米ニューハンプシャー州メリマック--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- GTアドバンスト・テクノロジーズ（NASDAQ：SOLR）は本日、当社子会社のGTクリスタル・システムズが日本の大型低温重力波望遠鏡（LCGT）プログラム向けの大型低吸収光学サファイアブランクを受注したと発表しました。LCGTでは、サファイアレンズを使用して宇宙事象に起因する重力波の変化を測定します。LCGTは極めて感度の高い装置であり、レンズ全体に泡や含有物のない完ぺきに近い結晶構造を含んだサファイアが必要とされます。使用するサファイアは、熱膨張とそれによる熱レンズ効果の原因となる熱の発生を防ぐため、光吸収率が非常に低いものにする必要があります。GTクリスタル・システムズのHEMサファイアは、1.064 um波長の吸収特性が極めて低く、将来多くの高出力レーザーシステムがこの波長で動作するため、重要な意味を持っています。GTのHEMサファイアは、この波長のレーザー吸収率が40ppm/cm以下であることが計測されています。
GTアドバンスト・テクノロジーズのサファイア装置・材料グループ担当副社長兼ゼネラルマネジャーのCheryl Diuguidは、次のように述べています。「LCGTに必要とされるサファイアの品質は非常に高く、こうした要求の高い用途に使用できるのは極めて純度が高く完璧に近いサファイアに限られます。今回のような素晴らしいプログラムに当社を選定していただいたことを光栄に思います。このことは、当社が先進のサファイア炉技術を使用して製造するサファイア材料の優れた品質に対する真の証しです。」
サファイアブランクは、直径約10インチ、厚さは6インチです。このブランクの納入は、2012年初頭を予定しています。GTのHEMサファイアがLCGTプログラムに選定されたのは、米国のレーザー干渉計重力波観測所（LIGO）といった他の同種の低吸収用途における過去の実績を受けたものです。
重力波望遠鏡は、従来の光学望遠鏡や電波望遠鏡では観測できない宇宙のかなたに存在するブラックホールやその他の物体の観測に利用されています。重力波は最初期の宇宙を観測可能にする方法となり得ることから、宇宙科学者が関心を示しています。重力波が正確に測定できれば、アインシュタインの一般相対性理論の検証も可能になります。
GTアドバンスト・テクノロジーズについて
GTアドバンスト・テクノロジーズは、ソーラー・LED・特殊市場にポリシリコン製造技術、サファイアおよびシリコンの結晶成長システム・材料を提供する世界的企業です。当社の製品とサービスは、顧客企業の製造環境の最適化や保有コストの低減に貢献しています。GTアドバンスト・テクノロジーズの詳細情報についてはwww.gtat.comをご覧ください。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースの記述には、新しい技術製品によって期待される結果など、その性質上将来見通しに関する記述が一部含まれています。これらの記述は、経営陣の現在の予想または考えに基づいたものです。これらの将来見通しに関する記述は、業績を保証するものではなく、多くの不確実性やその他の要因の影響が伴い、そのほとんどに当社の管理が及ばず、実際の出来事が将来見通しに関する記述によって表現または示唆されたものと、著しく異なる可能性があります。実際の出来事が将来見通しに関する記述によって表現または示唆されたものと著しく異なる場合の要因となり得るものには、当社が顧客との契約において売上を認識できない可能性、技術的変化が既存の製品や技術を旧式にしてしまう可能性、当社が知的財産権を保護できない可能性、他の製造業者との競争が激化する可能性、為替レートの変動・金融市場の状況・景況によって当社製品に対する需要が減少する可能性や、GTアドバンスト・テクノロジーズ（旧社名GTソーラー・インターナショナル）が証券取引委員会に提出した書類に概説されているさまざまなその他のリスクが含まれます。例えば、2011年5月26日に当社がフォーム10-Kで提出した2011会計年度の年次報告書および2011年8月5日にフォーム10-Qで提出した2012会計年度第1四半期報告書の「リスク要因」のセクションの記述などです。GTアドバンスト・テクノロジーズは、新たな情報、将来の出来事、あるいはその他の理由の結果として将来見通しに関する記述を更新・変更する義務を負わず、また一切の義務を否定します。
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