ニューヨーク & フィラデルフィア--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 10社中7社の企業変革の取り組みは経営陣の期待を満たしておらず、多くの企業が経営幹部職として新たに最高変革責任者を加えています。これは、プロジェクトマネジメント協会のブライトライン・イニシアチブがアクセンチュア(NYSE:ACN)と共同で作成した新しい報告書による知見です。
「最高変革責任者:企業変革の主導者が重要である理由、期待される行動、成功の必要条件」(Chief Transformation Officer: Why Transformation Leaders Matter, What They (Should) Do, and What They Need to Succeed)は、企業がどのように変革を推進しているのかを検証しています。企業変革は、遠大なビジョンと実行上の実務、入念さと適応、競争と協調、継続的取り組みと日程に応じた取り組み、価値観の堅持と新たな模索といった矛盾する要求を抱えていることが普通です。
25カ国18業種にまたがる変革の主導者350人以上への調査に基づいた報告書は、変革に成功した企業に以下の3つの共通項があると指摘しています。
- 十分に明確化された変革ビジョン
- 常設的な変革オフィス
- 最高経営責任者(CEO)に直属する最高変革責任者
ほぼ全員(95%)の回答者が最高変革責任者は変革目標の達成に不可欠であると同意しており、回答者の90%以上が常設の変革オフィスは戦略と実践の間のずれを少なくし、複数のイニシアチブの調整を円滑にすると考えています。この2つが揃うことで、こうしたイニシアチブは、臨時のチームが行う場合よりも大きな価値を生み出します。
アクセンチュアのグローバル技術戦略・助言リードのグレッグ・ダグラスは、次のように述べています。「変革オフィスと幹部職での最高変革責任者の増加は、イノベーションを支えて成長を持続させるには大胆で相互作用的な変革イニシアチブが必要であると、企業が認識していることを示すものです。こうしたプログラムの成功は、主導者が全社的な変革を実行に移してその過程で信用と信頼を構築する戦略的なビジョンを持っているかにかかっています。」
報告書は、最高変革責任者が卓越しているべき能力と、成功へ導く条件にスポットを当てています。調査によれば、企業変革の主導者は、技術、ビジネス・インテリジェンス、事業開発、戦略立案、プロジェクト管理に及ぶ幅広い経験を有しています。さらに、その多くが組織での勤務期間が長いため、多くの部門と経営幹部からの信頼を得ており、あらゆる関係者にビジョンを伝える上で有利な立場にあることを示唆しています。
PMIのブライトライン・ポートフォリオ・リーダーのTahirou Assaneは、次のように述べています。「COVID-19パンデミックが始まってから経験してきたとおり、急速で、時に予測不能な変化に対応する組織の能力が、差別化の鍵を握っています。最高変革責任者の役割に投資し、その重要性を認めている企業は今後、絶えず進化しているビジネス環境で生き残るだけでなく発展していく上で、優位な立ち位置を得ることができるでしょう。」
現在の変革の取り組みの成功を測る場合に企業が挙げた上位3個の基準は、収益、生産性、コスト削減です。しかし2025年を見越した場合を尋ねると、回答者が成功の基準として上げた上位の項目は顧客体験、環境、チームの多様性、包摂的体制といった財務に関係しないものとなっています。成功の基準に対して現在と将来で見方が異なることは、財務成果の実現に対する圧力が、変革の長期的な価値に取り組みを集中させられない原因となる可能性を示唆しています。大規模で複雑な変革の主導者が強調したのは、ありとあらゆる取り組みを明確に変革目標と一致させる必要があるという点です。
詳細については、こちらをご覧ください:https://www.brightline.org/resources/the-chief-transformation-officer/
アクセンチュアについて
アクセンチュアは、デジタル、クラウド、セキュリティーで先進的能力を持つ世界的なプロフェッショナル・サービス企業です。40以上の業界に関する比類のない経験と専門スキルを組み合わせ、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズのサービスとアクセンチュア ソングを、世界最大級の先端テクノロジー・センターとインテリジェント・オペレーション・センターのネットワークを活用して提供しています。71万人の社員が日々、テクノロジーと人間的才覚を通じて理念を実践し、120カ国以上のお客さまにサービスを提供しています。アクセンチュアは、変化の力を受け入れ、お客さま、社員、株主、パートナー、地域社会のために、価値と共通の成功を生み出します。当社については、accenture.comをご覧ください。
プロジェクトマネジメント協会(PMI)について
プロジェクトマネジメント協会(PMI)は、プロジェクト管理のための主要な専門職団体であり、数百万人のプロジェクト専門職とプロジェクト管理のスキルを使用する個人から成る拡大中の世界的コミュニティーの権威となっています。こうした専門職と「チェンジメーカー」は全体として、世界の企業、コミュニティー、社会に対するより良い成果を一貫して生み出しています。PMIは、アイデアを実現する力を人々に与えています。PMIは、グローバルな提唱活動、ネットワーキング、協業、調査、教育を通して、組織やキャリアのあらゆる段階の個人が、よりスマートに仕事ができるようにし、変化の世界で成功を推進できるようにします。1969年に設立されたPMIは、世界のほぼすべての国で非営利で「目的のために」活動する組織であり、キャリアを向上させ、組織の成功を強化し、プロジェクト専門家とチェンジメーカーに新しいスキルと働き方を提供して、その影響力を最大化することを目指しています。PMIが提供するサービスには、世界的に認められた基準、資格認定、オンライン講座、ソートリーダーシップ、ツール、デジタル出版物、コミュニティーが含まれます。https://www.pmi.org/、www.projectmanagement.com、https://www.linkedin.com/company/pminstitute、www.facebook.com/PMInstitute、ツイッターをご覧ください。
PMIブライトライン・イニシアチブについて
ブライトラインは、プロジェクトマネジメント協会(PMI)と世界的重要組織によるイニシアチブであり、経営幹部が戦略設計と戦略実行の間の高負担で非生産的な溝を埋められるよう支援することに特化しています。ブライトラインは知見とソリューションを提供し、リーダーが戦略イニシアチブ管理を通じて組織のビジョンを実現できるよう支援します。
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