-

ビザ、「Visa Payments Forum」でインテリジェントかつプログラマブルなコマースを支えるAI、ステーブルコイン、トークン分野の新たなイノベーションを発表

新たなAgent Scoring、Agentic Registry、Large Transaction Modelの各機能に加え、ステーブルコイン精算とトークンの機能強化により、次世代のデジタルコマースを支援

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Visa Payments Forum 2026で、ビザ(NYSE:V)は、顧客が次世代のコマースを実現できるよう支援するために設計された、AI、ステーブルコイン、トークンの新たな機能を発表しました。これらのイノベーションには、ますます高速化、自動化、インテリジェント化するコマース体験に合わせて、信頼、セキュリティー、コントロールも進化させるというシンプルな目標が反映されています。

基調講演では、ビザの最高製品・戦略責任者であるジャック・フォレステルが、人工知能とステーブルコインという2つの根本的な変化が、資金移動のフロントエンドとバックエンドの双方をどのように変革しているか、また、顧客がこうした変革に参画できるようビザがどのように支援しているかを説明しました。

フォレステルは、次のように述べました。「AIはコマースのフロントエンドを変革しています。ステーブルコインはバックエンドを再構築しています。ビザの役割は、エコシステムのすべての参加者にとって、こうした仕組みが安全かつ確実に、グローバル規模で機能するようにすることです。」

AIでコマースのフロントエンドとその構築プロセスを支える

ビザは、特にAIエージェントが消費者や企業に代わって行動するケースが増える中、AIが取引の開始、承認、信頼性の確保のあり方を変えると同時に、新たなコマース体験の設計、開発、提供を加速させていることを詳しく説明しました。

同社のエージェンティック・コマース向けプラットフォーム「Visa Intelligent Commerce」は、AIエージェントが安全に取引機会を見つけ、取引を開始・完了するために必要な信頼性、管理機能、接続性を提供します。

この変化を支えるため、ビザはエコシステム全体にわたり、主要なAIプラットフォームとの提携、新たな加盟店向け機能の提供、エージェント主導の取引の透明性と信頼性を確保するインフラストラクチャーの構築に取り組んでいます。具体的には、次のとおりです。

  • Agent Score:New Generationと共同で開発されたこの機能により、加盟店は、自社ウェブサイトがエージェンティック・コマースに対応できる状態にあるかどうかを評価できます。具体的には、AIエージェントが自社ウェブサイトを操作し、内容を理解してタスクを完了できるかどうかを確認できます。
  • Agentic Directory:加盟店は、自社サイトで取引を行うエージェントのうち、どのエージェントを信頼できるかを把握する必要があります。一方、エージェント側も、やり取りの相手が正当な加盟店であるという確信を持つ必要があります。このディレクトリーには、ビザがエージェンティック・コマースの正当な参加者であると確認したエージェントと加盟店が含まれています。
  • OpenAIとのパートナーシップ:OpenAIとの戦略的提携により、エージェンティック・コマースにおける安全なビザ決済を実現し、OpenAIの各種サービスでシームレスかつ信頼できる決済を可能にします。このパートナーシップを通じて、ビザはグローバルネットワーク、クレデンシャル付与機能、セキュリティー・インフラストラクチャーを提供してエージェンティック・コマース体験を支え、消費者と企業が安心してやり取りし、取引できるようにします。
  • Large Transaction Model:不正検知を改善しつつ、承認処理のパフォーマンスを高め、誤った取引拒否を減らすために、数十億件の取引データで学習したAIモデルです。不正検知の強化と、承認処理のパフォーマンス向上および誤った取引拒否の削減との両立は、業界が長年苦慮してきた課題です。

ビザはまた、Crypto Labsと開発チームが開発中の初期コンセプトを披露しました。その1つが、AIエージェントがビザのトークン化されたクレデンシャルを使用し、ターミナル上で直接デジタルサービスの代金を支払えるコマンドライン・インターフェースの概念実証です。

フォレステルは、次のように述べました。「今後、新たなものの創出や取引では、AIツールを使用する開発者が主導するケースが増えると考えています。私たちは、コマンドラインで支払う際にカードが最適な手段となるよう、業界と連携しています。」

AI主導型コマースに向けたトークンの強化

ビザは、デジタルコマースで使用されるクレデンシャルに、より多くのデータ、コンテキスト、信頼性の裏付けを組み込むことに重点を置いた、トークンの大幅な機能強化を発表しました。

トークンにはすでに、デジタル決済向けに専用に設計された安全性の高いデータセットが含まれています。コマースが新たなチャンネルやエージェントへと広がる中、ビザは、取引の種類、トークンの使用場所、支払者について、より詳細な情報を提供できるようデータを拡充しています。

もう1つの重要な進展は、トークンの信頼性を示すシグナルですトークンの使用状況は、プロビジョニングと行動履歴に基づき、ライフサイクル全体にわたって評価されます。これにより、各取引の信頼性を裏付けるシグナルが生成されます。

これらの強化により、イシュアは承認判断の材料となる、より有力なシグナルを得られます。これにより、消費者のフリクションを最小限に抑えながら、加盟店での誤った取引拒否を減らすことができます。

AI主導型コマース向けに設計されたこれらの機能強化により、アイデンティティ、権限、行動シグナルがクレデンシャルにさらに深く組み込まれます。これにより、AIエージェントが自律的に開始する取引を含め、取引がデバイス、チャンネル、ユースケースをまたいでも、取引に伴う信頼性が維持されます。

ステーブルコインで資金移動のバックエンドを刷新

ビザはまた、ステーブルコインとブロックチェーン基盤のインフラストラクチャーを活用した精算と価値移転の刷新について、進展を報告しました。

  • トークン化預金:ビザは、銀行が従来の預金をプログラマブルで常時利用できるデジタルマネーに変換できるようにするテクノロジー層を構築すると発表しました。これにより銀行は、資金を銀行のバランスシート上に維持しながら、ステーブルコインと同等の速度と柔軟性を実現できるようになります。
  • ステーブルコイン精算ビザは、複数の地域、ブロックチェーン、通貨にわたり、ステーブルコイン精算の実証実験を拡大しています。2025年初頭に実施した初回のステーブルコイン精算の実証実験を踏まえ、VisaNetを通じたステーブルコインの移動額は数十億米ドルに達しており、2026年3月時点の年換算ペースは約70億米ドルです。発行銀行はすでにビザとの間で週7日のオンチェーン精算を行っています。ビザは、週7日の精算の対象をアクワイアラにも拡大し、エコシステム全体の柔軟性を高め、精算頻度を増やすことにも取り組んでいます。
  • ステーブルコイン対応カードビザは引き続きステーブルコイン対応カード・プログラムを拡大しており、消費者と企業は、Visa加盟店であればどこでもステーブルコイン残高を支払いに利用できます。世界で160を超えるプログラムが提供中または開発中であり、普及の加速が見込まれます。

業務を中断せずに顧客のシステム刷新を支援

これらのイノベーションを通じて、ビザは、顧客に共通する認識を強調しました。すなわち、刷新は不可欠である一方、システム全体を置き換えることは現実的ではないということです。ビザは、既存のインフラストラクチャーと統合できるモジュール式のクラウドネイティブな機能によってこの課題に対応し、銀行、フィンテック企業、アクワイアラ、加盟店が、それぞれのペースで刷新を進められるようにしています。

  • イシュア向けには、ピスモのコアバンキング・プラットフォームが、柔軟でリアルタイムのバンキングおよび処理機能を提供し、従来型システムからの段階的な移行を可能にします。
  • アクワイアラと加盟店向けには、「Unified Checkout」が単一のオーケストレーション層を通じてカード決済とカード以外の決済の双方を一元的に受け付ける仕組みを提供し、AI主導型取引を含む進化するコマースモデルに対応します。「Visa Intelligent Authorization」は、リアルタイムのネットワークシグナルと高度なモデルを活用して、アクワイアラとその加盟店が承認率を最適化し、本来であれば拒否される可能性のある追加利用額を取り込めるよう支援します。

コマースの進化を主導

Visa Payments Forumでの一連の発表は、明確なビジョンを示しています。ビザは、AI、プログラマブルマネー、先進的なインフラストラクチャー、世界規模の信頼を結び付けるプラットフォームとなりつつあり、顧客が今すぐ成果を上げ、次の展開に備えられるよう支援します。

フォレステルは、次のように述べました。「歴史を振り返ると、大規模展開に至らなかったイノベーションは数多くあります。成功を決めるのは、信頼、セキュリティー、グローバルな展開力です。それこそが、コマースの新たな時代が訪れるたびにビザが提供するものであり、未来に向けて構築しているものでもあります。」

ビザについて

ビザ(NYSE:V)はデジタル決済の世界的リーダーであり、200以上の国と地域で、消費者や加盟店、金融機関、政府機関の間の取引を促進しています。ビザの使命は、革新性、利便性、信頼性、安全性に最も優れた決済ネットワークを通じて世界を結び、個人や企業、経済に繁栄をもたらすことです。ビザでは、世界各国で誰もが受け入れられる経済は、世界中の人々の生活を向上させると信じています。そして、資金移動の未来へのアクセスがその基盤であると考えています。詳細情報については、 Visa.com.

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media Contacts
Conor Febos - press@visa.com
Jackie Dresch - press@visa.com

Visa Inc.

NYSE:V


Contacts

Media Contacts
Conor Febos - press@visa.com
Jackie Dresch - press@visa.com

More News From Visa Inc.

ビザ、OpenAIと提携し次世代AIコマースを牽引

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)は本日、OpenAIとの戦略的協業を発表しました。この協業により、エージェント型コマースにおける安全なVisa決済を可能にし、OpenAIのプラットフォーム上でシームレスかつ信頼性の高い決済体験を提供します。両社は、サンフランシスコで開催されたVisa Payments Forumでこの発表を行いました。今回の提携を通じて、ビザはグローバルネットワーク、クレデンシャリング機能、セキュリティインフラを提供し、消費者と企業が安心して対話し、取引できるエージェント型コマース体験を支えます。 この協業は、安全な決済機能を新たなデジタル環境へと拡張することを目指す、より広範なVisa Intelligent Commerceイニシアチブの一環です。ビザとOpenAIは今後、AIがデジタルインタラクションにおける重要なインターフェースへと進化し続ける中、Codexを活用した開発者向け体験や、より自動化された対話型ワークフローなど、幅広い企業向けアプリケーションの可能性を共に探っていきます。 この提...

ビザとブレール、機関向け決済におけるプライバシー保護型ステーブルコイン決済を検討

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)は、ブレール(Brale)との協業を発表しました。両社は、ブレールが発行する米ドル裏付け型ステーブルコイン「SBC」を用い、Canton Network(カントン・ネットワーク)上でステーブルコインベースの決済を検討します。この概念実証では、プライバシー保護機能を備えたブロックチェーン・インフラが、金融機関や決済事業者による機密性の高い決済取引データの閲覧範囲の管理を可能にしながら、より迅速でプログラム可能な決済をどのように支援できるかを評価します。 ビザは2021年にステーブルコイン決済への対応を開始して以降、その機能を継続的に拡大し、VisaNetにおける決済義務を対応するステーブルコインで決済できるようにしています。今回の協業で中心的な焦点となるのは、カントン・ネットワークのプライバシー・アーキテクチャーです。ステーブルコインの採用が広がる中、金融機関は、厳格なプライバシーおよびコンプライアンス要件を満たしながら、ブロックチェーンベースの決済をどのように活用できるかを検討していま...

ビザ、「Visa Accounts Receivable Manager」との統合で「Visa Commercial Solutions Hub」を拡張

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)は、デジタル決済のグローバルリーダーとして、「Visa Commercial Solutions Hub」(VCS Hub)の拡張を発表しました。今回の拡張により、バーチャルカード・プログラムの規模拡大に向けたカード発行会社とサプライヤーの接続がさらに強化されます。「Visa Accounts Receivable Manager」(Visa AR Manager)との新たな統合を通じて、対象となるカード発行会社は、運用上の摩擦を軽減し、法人カード・プログラムの成長を加速させるよう設計されたエンドツーエンド処理を組み込み機能として利用できます。 バーチャルカードは商業決済において最も急成長している決済手段の1つですが、その規模拡大は依然として複雑です。カード発行会社はサプライヤーとの接続が分断されがちである一方、サプライヤー側には手作業による照合や一貫性のない決済フローが残っています。VCS HubでVisa AR Managerを利用できるようにし、カード発行会社とサプライヤーのネッ...
Back to Newsroom