Fibocomがメディアテック製チップセット・プラットフォームに基づいた5Gモジュールのエンジニアリング・サンプルを提供する最初の企業に

FibocomがCES 2021イベントで最新の5Gモジュール「FG360」を発表。このモジュールは、5Gのサブ6GHz 2CCキャリア・アグリゲーションの200MHz周波数と5G+WiFi-6接続に対応し、高速で低遅延の5Gネットワーク体験を提供する。モジュールのエンジニアリング・サンプルは、1月に提供可能。Fibocomは、メディアテック製チップセット・プラットフォームに基づいた5Gモジュールのエンジニアリング・サンプルを業界で初めて提供。(写真:ビジネスワイヤ)

中国・深セン--()--(ビジネスワイヤ) -- IoT(モノのインターネット)向け無線ソリューションと無線通信モジュールを提供する世界的大手Fibocom(証券コード:300638)は、最新の5G LGAモジュール「FG360」をCES 2021イベントで発表します。このモジュールはメディアテック製チップセット・プラットフォームに基づいており、2つのバージョンが提供されます。EMEA/APAC市場向けにFG360-EAUを、北米市場向けにFG360-NAを発売します。

FG360は高集積度、高データレート、優れたコスト性能を持つ5Gモジュールです。設計のベースとなっているメディアテックのT750チップセット・プラットフォームは7nmのコンパクト設計を採用し、5G NR FR1モデム、クアッドコアのArm Cortex-A55プロセッサー、豊富な必須ペリフェラルがすべて1つのチップセットに統合されています。FG360モジュールの高度な集積により、顧客は最高の性能を持つ製品を最適なコストで設計できます。

FG360は、5Gのサブ6GHz 2CCキャリア・アグリゲーションの200MHz周波数に対応し、周波数帯リソースの利用を改善しているため、広い5Gカバー範囲を確保できます。FG360は、SAピークレートでダウンリンク最大4.67Gbps、アップリンク最大1.25Gbpsをサポートすることができ、顧客の5G無線体験を強化します。またFG360は、5G 4×4や2.4G 4×4、そして5G 2×2および2.4G 2×2のデュアルバンドWiFi6など、複数のWiFi接続をサポートできるため、スマート端末は高速5GとWiFi6接続がもたらす恩恵をフルに活用できます。

FG360は、高速な伝送速度、大きな伝送容量、低遅延のネットワークを実現します。5G SAとNSAのネットワーク・アーキテクチャーに対応し、5G NR、LTE、WCDMAの標準と互換性があるため、5G構築の初期段階における顧客投資の懸念を排除し、迅速展開への商業ニーズにも対応できます。FG360は、USB3.1、PCIe3.0、SPI、SDIO、GPIO、UARTなどの豊富なインターフェースと、2.5GbpsのSGMIIインターフェースを2つ搭載し、さまざまなLAN構成が可能です。

高集積化された5GモジュールのFG360は、次世代の5G接続を実現することを目指しています。事業者が短期間で広範なサービス提供エリアを達成し、5G CPE、ゲートウエイ、ルーターを通じて、ファイバーのような固定無線アクセス(FWA)サービスを提供できる完全なソリューションです。FG360モジュールを活用することで、5G FWAサービスはDSL、ケーブル、ファイバーサービスが限られている地域で廉価なブロードバンドの代替手段を提供し、発展途上地域の消費者や企業が高速無線ネットワークを利用できるようにします。

FG360のエンジニアリング・サンプルは2021年1月に提供し、製品の量産は2021年第3四半期に開始できる見通しです。Fibocomは、メディアテック製チップセット・プラットフォームに基づいた5Gモジュールのエンジニアリング・サンプルを業界で初めて提供します。

Fibocomについて

1999年に設立されたFibocomは、IoT(モノのインターネット)無線ソリューションと無線通信モジュールを提供する世界的大手です。当社は、以前に増してデジタル化が進む業界と、社会全体の充実したスマートライフのために、信頼できる廉価で安全でインテリジェントな無線ソリューションを、あらゆるIoTアプリケーション用途向けに提供すべく努力しています。Fibocomは2017年に、中国で最初に株式上場(証券コード:300638)した無線モジュール・プロバイダーになりました。

当社は、技術的に高度で高性能な5G、4G、NB-IoT/eMTC、3G、2G、スマート、オートグレード、GNSS、Wi-Fi/BT無線モジュールを提供しています。Fibocomの無線ソリューションを技術的に組み込むことで、IoTデバイスはスマートで遠隔管理が可能となり、デバイスとオペレーション・センター間で安定したデータ伝送を行うことができます。当社は、スマートリテール、ACPC(常時接続PC)、インダストリー4.0、スマートグリッド、スマートホーム、スマート農業、スマートシティ、遠隔医療、検針、スマート・セキュリティー監視、インテリジェント・コネクテッドカーなどを中心に、あらゆる業界のインテリジェントな未来を支援しています。当社は、フォーチュン・グローバル500企業を含む多数の長期的な業界顧客を持ち、それが当社の急速な発展を支える重要な原動力になっています。

Fibocomは中国・深センに本社を置き、深センと西安の両方に研究開発センターを有しています。当社は、中国、米大陸、EMEA、アジア太平洋地域に30以上の子会社と地域オペレーション・センターがあり、グローバルに展開しています。現在、世界に1000人以上の従業員を抱え、100以上の国・地域で製品とサービスを提供しています。

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Delia Zhu
market@fibocom.com
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