の2事業については、中国で展開されている他の4事業と共にすでに発表済みで、再生可能エネルギー発電所と国家送電網の相互接続所に隣接して建設されています。完成後は、このシステムが再生可能エネルギーの貯蔵と供給を通じて、中国の国家送電網の継続的なバランス確保を強化・サポートしていくことになります。
エナジー・ボールトの重力式エネルギー貯蔵技術の採用が中国の国家エネルギー政策の枠組みの中で広がりつつあることの証として、如東県と張掖市のEVxシステムが最近、中国国家能源局(NEA)による「新エネルギー貯蔵パイロット実証プロジェクト」に分類される事業の中に今年1月に選定され、正式に発表されました。実証パイロットに選定されたプロジェクトは、省レベルのエネルギー当局による管理監督強化の対象となり、建設、データ報告、コンプライアンス、安全対策などの重点課題に関する進捗のサポートを受ける調整が可能になるというメリットがあります。今回の認定は、再生可能エネルギー源に対する需要の急拡大を浮き彫りにしており、世界の中でも特に中国の脱炭素化という重要な任務において重力式エネルギー貯蔵が不可欠な役割を担っていることを強調しています。中国のエネルギー政策では現在、再生可能エネルギー発電所は銘板発電容量の20%の蓄電の持続時間を少なくとも2~4時間で統一する必要があります。こうしたエネルギーの貯蔵期間は、グリッド電力に占める再生可能エネルギー発電の割合が大きくなるにつれて、次第に長くなると予想されます。
「世界最大のエネルギー貯蔵市場であり、エネルギー貯蔵に関する国家エネルギー政策の枠組みの中で新規事業の画期的な発表やその他のマイルストーンによって支えられている中国において、エナジー・ボールトの重力式エネルギー貯蔵技術の市場導入が進んでいることを嬉しく思います」とエナジー・ボールトの会長兼最高経営責任者のロバート・ピコニは述べています。「今後数週間から数か月にかけて、試運転や新規プロジェクトの活動が急ピッチで進んでいきますが、さらなる実績や事業の進展についてお伝えできることを楽しみにしています」
エナジー・ボールトの最高技術責任者のアンドレア・ペドレッティは次のように話しています。「如東県のEVx施設で数日過ごしただけですが、CNTYとそのパートナーから寄せられる現地に関する技術、研究開発、建設の専門知識には感心するばかりです。あらゆる機械システムを対象とする社内や現地の製造能力もそうですが、当社のEVxと、より広い意味で重力式エネルギー貯蔵技術を中国国内で迅速に展開するための素晴らしいパートナーを得たと思っています」
2023年後半に如東県で25MW/100MWhのEVx GESSの試運転を開始し、すでに発表されていた通りに2023年9月にグリッド相互接続のプロセスを開始した後、昨年後半の地元政府の送電網当局との計画通り、当システムは2023年9月に既存のリモートエンド変電所までの最後の4kmの35kV架空送電線の敷設を完了し、2023年12月に前述の通り送電網への完全相互接続を達成しました。国家送電網との正式な相互接続が昨年12月に実現したのに先立ち、構造物のキャッピングはそれ以前の2023年10月15日に無事に完了し、同施設の竣工を迎えています。
国家送電網への商業運転を開始するための省および国家からの最終的な認可が下りた場合、如東県のEVxは世界初の実用規模の商用非揚水式重力蓄電システムとなります。如東県のEVxの展開に関する最新の詳細情報は、3月12日(火)に発表予定のエナジー・ボールトの第4四半期および2023年通期の決算報告の中にも掲載される予定です。
エナジー・ボールトについて
エナジー・ボールト(Energy Vault®)は、持続可能なエネルギー貯蔵に対する世界のアプローチを変革すべく設計された、実用規模の蓄電ソリューションを開発・展開しています。当社の包括的な製品には、専売の重力式蓄電、バッテリー蓄電、グリーン水素蓄電技術などがあります。どの貯蔵ソリューションも、ハードウェア技術に依存しないエネルギー管理システム・ソフトウエアと統合プラットフォームによってサポートされています。業界唯一の要素としては、エナジー・ボールトの革新的な技術ポートフォリオは、カスタマイズされた短期・長期の蓄電ソリューションを提供し、電力会社、独立系発電事業者、大規模な産業用エネルギーユーザーが電力の信頼性を損なうことなく、平準化エネルギーコストを大幅に削減できるよう支援することが挙げられます。エナジー・ボールトが提供するEVx重力蓄電技術は、廃棄物を統合して有効に再利用することができる環境に優しい材料を使用し、循環型経済への移行を促進し、お客様の世界的なクリーンエネルギーへの移行を加速します。詳しくは、www.energyvault.comをご覧ください。
将来の見通しに関する記述
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