EHグループとNIM、海運業向けのゼロエミッション水素燃料電池ソリューションの推進に関する基本合意書を締結

Mardit Matian, Marc Freriks, Chris Brandon (from left to right). (Photo: Business Wire)

ニヨン、スイス&アムステルダム--()--(ビジネスワイヤ) -- オランダを拠点とし、海洋工学に関する深い専門知識で知られる海運業のイノベーターであるNIMと、高性能な水素燃料電池技術を専門とするスイスのハイテク企業であるEHグループは、基本合意書(MoU)の締結を発表できることを嬉しく思います。今回の提携は、水素燃料電池ドライブトレインの開発と標準化を通じた海運セクターにおけるゼロエミッション・ソリューションの推進という観点で、重要な一歩となります。

ゼロエミッションの海運ソリューションに向けた提携

今回の基本合意書は、海運業向けに特化した水素ドライブトレインを共同で調査・実装するというNIMとEHグループのコミットメントを明確化するものです。今回の提携は、EHグループの燃料電池技術とNIMの海運システムの統合に関する専門知識を活用し、海運業をカーボンニュートラルに近づけつつ海運業の厳格な業界標準を満たす、スケーラブルなゼロエミッションの電力ソリューションを生み出すことを目的としています。

今回の提携では、船舶特有の仕様および安全要件を満たすべく、燃料電池システムの調整と標準化に重点的に取り組むことになります。これにより、広く展開可能なクリーンかつ効率的なエネルギーソリューションへの道が開かれることとなります。

経営陣によるコメントの引用

「海運セクターは、破壊的な脱炭素化を実現するうえで絶好の時期を迎えています。これを実現するには、強力な技術ソリューションとセクターにおける豊富な経験および統合機能を組み合わせることが必要となります。NIMとの提携により、数多くの船舶に海洋FC(燃料電池)システムをより効果的に展開できるようになります」と、EHグループの創業者あるマーディット・マティアンは述べています。

「今回の提携により、海運業界における持続可能なエネルギー転換の次のステップに向けた確固たる基盤を築くことができました。EHグループの水素燃料電池システム「EH-Trace」とNIMのシステム統合に関する知識がひとつになった今、船舶の電力管理アプリケーションを取り巻く変化を加速させる体制が整っています」と、NIMの最高戦略責任者(CSO)であるMarc Freriks氏は述べています。

持続可能な未来に向けた共同の取り組み

今回の提携は、両社が環境の持続可能性に貢献するという共通の使命を持ち、世界の脱炭素化目標に貢献すべくソリューションの開拓に尽力していることを示しています。NIMとEHグループの提携は、従来の推進システムに代わる環境にやさしい代替手段に対する海運業界の需要の高まりとも一致しており、これは国際的な気候目標を達成するうえで重要な動きといえます。

両社について

EHグループ(https://www.ehgroup.ch ) は、スイスを本拠とする水素燃料電池技術のリーダー企業であり、よりクリーンなエネルギーの未来に向けた高性能ソリューションの開発に尽力しています。EHグループの燃料電池は、他に類を見ない出力密度、より高いシステム効率、そしてコストを大幅に削減する独自の組み立て工程を提供しています。その技術により、船舶や大型モビリティ、大規模な定置型電源、航空機などの脱炭素化を目指しています。

NIM ( https://www.nim-bv.nl )は、革新的な海洋工学を専門とし、さまざまな船舶のタイプに合わせた持続可能な推進力およびエネルギーソリューションを提供しています。オランダを拠点とするNIMは、これまで培ってきた経験と最先端の技術を活用し、海洋産業の低炭素の未来への移行を後押しする、エネルギー効率の高いソリューションを提供しています。

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