ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シュルンベルジェ・リミテッド(NYSE:SLB)は本日、2017年第3四半期の業績を発表しました。
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | ||||||||||||||
四半期 | 変化率 | |||||||||||||
2017年9月30日締め | 2017年6月30日締め | 2016年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | ||||||||||
売上高 | $7,905 | $7,462 | $7,019 | 6% | 13% | |||||||||
税引き前営業利益 | $1,059 | $950 | $815 | 11% | 30% | |||||||||
税引き前営業利益率 | 13.4 | % | 12.7 | % | 11.6 | % | 66 bps | 178 bps | ||||||
純利益(損失)(GAAPベース) | $545 | $(74 | ) | $176 | n/m | 209% | ||||||||
純利益(特別費用・利益を除く)* | $581 | $488 | $353 | 19% | 65% | |||||||||
希薄化後1株当たり利益(1株当たり損失)(GAAPベース) | $0.39 | $(0.05 | ) | $0.13 | n/m | 200% | ||||||||
希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)* | $0.42 | $0.35 | $0.25 | 20% | 68% | |||||||||
* これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 | ||||||||||||||
n/m = not meaningful
(非適用) |
シュルンベルジェのポール・ギブスガード会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「第3四半期の売上高は前四半期から6%増加し、税引前営業利益は11%増加しました。これにより、キャメロンの統合費用を除いた1株当たり利益は0.42ドルとなり、第2四半期から20%増加しました。」
「第3四半期の活動増加は、再び北米陸上市場が後押ししました。北米陸上市場では、リグカウントの増加が減速したものの、当社は、水圧破砕および掘削サービスの両方で再び市場シェアを獲得しました。ロシア、北海、アジアでも活動は前四半期から大幅に増加しましたが、その他の地域での活動は第2四半期からほぼ横ばいでした。」
「技術別では、売上高増加に寄与したのは生産グループで、売上高は前四半期から15%増加しました。北米陸上事業では水圧破砕市場で引き続きシェアを獲得し、中東では非在来型資源プロジェクト活動が増加しました。油層定義グループでは、ロシアと北海でワイヤーラインの活動が好調で、売上高は1%増加しましたが、ウェスタンジーコの探査関連活動が減少したため部分的に相殺されました。キャメロン・グループでは、北米陸上事業で坑外システムの製品販売が増加し、売上高は3%増加しました。掘削グループの売上高は1%増加しました。北米陸上事業でPowerDrive Orbit *技術が完売し、メキシコとイラクでは主要な統合掘削サービス(IDS)プロジェクトが完了しました。このプロジェクトは、2018年の初めまで再開されません。」
「地域別に見ると、北米では、遊休状態の水圧破砕容量の再配備率が引き続き高まり、売上高は18%増加しました。北米陸上事業の売上高は前四半期から23%増加しました。これはリグカウントの12%増加を大幅に上回り、水圧破砕の売上高は42%増加しました。この6カ月で、北米陸上事業で稼働中の破砕設備の台数は2倍以上に増え、利用可能なほぼすべての容量を再配備しました。そのため、現場での作業全体、および流通網において一時的費用が発生し、効率が低下しました。これについては、第4四半期中に対処する予定です。米国メキシコ湾では、第3四半期も活動は低迷し、現在の顧客計画から判断して、この地域の見通しは依然として厳しいものになっています。」
「海外市場では、売上高は第2四半期からほぼ横ばいでした。欧州/CIS/アフリカでは、ロシア・中央アジア、英国・大陸欧州、ノルウェー・デンマーク地域市場で夏季の活動が活発になり、売上高は5%増加しました。中東・アジア市場の売上高は前四半期から横ばいでした。サウジアラビア・バーレーン、極東・オーストラリア、および東南アジア地域市場の売上高は増加しましたが、イラクでIDSプロジェクトが完了して売上高が減少したことで相殺されました。中南米市場では、マルチクライアント地震探査ライセンスの売上が減少し、メキシコ・中米地域市場でIDSプロジェクトが完了したことから、売上高は8%減少しました。」
「業界のマクロ経済的状況を見ると、第3四半期に世界の石油在庫が減少したことから、現在、石油市場の需給は均衡していることがはっきりと分かります。このことは、この1カ月の原油価格の上昇に反映されています。この見解は、次のような明るい兆候によって裏付けられます。第1に、現在、北米陸上市場での投資意欲は減速しているようです。これは、探鉱・生産(E&P)企業が、生産増加を目指すのではなく、投資収益やキャッシュフローの範囲での運営の必要性にますます重点を置くようになっているためです。第2に、主要なOPEC湾岸諸国やロシアの発言からは、現行の9カ月合意を超えて既存の減産を延長する可能性が示唆されています。第3に、北米陸上、OPEC湾岸諸国、ロシア以外の生産拠点における投資水準は、これまでにない低い水準を維持しており、中期的には世界的な供給の問題が発生する可能性が高まり、投資拡大の緊急性が高まっています。」
「このような市場動向が継続していることは、世界の石油在庫がさらに着実に減少していることと相まって、今後の原油価格の上昇とその後の世界的な探鉱・生産投資の増加に向けて必要な基盤を生み出しています。この業界が回復する正確な時期はまだまだ不確実ではあるものの、現在、当社の世界的事業の見通しについて、さらに積極的で楽観的になるような多くの市場要因やデータポイントが出現しています。また、注目すべきこととして、原油価格の地政的リスクプレミアムは以前はかなり大きなものでしたが、今では多くの点で供給過剰による割引に代わっています。需給バランスは目に見えて逼迫しており、世界の主要な産油地域の多くで現在の地政的緊張が高まっていることから、地政的リスクプレミアムが再び大きな要因になる可能性があります。」
「このような操業面とマクロ経済面を踏まえ、当社は引き続きお客さまへのサービス提供と、品質と効率性計画の実施に注力するとともに、さらなる戦略的投資を行う機会を探っています。世界的な活動が徐々にかつ確実に上向いている中で、当社は今後も業界最前線の地位を維持し続けます。最後に、9月にパリで開催されたSISグローバルフォーラムに60カ国以上から出席された200社以上の探鉱・生産企業および業界団体の600人以上の代表者の皆さまに感謝の言葉を述べたいと思います。フォーラムで示された新しい作業方法に関心が寄せられ、支持されたことから、この業界が、より大きな協力体制とデジタル機能を利用して、効率向上とバレル当たりのコスト削減を目指し始めていることが確認されました。」
その他の出来事
当四半期に、シュルンベルジェは当社普通株式150万株を1株当たり平均66.04ドル、総額9800万ドルで買い戻しました。
2017年8月22日に、シュルンベルジェは、ペトロファック(Petrofac)が所有するPetro-SPM Integrated Services S.A. de C.V. (Petro-SPM)の持分を取得しました。Petro-SPMはメキシコでパヌコ・インテグレーテッド・サービス・コントラクト(Pánuco Integrated Service Contract)を運営しています。これにより、シュルンベルジェは現在、Petro-SPMを100%所有しています。
2017年10月6日に、シュルンベルジェとボーア・ドリリング(Borr Drilling)は、強化業務提携契約を結びました。これにより、シュルンベルジェの世界的事業範囲、インフラ、技術専門知識と、ボーア・ドリリングの近代的ジャッキアップ設備を活用して、沖合ジャッキアップ市場で統合的な成果ベースの掘削契約を提供します。
2017年10月18日に、当社取締役会は、流通普通株式1株当たり0.50ドルの四半期現金配当を承認しました。この配当金は、2017年12月6日現在の登録株主に対し、2018年1月12日に支払われます。
2017年10月19日に、シュルンベルジェ生産管理(SPM)とカナダの非公開探鉱・生産企業のトルクセン・エナジー(Torxen Energy)は、カナダの統合的石油会社であるセノヴィス・エナジー(Cenovus Energy)から、カナダ・アルバータ州にあるパリサー鉱区の資産を、約10億ドル(13億カナダ・ドル)の現金対価で購入する契約を結びました。パリサー鉱区は、油井およびガス井、坑外施設、パイプライン網、約80万エーカーの石油・ガス開発権で構成されています。パリサー鉱区は、今年初めに設立されたSPMとトルクセンの合弁事業が取得した鉱区に隣接しています。この契約は、慣例的完了条件を満たすことを前提とし、この契約に基づいて、シュルンベルジェは独占的サービス提供の権利を有する主要なノン・オペレーター所有者となり、トルクセンがオペレーターとなります。
地域別連結売上高
(単位:100万) | |||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||
2017年9月30日締め | 2017年6月30日締め | 2016年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||
北米 | 2,602 | $2,202 | $1,699 | 18% | 53% | ||||||
中南米 | 952 | 1,039 | 992 | -8% | -4% | ||||||
欧州/CIS/アフリカ | 1,838 | 1,750 | 1,872 | 5% | -2% | ||||||
中東・アジア | 2,357 | 2,347 | 2,385 | - | -1% | ||||||
その他 | 156 | 124 | 71 | n/m | n/m | ||||||
$7,905 | $7,462 | $7,019 | 6% | 13% | |||||||
北米部門の売上高 | $2,602 | $2,202 | $1,699 | 18% | 53% | ||||||
海外部門の売上高 | $5,147 | $5,136 | $5,249 | - | -2% | ||||||
n/m = not meaningful
(非適用) |
第3四半期の売上高は前四半期から6%増の79億ドルで、北米部門では18%増加し、海外部門ではほぼ横ばいでした。
北米
第3四半期の北米では、破砕活動が引き続き好調で、陸上での水圧破砕設備をほぼ完全に再配備したことから、売上高は前四半期から18%増加しました。ハリケーン・ハーベイによる操業の中断と、米国メキシコ湾沖合での活動低迷により、この活動の増加は部分的に相殺されました。北米陸上事業では、売上高は前四半期から23%増加しました。設備の再配備の増加、市場シェアの拡大、価格の向上により水圧破砕の売上高は42%増加しました。水圧破砕の売上高の伸びは、市場のステージカウントの増加率22%を大幅に上回りました。北米陸上での傾斜掘り関連の売上高も22%増加しました。長い水平坑井の掘削への需要が高まり、ロータリー・ステアラブル・システムとドリルビット技術は引き続きこの需要を引きつけました。キャメロンの坑外システムの製品販売とサービスが増加したことも、この好調な財務実績に寄与しました。
海外
中南米地域では、売上高は前四半期から8%減少しました。その要因は、前四半期のメキシコ・中米地域市場での油層定義および掘削活動が完了したことです。北部・南部中南米市場では、エクアドルでのSPMプロジェクトとアルゼンチンでの掘削および生産グループの活動が若干増え、売上高はほぼ横ばいでした。
欧州/CIS/アフリカでは、売上高は前四半期から5%増加しました。ロシア・中央アジア、英国・大陸欧州、ノルウェー・デンマーク地域市場で夏季キャンペーンがピークを迎え、すべての製品グループで活動が増加しました。ロシア・中央アジア地域市場で売上高が増加した要因は、ロシア陸上事業で、生産グループの活動が活発になったことと、サハリンとアストラハンでワイヤーラインおよび試験・プロセスの活動が活発になったことです。英国・大陸欧州地域市場の売上高が増加したのは、イタリアでIDSプロジェクトが再開され、英国でワイヤーラインの活動が活発になったためです。ノルウェー・デンマーク地域市場では、ワイヤーラインおよび生産グループの活動が好調だったことで売上高が増加しました。
中東・アジア地域の売上高は前四半期からほぼ横ばいでした。生産グループと掘削グループの活動は、主にサウジアラビア・バーレーン、極東・オーストラリア、東南アジア地域市場で活発でしたが、この売上高増加は、イラクでIDSプロジェクトの完了により売上高が減少したことで相殺されました。サウジアラビアでは、非在来型資源プロジェクトが活発化し、統合生産サービス(IPS)とIDSの売上高が増加しました。また、極東・オーストラリア地域市場では、インドネシアとオーストラリアでの掘削活動が活発になり、売上高が増加しました。
油層定義グループ
(単位:100万) | |||||||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||||||
2017年9月30日締め | 2017年6月30日締め | 2016年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||||||
売上高 | $1,771 | $1,759 | $1,667 | 1% | 6% | ||||||||||
税引き前営業利益 | $311 | $299 | $329 | 4% | -5% | ||||||||||
税引き前営業利益率 | 17.6 | % | 17.0 | % | 19.7 | % | 56 bps | -217 bps |
油層定義グループの売上高は、前四半期から1%増加して18億ドルとなり、そのうち79%は海外部門の売上高でした。その要因は、ロシア・中央アジアおよびノルウェー・デンマーク地域市場でワイヤーラインと試験・プロセスの活動が季節的に活発になったことです。ワイヤーラインおよび試験・プロセスの売上高はサハリンとアストラハンで好調でした。ノルウェーでの探鉱プロジェクトも売上高増加に寄与しました。このグループの業績は、ウェスタンジーコの売上高減少で部分的に相殺されました。その主な要因は、メキシコでの売上高が好調だった前四半期と比較してマルチクライアント地震探査ライセンスの売上高が減少したことです。
税引き前営業利益率は、前四半期から0.56ポイント上昇して18%となりました。利益率の高いワイヤーラインの活動による寄与が増加したものの、マルチクライアント地震探査ライセンスの売上高が減少したウェスタンジーコの利益率が低下したことで相殺されました。
第3四半期の注目すべき点の1つは、パリで2017年SISグローバルフォーラムを開催したことです。これには、世界の炭化水素の70%を生産する60カ国以上200社以上の探鉱・生産企業と業界団体の代表者が参加しました。このフォーラムの主なテーマは、適切な人に適切な情報を適時に提供し、協働体制とデジタル活用をさらに推進する方法を見直すことで、石油・ガス業界のデータと技術的専門知識をより有効に活用することでした。
このフォーラムで、シュルンベルジェはDELFI*コグニティブE&P環境を紹介しました。これは、分析機能と機械学習、高性能コンピューティング、モノのインターネットなどのデジタル技術を活用して、探鉱・生産(E&P)チーム全体で安全な協働体制を実現することで、操業効率を向上させ、バレル当たり最低コストで最適な生産を行います。DELFI環境の開始により、世界各地の1000件以上の3次元地震探査、500万の坑井、100万の坑井記録、4億の生産記録を含むE&Pデータレイクがグーグル・クラウド・プラットフォームに導入されました。
また、シュルンベルジェは、DELFIコグニティブE&P環境の第一歩であるDrillPlan*デジタル坑井建設計画ソリューションを導入しました。DrillPlanソリューションは、完全統合された坑井建設サービスの一部です。DrillPlanソリューションは、ユーザーの協働体制を強化することに重点を置いて開発され、掘削チームの新しい作業方法を提供します。オペレーターおよびサービス企業は、共通の単一システムで必要なすべてのデータと科学的知識にアクセスし、新たなデータが追加されるたびに計画が改善される循環ワークフローが生まれます。
油層定義グループの業績は、統合サービス管理(ISM)事業により後押しされました。ISMでは、特殊な訓練を受けたプロジェクトマネジャーがプロジェクトに関わるシュルンベルジェの製品ラインの日程計画、計画策定、および活動の調整を行います。また、第3四半期の業績は、新たな契約締結と技術の導入によっても後押しされました。
メキシコでは、ISMがタロス・エナジー向けに、ザマ-1試掘井の掘削と評価を行いました。ISMは、掘削・計測のproVISION Plus*掘削同時磁気共鳴サービスを採用して、リアルタイムに油層の質と浸透率の最初の評価を行いました。PressureXpress*検層同時油層圧評価により、炭化水素流体の勾配を確認した後、InSitu Fluid Analyzer*リアルタイム・ダウンホール流体分析システムを備えたワイヤラインのMDT*モジュラー型動的地層テスターを使用しました。油層流体サンプルのPVT分析により、軽油炭化水素の発見を確認しました。
マレーシア沖合では、ISMがOphir Production Sdn Bhd向けに、非常に複雑な沖合い油層システムで3つの水平開発井の成功に大きく寄与し、予定よりコストを35%削減し、掘削および仕上げに要する時間を20%短縮しました。主な有効な技術には、掘削・計測のGeoSphere*掘削同時油層マッピング・サービス、EcoScope*†多機能掘削同時検層サービス、proVISION *核磁気共鳴サービス、ジオサービシズのDrilling Analystサービスが含まれます。また、これらの技術とサービスの組み合わせにより、12 1/4インチの掘削孔で1日当たり1,000 m以上の新たな掘削記録を達成しました。
スタトイル・ブラジルは、ブラジル大陸棚での今後の探鉱キャンペーンの実施で、シュルンベルジェと契約を結びました。これには、傾斜掘り、ビット、ジャールズ、加速器、採揚作業、リーマー、ホールオープナー、掘削同時検層、ワイヤーライン、泥水検層、セメンチング、試験サービスが含まれます。契約の範囲には、プレソルトおよびポストソフトの超深海坑井が含まれ、作業は2017年6月に開始されました。
ノルウェーでは、ワイヤラインがルンディン向けに、バレンツ海の1つの試掘井で、Saturn*3Dラジアルプローブ技術を採用しました。MDTモジュラー型動的地層テスターとSaturn3D技術、およびInSitu Fluid Analyzerリアルタイム・ダウンホール流体分析システムを組み合わせることで、炭酸塩貯留層の質を広範囲に評価することができ、地層水の重要な代表的サンプルを取得できました。また、Techlog *坑井ソフトウェア・プラットフォームのマルチセンサー水系泥水汚染モデリング・アプリケーションを用いて、水サンプルの質と汚染状況をより正確に予測しました。これらの技術により、顧客企業は、この油田での最適な水攻試験プログラムの設計に伴うリスクを抑制することができました。
中国沖合では、ワイヤラインが中国海洋石油総公司(CNOOC)湛江向けに、南シナ海の高温・高圧・超低浸透率の坑井でさまざまな技術を組み合わせました。これらの技術には、Saturn3DラジアルプローブとMDT Forte* 高耐久性モジュラー型動的地層テスターが含まれました。厳しい条件で坑井試験を実施する必要がなくなったことから、顧客企業は操業時間を約10日削減しました。これは200万ドルに相当します。
マレーシア沖合では、ウェスタンジーコが、ロック・オイル(Roc Oil)(サラワク)向けに、新しく導入された業界初の多目的船舶(MPV)を用いて、ハイブリッド地震探査を完了しました。340 km2に及ぶ3次元地震探査は、マレーシアのサラワク沖合で行われ、曳航ストリーマー・スプレッドと海底ノードによる同時記録が可能なトリプルソースアレイを用いて、既存のプラットフォームの障害を克服しました。これらはすべて単一の探査船で行いました。WG Vespucci MPVは、複数の船舶や乗組員を使用することなく、高品質の海底地震探査データを取得して、ストリーマ地震探査データを補足しました。これにより、コストを削減し、効率を高めつつ、調査目的を達成しました。
韓国沖合では、ウェスタンジーコは、韓国石油公社向けに、釜山近郊の同社最大の炭化水素生産油田で、IsoMetrix*海洋等角投影地震探査技術を採用し、高解像度の広帯域地震探査を実施しました。この調査は、海上輸送量の多さや密集した漁業活動、気象上の問題により仕上げまでの時間枠が短いことなど、複雑な環境で行われました。
掘削グループ
(単位:100万) | |||||||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||||||
2017年9月30日締め | 2017年6月30日締め | 2016年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||||||
売上高 | $2,120 | $2,107 | $2,021 | 1% | 5% | ||||||||||
税引き前営業利益 | $301 | $302 | $218 | - | 38% | ||||||||||
税引き前営業利益率 | 14.2 | % | 14.3 | % | 10.8 | % | -14 bps | 339 bps |
掘削グループの売上高は、前四半期から1%増の21億ドルで、そのうち73%は海外市場の売上高でした。北米陸上では、長い水平坑井を掘削するため、PowerDrive Orbitロータリー・ステアラブル・システムとさまざまな高度ドリルビット技術への需要が高まり、傾斜掘り関連の売上高が増加しました。しかし、海外部門は、サウジアラビアでIDSの活動が増加し、イタリアでIDSプロジェクトが開始されたものの、前四半期にメキシコとイラクで主要なIDSプロジェクトが完了して2018年の初めまで再開されないことによって相殺され、マイナスとなりました。
税引き前営業利益率は、前四半期からほぼ横ばいの14%でした。北米陸上では、掘削・計測およびビット・掘削ツールの技術の採用が増えたことから出荷量が増え、価格が上昇しましたが、主要な海外のプロジェクトが完了してIDSの利益性が低下したことで相殺されました。
第3四半期の掘削グループの業績は、統合掘削システム、ダウンホールツール、ドリルビット、掘削用流体など、さまざまな技術によって後押しされました。これらの技術により、顧客企業は技術的な問題を克服し、操業の信頼性を高め、コストを削減することができました。
北米陸上では、シュルンベルジェは再び新たな掘削記録を達成しました。掘削・計測サービスは、エクリプス・リソーシズ向けにさまざまな技術を組み合わせて、最長の陸上水平枝抗を掘削しました。ユーティカ・シェールプレイの1万9630フィートにわたる「非常に長い枝抗」を121時間で掘削し、162ft/時の総掘進率(ROP)を達成しました。この坑井は同じくエクリプスの以前の記録を158フィート上回り、最初の最長記録の坑井より37%速く掘削されました。この非常に長い枝抗は1回の作業で掘削され、顧客企業は油層開発に必要な水平掘進作業の回数を減らすことで、全体的なAFE費用を削減することができました。これらの技術には、PowerDrive Orbitロータリー・ステアラブル・システムと、スミス・ビットのカスタマイズ多結晶ダイヤモンドコンパクト(PDC)ビットを組み合わせたTeleScope*高速掘削同時遠隔測定サービスが含まれました。
ニューメキシコ州では、ビット・掘削ツールが、マタドール・リソーシズ向けに、ウォルフキャンプ・シェールプレイの坑井でAxeBlade*リッジド・ダイヤモンドエレメント・ビット技術を採用しました。これまでこのプレイでは、キックオフ・ポイントまでの単一のビット走行は、所要時間の20%未満で達成されています。AxeBladeビット技術により、より効率的な切断と放熱が可能になり、また、厚みのあるダイヤモンド層により正面の衝撃耐性が向上します。この技術により、顧客企業は、2016年の平均と比べ、掘進率を35%向上させ、単一の作業でこの坑井区間を掘削することができました。
北米陸上では、ビット・掘削ツールがSTACK メラマク・プレイでシマレックス向けに掘進率を57%向上させました。AxeBladeリッジド・ダイヤモンドエレメント・ビットと掘削・計測のPowerDrive Orbitロータリー・ステアラブル・システム技術を組み合わせることで、この地層で非常に長い水平坑井を最速で掘削しました。
コロンビアでは、ビット・掘削ツールがエクイオン・エナジア向けに、リャノス盆地でONYX 360*回転PDCカッター技術を採用し、掘削の問題を克服しました。ONYX360技術により、ビットの耐久性が高まり、3つの圧縮強度の異なる地層を掘削することができました。同じ地層のオフセット井と比べて、掘進率は3.5倍向上しました。これにより、顧客企業は操業コストを約300万ドル削減することができました。
ロシアでは、ビット・掘削ツールが、ルクオイル・コミ向けに、Bayandyskoe油田でDirect XCD*ドリラブル合金ケーシング・ビット技術を採用しまし、坑井建設時間を短縮しました。以前のオフセット井では、膨潤シェールにより坑井の安定性に問題が生じ、広範囲なリーマー処理が必要だったため、坑井を仕上げるのに20日を要しました。Direct XCDビット技術により、この坑井を20日ではなく4日で掘削することができました。
インドネシア沖合では、ビット&掘削ツールはカンゲアン・エナジー・インドネシア向けに、サウス・サウビの有望地域の垂直深海試掘井で、掘削コストを140万ドル以上削減しました。Rhino RHE*デュアルリーマー・ラットホール除去システムにより、顧客企業は操業時間を57時間削減できました。
北海ノルウェー鉱区では、M-I SWACOがアケル BP向けにさまざまな技術を組み合わせ、ヴァルハラ油田の坑井で掘削時間を41日短縮しました。この技術では、RheGuard*高性能逆エマルジョン流体システムで掘削孔の洗浄を最適化し、油系WARP濃縮物でセメント作業を最適化しました。顧客企業はまた、イーヴァル・オーセン油田で、RheGuard流体システムを用いて掘削し、平均300m/時を超える速度で総深度まで9 5/8インチのケーシングを走行させて掘削し、新たな記録を達成しました。
生産グループ
(単位:100万) | |||||||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||||||
2017年9月30日締め | 2017年6月30日締め | 2016年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||||||
売上高 | $2,876 | $2,496 | $2,104 | 15% | 37% | ||||||||||
税引き前営業利益 | $283 | $221 | $91 | 28% | 212% | ||||||||||
税引き前営業利益率 | 9.8 | % | 8.9 | % | 4.3 | % | 97 bps | 552 bps |
生産グループの売上高は、前四半期から15%増加して29億ドルとなり、そのうち53%は海外市場の売上高でした。北米陸上では、水圧破砕市場で引き続き市場シェアを獲得し、中東では非在来型資源プロジェクトの活動が活発になりました。北米陸上では、設備の再配備の増加、市場シェアの拡大、価格の上昇により、水圧破砕の売上高は42%増加しました。この伸びは市場のステージカウントの増加率22%を上回る数字となりました。この6カ月で、北米陸上事業で稼働中の破砕設備の台数は2倍以上に増え、利用可能なほぼすべての容量を再配備しました。また、SPMの売上高も、エクアドルと北米陸上でのプロジェクト活動の増加により、前四半期から増加しました。
税引き前営業利益率は、前四半期から0.97ポイント上昇して10%となりました。北米陸上で活動が活発になり、価格が上昇しましたが、第3四半期には多くの設備を再配備したことで、現場での操業と流通網全体で一時的費用が発生し、効率が低下しました。利益率が上昇した要因は、水圧破砕事業におけるサプライチェーンの垂直統合による効果が高まったことです。
生産グループの業績は、一連の新技術の導入により後押しされました。
ノースダコタ州では、坑井サービスが、ホワイティング・ペトロリアム向けに、BroadBand Shield*フラクチャー形状制御サービスを採用し、坑井刺激を行いました。このうち3つの坑井は、2017年第2四半期および第3四半期にバッケン・シェールで仕上げた生産井の中で上位10に含まれます。BroadBand Shieldサービスでは、多様式分流粒子を使用してフラクチャー形状を制御し、望ましくない区間を破砕するリスクを最小限に抑えます。この技術で処理された坑井は、破砕処理設計が小さいため、コストが最適化され、顧客企業は炭化水素の生産を加速することができました。
ルイジアナ州では、坑井サービスがイーソン・エナジー向けにBroadBand Sequence*破砕サービスを採用し、ヘーンズビル・シェールの4坑井パッドを刺激した後、1つの坑井で上位4分の1の生産量を達成しました。BroadBand Sequenceサービスでは、ピルを注入して分岐を促進し、すべての穿孔クラスターを刺激しました。圧力分析では、穿孔された区間全体が刺激されたことが確認されました。これにより、イーソン・エナジーは、この盆地で坑井仕上げを100%実施するため、シュルンベルジェに専用の破砕設備を発注しました。
中国では、坑井サービスが、ペトロチャイナ長慶油田会社(PCOC)向けに、オルドス盆地の石油・ガス井でBroadBand*非在来型油層仕上げサービスを採用しました。従来の形状式仕上げアプローチでは、穿孔クラスターと水圧破砕網の一部が生産に寄与しないという問題がありましたが、BroadBand技術によりこの問題を克服しました。BroadBandサービスにより、従来の処理方法によるオフセット井に比べ、生産量は3つのガス井で最大142%増加し、1つの油井では300%増加しました。また、2つの裸坑仕上げでは、パッカーとスリーブシステムを使用する必要がなくなったため、顧客企業は約15万ドルの費用を削減することができました。
オクラホマ州では、人工採油サービスが、チェサピーク・エナジー向けに、Lift IQ*生産ライフサイクル管理サービスとカスタマイズされた電動海中ポンプ(ESP)技術を採用し、4つの水平坑井でESPの平均運転寿命を181%向上させました。この油田は、急激な生産低下、固体粒子の産出、およびガス体積分率の高さを特徴としています。ダウンホールセンサーを含む新設計のESPを使用することで、運転寿命は118日から332日に延びました。
コロンビアでは、人工採油ソリューションズが顧客企業向けに、REDA Maximus*電動水中ポンプ・システム技術を採用し、リャノス盆地の摩耗性の高い坑井で生産量を11,800~21,000 bbl/日に増やしました。また、Maximus ESPシステムにより、坑井介入の回数と、固形物の産出が多いために起こる腐食による故障を最小限に抑え、ESPの運転寿命は平均72日から797日に延びました。新しい生産レベルは、この坑井の生産目標を33%上回りました。
ロシア沖合では、坑井サービスがルクオイル・ニジェボルシスクネフチ(Lukoil-Nizhevolzhskneft)向けに、コルチャーギナ油田でOpenPath Sequence*分流刺激サービスを採用しました。また、VDA *粘弾性分流流体を用いて、処理流体を圧入性の低い区間に分流し、炭酸塩地層を刺激しました。さらに、MSR *泥水・シルト除去技術により、泥壁をなくし、砂岩層の浸透性を回復しました。この母岩刺激処理により、圧入指数は大きく向上しました。
北海ノルウェー鉱区では、シュルンベルジェはMetalmorphology*金属間シーリング・アンカー技術を採用し、顧客企業は不安定な掘削孔でリグ時間を5日間短縮することができました。この油田では坑井の不安定さは一般的であり、3,604 mの区間には728 mの裸坑があり、これがアクセスを妨げる可能性がありました。カスタム・ライナーシステムではMetalmorphology技術を用い、長く重量のあるケーシングストリングを使用する必要がなくなりました。このようなストリングでは、回転に非常に高いトルクが必要であり、ケーシングでリーマー処理するのが困難でした。Metalmorphology技術により、オペレーターは、ドリルパイプ上でライナーとしてケーシングの下部を走行させ、掘削孔の制約に対処し、1回の走行で目標深度に達することができました。
キャメロン・グループ
(単位:100万) | |||||||||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||||||||
2017年9月30日締め | 2017年6月30日締め | 2016年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||||||||
売上高 | $1,297 | $1,265 | $1,341 | 3% | -3% | ||||||||||
税引き前営業利益 | $194 | $174 | $215 | 11% | -10% | ||||||||||
税引き前営業利益率 | 14.9 | % | 13.8 | % | 16.0 | % | 116 bps | -110 bps |
キャメロン・グループの売上高は、前四半期から3%増の13億で、そのうち55%は海外部門の売上高でした。北米陸上では、坑井カウントと同じ比率で坑外システムの製品売上が増加しました。北米陸上では売上高は増加したものの、掘削システムおよびワンサブシー(OneSubsea)の海外での活動が低調だったことで部分的に相殺されました。
税引前営業利益率は、前四半期から1.16ポイント上昇して15%となりました。その主な要因は、北米陸上で坑外システムおよびバルブ・計測の製品売上が増加し、価格が上昇したために利益性が向上したことです。
当四半期のキャメロン・グループの業績には、以下の主な活動が含まれます。
インドでは、リライアンス・インダストリーズ・リミテッドががワンサブシーと、ベンガル湾の沖合Rクラスター・プロジェクトで海底生産システム(SPS)パッケージを供給する設計・調達・建設(EPC)契約を結びました。この契約には、生産ツリー、海底マニホールド、制御システム、タイイン・システム、多相流量計、介入ツール、試験機器が含まれます。この契約にはまた、設置および試運転のサポートとライフ・オブ・フィールド・サービスが含まれています。この契約は7月に正式に締結され、2018年中頃に設備の納入を開始する予定です。
ワンサブシーと3Dアット・デプスは戦略的な業務提携契約を結びました。この契約に基づき、両社は、ワンサブシーの世界的なリソースと設備を活用して、3Dアット・デプスの光検出・測距(LiDAR)技術を共同で推進することができます。レーザー・スキャニングとも呼ばれるLiDAR技術により、データを収集して正確な3次元モデルを作成し、これにより顧客企業は海底での操業を最適化し、生産バリューチェーン全体で効率を高めることができます。
掘削システムはシードリルと、最初の海底増圧装置(SPI)を供給する契約を結びました。キャメロンSPIは、省スペースの経済的なソリューションであり、これにより顧客企業は、作動圧を従来の5000 psiから7500 psiの定格圧力まで上げることで、海底に取り付けられたアキュムレータに収容されている使用可能な制御流体を増やすことができます。
掘削システムはウェザーフォード・ドリリング・インターナショナルと、固定価格修理プログラムに基づき、キャメロンの防噴装置(BOP)一式を提供するマスターサービス契約を締結しました。この契約により、安定した価格と予測可能な予算でBOP一式を修理し再認証することができます。これらの作業を標準化することにより、キャメロンは修理施設での作業量をより適切に計画し、交換部品の必要性を予測することができ、これにより、サイクル時間と期日内納期の実績を高めることができます。
財務諸表
要約連結損益計算書 | |||||||||||||
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | |||||||||||||
第3四半期 | 9カ月 | ||||||||||||
9月30日締め | 2017 | 2016 | 2017 | 2016 | |||||||||
売上高 | $7,905 | $7,019 | $22,261 | $20,703 | |||||||||
利息およびその他の収入 | 64 | 54 | 172 | 153 | |||||||||
経費 | |||||||||||||
売上原価 (1) | 6,797 | 6,291 | 19,343 | 18,216 | |||||||||
研究・エンジニアリング | 189 | 253 | 595 | 750 | |||||||||
一般管理費 | 115 | 92 | 323 | 305 | |||||||||
減損その他 (1) | - | - | 510 | 2,573 | |||||||||
合併・統合 (1) | 49 | 88 | 213 | 272 | |||||||||
利息 | 142 | 149 | 422 | 431 | |||||||||
税引き前利益(損失) | $677 | $200 | $1,027 | $(1,691) | |||||||||
所得税 (欠損金)(1) | 121 | 10 | 269 | (259) | |||||||||
純利益(損失) | $556 | $190 | $758 | $(1,432) | |||||||||
非支配持分に帰属する純利益 | 11 | 14 | 9 | 50 | |||||||||
シュルンベルジェに帰属する純利益(損失) (1) | $545 | $176 | $749 | $(1,482) | |||||||||
シュルンベルジェの希薄化後1株当たり利益(損失)(1) | $0.39 | $0.13 | $0.54 | $(1.10) | |||||||||
平均流通株式数 | 1,385 | 1,392 | 1,388 | 1,345 | |||||||||
希薄化後平均流通株式数 | 1,392 | 1,401 | 1,395 | 1,345 | |||||||||
経費に含まれる減価償却費(2) | $956 | $998 | $2,931 | $3,078 | |||||||||
(1) | 詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 | ||||||||||||
(2) | 有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。 | ||||||||||||
要約連結貸借対照表 | |||||||||||||
(単位:100万) | |||||||||||||
9月30日 | 12月31日 | ||||||||||||
資産の部 | 2017 | 2016 | |||||||||||
流動資産 | |||||||||||||
現金および短期投資 | $4,952 | $9,257 | |||||||||||
売掛金 | 9,436 | 9,387 | |||||||||||
その他の流動資産 | 5,526 | 5,283 | |||||||||||
19,914 | 23,927 | ||||||||||||
債券投資(満期保有) | - | 238 | |||||||||||
固定資産 | 12,338 | 12,821 | |||||||||||
マルチクライアント地震探査データ | 992 | 1,073 | |||||||||||
のれん | 25,113 | 24,990 | |||||||||||
無形資産 | 9,540 | 9,855 | |||||||||||
その他の資産 | 5,672 | 5,052 | |||||||||||
$73,569 | $77,956 | ||||||||||||
負債および株主資本の部 | |||||||||||||
流動負債 | |||||||||||||
買掛金・未払負債 | $9,715 | $10,016 | |||||||||||
概算所得税債務 | 1,310 | 1,188 | |||||||||||
短期借入金・1年以内返済予定の長期債務 | 1,289 | 3,153 | |||||||||||
未払配当金 | 700 | 702 | |||||||||||
13,014 | 15,059 | ||||||||||||
長期債務 | 15,871 | 16,463 | |||||||||||
繰延税金 | 1,893 | 1,880 | |||||||||||
退職後給付 | 1,340 | 1,495 | |||||||||||
その他の負債 | 1,441 | 1,530 | |||||||||||
33,559 | 36,427 | ||||||||||||
株主資本 | 40,010 | 41,529 | |||||||||||
$73,569 | $77,956 |
流動性
(単位:100万) | ||||||||||
流動性内訳 | 2017年9月30日締め | 2017年6月30日締め | 2016年12月31日締め | 2016年9月30日締め | ||||||
現金および短期投資 | $4,952 | $6,218 | $9,257 | $10,756 | ||||||
債券投資(満期保有) | - | 13 | 238 | 354 | ||||||
短期借入金・1年以内返済予定の長期債務 | (1,289) | (2,224) | (3,153) | (3,739) | ||||||
長期債務 | (15,871) | (16,600) | (16,463) | (17,538) | ||||||
純負債 (1) | $(12,208) | $(12,593) | $(10,121) | $(10,167) | ||||||
流動性の増減の詳細を以下に示します。 | ||||||||||
9カ月 | 第3四半期 | 9カ月 | ||||||||
9月30日締め | 2017 | 2017 | 2016 | |||||||
純利益(損失)(非支配持分控除前) | $758 | $556 | $(1,432) | |||||||
減損およびその他の費用(税引き後)(非支配持分控除前) | 679 | 36 | 2,652 | |||||||
$1,437 | $592 | $1,220 | ||||||||
減価償却費(2) | 2,931 | 956 | 3,078 | |||||||
年金およびその他の退職後給付費用 | 79 | 27 | 139 | |||||||
株式報酬費用 | 261 | 81 | 210 | |||||||
年金およびその他の退職後給付資金 | (107) | (33) | (127) | |||||||
運転資金の増減 | (1,473) | (134) | (223) | |||||||
米国連邦税還付金 | 685 | 685 | - | |||||||
その他 | (401) | (276) | (49) | |||||||
営業活動によるキャッシュフロー(3) | $3,412 | $1,898 | $4,248 | |||||||
設備投資 | (1,482) | (598) | (1,401) | |||||||
SPM投資 | (492) | (164) | (869) | |||||||
資産計上されたマルチクライアント地震探査データ | (223) | (33) | (497) | |||||||
フリーキャッシュフロー(4) | 1,215 | 1,103 | 1,481 | |||||||
自社株買戻プログラム | (868) | (98) | (662) | |||||||
支払配当金 | (2,086) | (693) | (1,951) | |||||||
従業員持株制度の受取金 | 261 | 118 | 344 | |||||||
(1,478) | 430 | (788) | ||||||||
事業買収および投資(取得した現金と負担した負債を控除) | (382) | (18) | (3,866) | |||||||
その他 | (227) | (27) | 34 | |||||||
純負債の減少(増加) | (2,087) | 385 | (4,620) | |||||||
純負債(期首) | (10,121) | (12,593) | (5,547) | |||||||
純負債(期末) | $(12,208) | $(12,208) | $(10,167) | |||||||
(1) | 「純負債」は、負債総額から現金、短期投資、債券投資(満期保有)を控除した額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経営陣は考えています。純負債は非GAAP財務指標であり、総負債と併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。 | |||||||||
(2) | 有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。 | |||||||||
(3) | 退職金として、2017年9月30日締め9カ月および第3四半期にそれぞれ3億4700万ドルと1億1400万ドル、2016年9月30日締め9カ月には7億ドルが含まれます。また、2016年9月30日締め9カ月には、キャメロン買収に関連する一度限りの取引関連の支払として約1億ドルが含まれます。 | |||||||||
(4) | 「フリーキャッシュフロー」とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資、SPM投資、資産計上されたマルチクライアント地震探査データ費用を控除した金額です。フリーキャッシュフローは当社にとって重要な流動性指標であり、投資家ならびに経営陣にとって、現金を創出する当社の事業能力の指標として有益であると経営陣は考えています。事業の必要性を満たし債務を果たせば、この現金を用いて当社の将来の成長に再投資したり、配当金支払いや自社株買い戻しにより株主に還元することができます。フリーキャッシュフローは、裁量的費用で使用できる残余キャッシュフローではありません。フリーキャッシュフローは非GAAP財務指標であり、営業活動によるキャッシュフローと併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。 |
特別費用・利益
2017年第3四半期業績発表では、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績を提示しています(SECの規則Gに基づく)。特別費用・利益を除く純利益、ならびにこれに基づく指標(特別費用・利益を除く希薄化後EPS、キャメロン統合関連の費用を除くEPS、特別費用・利益を除くシュルンベルジェの純利益、特別費用・利益を除く実効税を含む)は非GAAP財務指標です。財務指標から特別費用・利益を除外することで、期間ごとのシュルンベルジェの業務をより効果的に評価し、除外された項目で分かりにくくなる業務の動向を確認できると経営陣は考えています。これらの指標はまた、一定の奨励給を判断する上での業績指標として経営陣が用います。上記の非GAAP財務指標は、GAAPに基づく財務業績の他の指標と併せて検討するものであり、これらの指標の代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようしてください。これらの非GAAP財務指標と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | |||||||||||||||||||
2017年第3四半期 | |||||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS | |||||||||||||||
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース) | $677 | $121 | $11 | $545 | $0.39 | ||||||||||||||
合併・統合 | 49 | 13 | - | 36 | 0.03 | ||||||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $726 | $134 | $11 | $581 | $0.42 | ||||||||||||||
2017年第2四半期 | |||||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS * | |||||||||||||||
シュルンベルジェの純損失(GAAPベース) | $17 | $98 | $(7) | $(74) | $(0.05) | ||||||||||||||
約束手形の公正価値調整など (2) | 510 | - | 12 | 498 | 0.36 | ||||||||||||||
合併・統合 | 81 | 17 | - | 64 | 0.05 | ||||||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $608 | $115 | $5 | $488 | $0.35 | ||||||||||||||
2016年第3四半期 | |||||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS * | |||||||||||||||
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース) | $200 | $10 | $14 | $176 | $0.13 | ||||||||||||||
合併・統合: | |||||||||||||||||||
合併関連の従業員給付および専門家報酬 | 46 | 10 | - | 36 | 0.03 | ||||||||||||||
その他の合併・統合関連費用 | 42 | 5 | - | 37 | 0.03 | ||||||||||||||
パーチェス法による在庫公正価値調整の償却 (1) | 149 | 45 | - | 104 | 0.07 | ||||||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $437 | $70 | $14 | $353 | $0.25 | ||||||||||||||
(1) | 要約連結損益計算書の売上原価に計上 | ||||||||||||||||||
(2) | 要約連結損益計算書の減損・その他に計上 | ||||||||||||||||||
* 端数処理の関係で合計が合わない場合があります。 | |||||||||||||||||||
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | |||||||||||||||||||
2017年9カ月 | |||||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS | |||||||||||||||
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース) | $1,027 | $269 | $9 | $749 | $0.54 | ||||||||||||||
約束手形の公正価値調整など (2) | 510 | - | 12 | 498 | 0.36 | ||||||||||||||
合併・統合 | 213 | 44 | - | 169 | 0.12 | ||||||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $1,750 | $313 | $21 | $1,416 | $1.02 | ||||||||||||||
2016年9カ月 | |||||||||||||||||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS * | |||||||||||||||
シュルンベルジェの純損失(GAAPベース) | $(1,691) | $(259) | $50 | $(1,482) | $(1.10) | ||||||||||||||
減損・その他: | |||||||||||||||||||
固定資産減損 | 1,058 | 177 | - | 881 | 0.65 | ||||||||||||||
人員削減 | 646 | 63 | - | 583 | 0.43 | ||||||||||||||
在庫評価損 | 616 | 49 | - | 567 | 0.42 | ||||||||||||||
マルチクライアント地震探査データ減損 | 198 | 62 | - | 136 | 0.10 | ||||||||||||||
その他の事業再編費用 | 55 | - | - | 55 | 0.04 | ||||||||||||||
合併・統合 | |||||||||||||||||||
合併関連の従業員給付および専門家報酬 | 138 | 27 | - | 111 | 0.08 | ||||||||||||||
その他の合併・統合関連費用 | 134 | 24 | - | 110 | 0.08 | ||||||||||||||
パーチェス法による在庫公正価値調整の償却 (1) | 299 | 90 | - | 209 | 0.15 | ||||||||||||||
シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く) | $1,453 | $233 | $50 | $1,170 | $0.86 | ||||||||||||||
(1) | 要約連結損益計算書の売上原価に計上 | ||||||||||||||||||
(2) | 要約連結損益計算書の減損・その他に計上 | ||||||||||||||||||
* 端数処理の関係で合計が合わない場合があります。 |
製品グループ
(単位:100万) | ||||||||||||||||||||||
四半期 | ||||||||||||||||||||||
2017年9月30日締め | 2017年6月30日締め | 2016年9月30日締め | ||||||||||||||||||||
売上高 | 税引き前利益 | 売上高 | 税引き前利益 | 売上高 | 税引き前利益 | |||||||||||||||||
油層定義 | $1,771 | $311 | $1,759 | $299 | $1,667 | $329 | ||||||||||||||||
掘削 | 2,120 | 301 | 2,107 | 302 | 2,021 | 218 | ||||||||||||||||
生産 | 2,876 | 283 | 2,496 | 221 | 2,104 | 91 | ||||||||||||||||
キャメロン | 1,297 | 194 | 1,265 | 174 | 1,341 | 215 | ||||||||||||||||
消去など | (159) | (30) | (165) | (46) | (114) | (38) | ||||||||||||||||
税引き前営業利益 | 1,059 | 950 | 815 | |||||||||||||||||||
全社など | (234) | (242) | (267) | |||||||||||||||||||
受取利息(1) | 30 | 28 | 24 | |||||||||||||||||||
支払利息(1) | (129) | (128) | (135) | |||||||||||||||||||
特別費用・利益 | (49) | (591) | (237) | |||||||||||||||||||
$7,905 | $677 | $7,462 | $17 | $7,019 | $200 | |||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||||||||
9カ月 | ||||||||||||||||||||||
2017年9月30日締め | 2016年9月30日締め | |||||||||||||||||||||
売上高 | 税引き前利益 | 売上高 | 税引き前利益 | |||||||||||||||||||
油層定義 | $5,148 | $891 | $4,972 | $930 | ||||||||||||||||||
掘削 | 6,212 | 832 | 6,548 | 760 | ||||||||||||||||||
生産 | 7,559 | 614 | 6,601 | 379 | ||||||||||||||||||
キャメロン | 3,791 | 530 | 2,865 | 465 | ||||||||||||||||||
消去など | (449) | (101) | (283) | (72) | ||||||||||||||||||
税引き前営業利益 | 2,766 | 2,462 | ||||||||||||||||||||
全社など | (715) | (679) | ||||||||||||||||||||
受取利息(1) | 82 | 61 | ||||||||||||||||||||
支払利息(1) | (383) | (391) | ||||||||||||||||||||
特別費用・利益 | (723) | (3,144) | ||||||||||||||||||||
$22,261 | $1,027 | $20,703 | $(1,691) | |||||||||||||||||||
(1) | 製品グループの業績に含まれる利息を除きます。 | |||||||||||||||||||||
以前の一定の期間の項目は、現在の期間に合わせて再分類されています。 |
補足情報
1) | 2017年通期の設備投資の指針はどうなっていますか? | |||||||||||||||||||||
2017年度のシュルンベルジェの設備投資(マルチクライアントおよびSPM投資を除く)は21億ドルと予想されます。 | ||||||||||||||||||||||
2) | 2017年第3四半期の営業活動によるキャッシュフローとフリーキャッシュフローはどうなっていますか? | |||||||||||||||||||||
2017年第3四半期の営業活動によるキャッシュフローは19億ドルで、これには退職金の約1億1400万ドルが含まれます。2017年第3四半期のフリーキャッシュフローは11億ドルでした。 | ||||||||||||||||||||||
3) | 2017年9カ月の営業活動によるキャッシュフローとフリーキャッシュフローはどうなっていますか? | |||||||||||||||||||||
2017年9カ月の営業活動によるキャッシュフローは34億ドルで、これには退職金の約3億4700万ドルが含まれます。2017年9カ月のフリーキャッシュフローは12億ドルでした。 | ||||||||||||||||||||||
4) | 2017年第3四半期の「利息およびその他の収入」には何が含まれますか? | |||||||||||||||||||||
2017年第3四半期の「利息およびその他の収入」は6400万ドルで、その内訳は、持分法投資利益の3000万ドルと受取利息の3400万ドルです。 | ||||||||||||||||||||||
5) | 2017年第3四半期に受取利息と支払利息はどのように変化しましたか? | |||||||||||||||||||||
受取利息は3400万ドルで、前四半期から横ばいでした。支払利息は1億4200万ドルで、同じく前四半期から横ばいでした。 | ||||||||||||||||||||||
6) | 税引き前営業利益とシュルンベルジェの税引き前連結利益の違いは何ですか? | |||||||||||||||||||||
この違いは、セグメントに割り当てられていない社費(特別費用・利益を含む)および受取利息・支払利息、ならびに株式報酬費用、一定の無形資産に関連する償却費用(キャメロン買収による無形資産償却費を含む)、一定の一元管理イニシアチブ、その他の営業外項目です。 | ||||||||||||||||||||||
7) | 2017年第3四半期の実効税率(ETR)は、どの程度でしたか? | |||||||||||||||||||||
GAAPに基づく2017年第3四半期の実効税率は17.9%、2017年第2四半期は590%でした。特別費用・利益を除く2017年第3四半期の実効税率は18.4%、2017年第2四半期は18.9%でした。 | ||||||||||||||||||||||
8) | 2017年9月30日時点での流通普通株式数はどれぐらいでしたか? また、この株式数は前四半期末からどの程度変化しましたか? | |||||||||||||||||||||
2017年9月30日時点での流通普通株式数は13億8500万株でした。以下の表に、2017年6月30日から2017年9月30日までの株式数の変化を示します。 | ||||||||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||||||||
2017年6月30日時点での流通株式数 | 1,385 | |||||||||||||||||||||
オプション保有者に売却した株式(交換した株式を除く) | - | |||||||||||||||||||||
制限付き株式の付与 | - | |||||||||||||||||||||
従業員株式購入制度に基づいて発行された株式 | 2 | |||||||||||||||||||||
自社株買戻プログラム | (2 | ) | ||||||||||||||||||||
2017年9月30日時点での流通株式数 | 1,385 | |||||||||||||||||||||
9) | 2017年第3四半期および2017年第2四半期の加重平均流通株式数はどれぐらいでしたか? また、希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)の計算で用いた希薄化後平均流通株式数との差異調整はどのようになっていますか? | |||||||||||||||||||||
2017年第3四半期および2017年第2四半期の加重平均流通株式数は、それぞれ13億8500万株と13億8700万株でした。 | ||||||||||||||||||||||
以下の表に、加重平均流通株式数と、希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)の計算で用いた希薄化後平均流通株式数の差異調整を示します。 | ||||||||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||||||||
第3四半期 2017 |
第2四半期 2017 |
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加重平均流通株式数 | 1,385 | 1,387 | ||||||||||||||||||||
想定されるストックオプションの行使 | 1 | 1 | ||||||||||||||||||||
未付与の制限付き株式 | 6 | 5 | ||||||||||||||||||||
希薄化後平均流通株式数 | 1,392 | 1,393 | ||||||||||||||||||||
10) | シュルンベルジェ生産管理(SPM)プロジェクトとはどのようなものですか? また、シュルンベルジェはこのプロジェクトの売上高をどのように計上していますか? | |||||||||||||||||||||
SPMプロジェクトは、長期契約に基づき、シュルンベルジェの顧客企業に代わって開発と生産共同管理を中心に行います。シュルンベルジェは、当社のサービス、製品、また場合によっては現金を、油田開発活動と操業に投資します。一部の契約において、シュルンベルジェは、提供するサービスまたは製品の一部に対する売上高を計上し、その支払を受けますが、通常、シュルンベルジェは、サービスの提供時または製品納入時に支払を受けることはありません。代わりに、シュルンベルジェは、創出されたキャッシュフローあるいはバレル当たり料金で売上高を計上し、それが報酬となります。これには、シュルンベルジェが相互合意した基準を上回る生産増加分に対してのみ支払を受けるという一定の取り決めが含まれることがあります。 | ||||||||||||||||||||||
11) | SPMプロジェクトに投資されるシュルンベルジェの製品とサービスはどのように計上されていますか? | |||||||||||||||||||||
売上高と関連する費用は、シュルンベルジェの各グループが、シュルンベルジェのSPMプロジェクトに提供したサービスと製品について、それぞれのグループ内で計上されます。この売上高(公正価格に基づく)と関連する利益は、その後、「消去など」の項目に含まれる社内調整を通して消去されます。(「消去など」の項目には、SPMの消去以外の項目も含まれますので注意してください。)さらに、シュルンベルジェのサービスまたは製品をSPMプロジェクトに提供することに関連する直接費用は、貸借対照表に計上されます。 | ||||||||||||||||||||||
計上されたこれらの投資は、現金および前述の直接費用の形となる場合があり、関連する生産が実現され、関連する売上高が計上された時に損益計算書に費用計上されます。この償却費用は、生産高比例法に基づいており、各生産高には、推定総生産量に基づき未償却費用の比例配分が割り当てられます。 | ||||||||||||||||||||||
当四半期のSPM売上高と資産計上済み投資の償却および発生したその他の営業費用は、生産グループに反映されています。 | ||||||||||||||||||||||
12) | 2017年9月30日時点でのシュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高はどれぐらいでしたか。また、これは、2017年6月30日時点と比較して、投資と償却においてどのように変化しましたか。 | |||||||||||||||||||||
2017年9月30日および2017年6月30日時点でのシュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高は、それぞれ約28億ドルと26億ドルでした。これらの金額はシュルンベルジェの要約連結貸借対照表のその他の資産に含まれています。シュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高の変化を以下に示します。 | ||||||||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||||||||
2017年6月30日時点での残高 | $2,573 | |||||||||||||||||||||
SPM投資 | 164 | |||||||||||||||||||||
その他の追加 | 184 | |||||||||||||||||||||
SPM投資の償却 | (117 | ) | ||||||||||||||||||||
2017年9月30日時点での残高 | $2,804 | |||||||||||||||||||||
13) | 2017年第3四半期のウェスタンジーコ・マルチクライアントの売上高は、どうなりましたか? | |||||||||||||||||||||
2017年第3四半期のマルチクライアントの売上高(譲渡手数料を含む)は1億2700万ドル、2017年第2四半期は1億8200万ドルでした。 | ||||||||||||||||||||||
14) | 2017年第3四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残はどれぐらいでしたか? | |||||||||||||||||||||
2017年第3四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残(顧客と締結済みの契約に基づく)は4億8900万ドルでした。2017年第2四半期末時点では5億6600万ドルでした。 | ||||||||||||||||||||||
15) | キャメロン・グループのワンサブシーおよび掘削システムの注文ならびに受注残はどのようなものでしたか? | |||||||||||||||||||||
ワンサブシーおよび掘削システムの注文と受注残は以下の通りです。 | ||||||||||||||||||||||
(単位:100万) | ||||||||||||||||||||||
注文 |
第3四半期 2017 |
第2四半期 2017 |
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ワンサブシー | $347 | $181 | ||||||||||||||||||||
掘削システム | $156 | $170 | ||||||||||||||||||||
受注残 (四半期末) | ||||||||||||||||||||||
ワンサブシー | $2,328 | $2,371 | ||||||||||||||||||||
掘削システム | $523 | $566 |
シュルンベルジェについて
シュルンベルジェは、石油・ガス産業に油層定義、掘削、生産、処理技術を提供する世界的大手企業です。140カ国以上の約10万人を雇用するシュルンベル ジェは85カ国以上で事業を運営し、探鉱から生産までの業界で最も包括的な商品とサービスのほか、炭化水素回収を最適化して油層利用を改善する坑口からパ イプラインに至る総合的ソリューションを提供しています。
シュルンベルジェ・リミテッドは主要なオフィスをパリ、ヒューストン、ロンドン、ハーグに置き、2016年の売上高は278億1000万ドルでした。詳細情報についてはwww.slb.comをご覧ください。
*シュルンベルジェまたはシュルンベルジェ関連会社のマーク
†石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、旧石油公団(JNOC))とシュルンベルジェは、従来の化学薬品の 必要性を低減する掘削同時検層(LWD)技術を開発する研究プロジェクトで協力しました。パルス中性子発生装置(PNG)に基づいて設計された EcoScopeサービスで、この共同研究による技術を採用しています。PNGおよび単一カラーでの総合的測定装置一式は、EcoScopeサービスの重 要な構成要素であり、これにより革新的なLWD技術が生まれました。
注記
シュルンベルジェは2017年10月20日金曜日に電話会議を開催し、決算プレスリリースならびに事業見通しについて議論します。会議は米国東部時間午前8時30分から開始します。一般公開されるこの会議に参加するには、+1 (800) 288-8967(北米内)または+1 (612) 333-4911(北米以外)まで、開始予定時間の約10分前までに電話し、電話会議オペレーターに「シュルンベルジェ決算発表電話会議」への参加を伝えてください。この電話会議の終了後、2017年11月20日まで録音再生を聴取できます。+1 (800) 475-6701(北米)または+1 (320) 365-3844(北米以外)にダイヤルしてください。アクセスコードは428578です。
電話会議は、www.slb.com/irwebcastにて、聴取のみの方式でウェブキャストで同時放送されます。ウェブキャストの録音再生は2017年11月30日まで同じウェブサイトで聴取できます。
本2017年第3四半期決算発表および当社の他の見解には、連邦証券法の意味での「将来予想に関する記述」が含まれています。これには過去の事実で はない記述、例えば、事業見通しに関する当社の予測または予想、シュルンベルジェ全体および各グループおよびセグメント(および各セグメントの特定の製品 または地域)の成長、石油・天然ガスの需要と生産の増加、石油・天然ガスの価格、操業手順および技術の向上(当社の変革プログラムを含む)、シュルンベル ジェおよび石油・ガス業界の設備投資、シュルンベルジェの顧客企業の事業戦略、キャメロンとの合併取引で予想される利益、シュルンベルジェのSPMプロジェクト、合弁事業および提携の成功、将来の世界経済状況、将来の営業業績などが含まれます。これらの記述には、世界経済状況、シュルンベルジェの顧客企業による探鉱・生産支出 の変化および石油・天然ガスの探鉱・開発レベルの変化、世界の主要地域における一般的な経済、政治、事業状況、外国通貨のリスク、価格圧力、気候および季 節的要因、操業の変更、遅延または中止、生産低下、政府の規制および規制要件の変更(沖合石油・ガス探鉱、放射線源、爆発物、化学薬品、水圧破砕サービス、気候関連のイニシアチブに関連するものを含む)、探鉱の新たな課題に技術が対応できない可能性、重要な従業員を維持できない可能性などのリスクと不確実性や、当社の2017年第3四半期決算発表、および証券取引委員会に提出・提供した 最新のフォーム10-K、10-Q、8-Kで詳述したその他のリスクと不確実性を伴います。これらのリスクや不確実性の1つまたは複数あるいは他のリスク や不確実性が実際に起こった場合(またはこのような状況の変化の結果)、あるいは基礎となる前提が誤りであった場合、実際の結果は将来予想に関する記述に 示されたものとは大きく異なる場合があります。新たな情報、将来の出来事などが発生した場合でも、シュルンベルジェはこれらの記述を更新して公開するある いはこれらの記述を改訂する意図はなく、またその義務を負いません。
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