ベリシリコン、10ビットの高品質インターネットコンテンツを扱えるVP9 Profile 2対応のHantro G2v2マルチフォーマットデコーダーIPを発表

Mobile World Congress 2015

スペイン・バルセロナ--()--(ビジネスワイヤ) -- サービスとしてのシリコンプラットフォーム(SiPaaS™)を手掛ける企業として、IPを駆使したプラットフォームベースのカスタムシリコンソリューションとエンドツーエンドのターンキーサービスを提供するベリシリコン・ホールディングス(ベリシリコン) は本日、グーグルのVP9 Profile 2をサポートするHantro G2v2マルチフォーマットデコーダーIPが提供可能となったと発表しました。このプロファイルは、より高解像度のコンテンツを求める業界ニーズに応え、2014年にWebMプロジェクトが世に送り出したものです。VP9 Profile 2は10/12ビットの4:2:0サンプリングフォーマットを使用します。またHantro G2v2は、HEVC Main Profile、HEVC Main 10 Profile、VP9 Profile 0もサポートしています。Hantro G2v2のIPは直ちにライセンス提供可能です。

ユーチューブのRegis Crinon技術製品マネジャーは、次のように語っています。「業界で一貫してVP9のサポートが拡大する中、10ビットのVP9をサポートする最初のハードウエアIP提供企業の1社としてベリシリコンが加わったことで、より多くのSoC企業が、この高画質フォーマットを活用することができます。」

4K解像度のビデオコンテンツは非常に急速に一般化しています。ユーチューブにアップロードされる4Kビデオは昨年のみでも3倍を超え、ユーチューブで4Kビデオコンテンツを検索するユーザーも大幅に増加しています。先進国市場では昨年、HEVCベースとVP9ベースのいずれでも、4Kビデオのビデオストリーミングおよびビデオオンデマンドサービスが開始されました。これらのサービスの多くは毎秒60フレームのコンテンツに移行中であるため、システムバスに輻輳が生じ、SoCの設計にとって大きな難題となっています。4Kビデオ再生の際のバス帯域幅の難題を解決するために、Hantro G2v2はかつてない2つの技術を導入しています。第1に、Hantroリファレンス・フレーム・コンプレッション(RFC)はバス帯域幅を最大40%削減する可逆圧縮です。第2に、Hantro G2v2と合わせてライセンスされるオプションモジュールのHantroデコンプレッション/タイル・ツー・ラスター変換(DTRC)IPにより、出力画像のライティングが不要となります。この2つの技術を組み合わせることで、システム帯域幅は毎秒2.5 GB以上減少し、消費電力も大幅に低減します。Hantro RFCもHantro DTRCも、必要なシリコン領域に及ぼす影響は最小限で済み、性能に不利な条件も生み出しません。その結果、毎秒60 フレームの4Kデコードをシングルコアで行うことができます。

ベリシリコンの創業者で社長兼最高経営責任者(CEO)のウェイン・ダイ博士は、次のように語っています。「グーグルのデータによれば、4Kビデオへの関心は急速に高まっています。ユーザーが作成した4Kビデオコンテンツも商用の4Kストリーミングサービスも両方とも急増しています。Hantro RFCとHantro DTRCは汎用のIPであり、ご使用中のどのGPUやディスプレーコントローラーでも動作します。またシステム設計への制約がないため、設計者はさまざまなIPベンダーのコンポーネントを使用することができます。」

詳細についてモバイル・ワールド・コングレス(バルセロナで3月2~5日に開催)で面談を希望される場合には、Tomi Jalonen(tomi.jalonen@verisilicon.com)にご連絡ください。

ベリシリコンについて

ベリシリコン・ホールディングスはサービスとしてのシリコンプラットフォーム(SiPaaSTM)を手掛ける企業として、IPを駆使したプラットフォームベースのカスタムシリコンソリューションと、エンドツーエンドの半導体ターンキーサービスを提供しています。その用途は多様な末端市場に広く及び、モバイルインターネットデバイス、データセンター、モノのインターネット(IoT)、ウエアラブルエレクトロニクス、スマートホーム、自動車などを含みます。

ベリシリコンのシリコンプラットフォームには、ライセンス可能ZSP®(デジタルシグナルプロセッサー)ベースのHDオーディオ、マルチバンド/マルチモード対応ワイヤレス、HD音声プラットフォーム、Hantro HDビデオプラットフォーム、音声/モーション/タッチインターフェース向けミックスドシグナルNUI(ナチュラルユーザーインターフェース)プラットフォームなどがあります。ベリシリコンのカスタム・シリコン・ターンキー・サービスは幅が広く、28nmのような先進的ノードを含む広範なプロセス技術ノードやFD-SOIをターゲットとする自社の技術ソリューションと付加価値ミックスドシグナルIPポートフォリオを組み合わせた設計サービスを網羅しており、システムオンチップ(SoC)やシステムインパッケージ(SiP)向けの製品エンジニアリングサービスも提供しています。

ベリシリコンのSiPaaSソリューションにより、設計サイクルを短縮し、品質を向上させ、リスクを低減することができます。当社のSiPaaSソリューションは幅が広く、柔軟性を持っているため、新興の半導体企業や地位のある半導体企業、相手先商標製品製造企業(OEM)、相手先ブランド設計製造企業(ODM)、インターネットプラットフォームの大企業など、多様なタイプの顧客にとって魅力的な代替手段となります。

2001年に創業し、中国・上海に本社を構えるベリシリコンは、500人以上の従業員を擁し、世界で6カ所の研究開発センター(中国・米国・フィンランド)と9カ所の販売拠点を有しています。

詳細情報については、www.verisilicon.comをご覧ください。

Hantro G2v2マルチフォーマットデコーダーの詳細については、http://www.verisilicon.com/hantroご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

VeriSilicon Marketing Communication Contact:
Miya Kong, +86 135 9026 2584
press@verisilicon.com

Contacts

VeriSilicon Marketing Communication Contact:
Miya Kong, +86 135 9026 2584
press@verisilicon.com