東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ひびき・パース・アドバイザーズ(以下、「ひびき」)はシンガポールを拠点とする資産運用会社であり、日本国内外の資金を長期の視点で運用しております。ひびきは、顧客資産の運用を通じ、イハラサイエンス株式会社(以下、「イハラサイエンス社」、及び「同社」)の株式を保有しております。
2023年2月8日に、エン・アイ・ム株式会社による公開買付(TOB)が発表されました。これは、同社の代表取締役会長中野琢雄氏(以下、「中野会長」によるMBOという位置づけとなっております。ひびきは2017年より同社株式を保有しており、長期株主として、ご縁に感謝しつつ、同社の成長の応援をして参りました。
この度、事業環境の激変、そして資本市場の構造変化を見据え、さらなる成長のための攻めの姿勢にてMBOをご決断されたことに関し、一株主より心より敬意を表したいと考えております。1999年に社長に就任し、東奔西走の努力により同社倒産の危機を救った中野現会長のイハラサイエンス社への想い、そして今回、上場、非上場という形式的な問題に囚われずに、本質的な課題に向き合い、80周年を節目として、イハラサイエンス社が「世界一の配管屋」となるべくベストな方向を模索する強い決断力には、多くの上場企業の経営者にとって見習う部分が多いと感じております。
しかしながら、ひびきは、本MBOによるTOB価格、2,980円については、同社の本源的な企業価値を十分に反映していないとの見解を持ち、本価格にて株主に応募推奨をされた同社取締役会に対し、私どもの真摯な想いと共に書簡を送付させていただきました。取締役会・経営会議体にてご検討いただきたく、また、同社を支える他株主の皆様にもご議論いただきたく、本書簡を公開致します。
(2023年2月16日付 イハラサイエンス株式会社への送付書簡)
http://www.hibiki-path-advisors.com/wp-content/uploads/2023/02/Ihara-Letter-final-Japanese.pdf