レノボグループ:2024/25年度第2四半期決算

レノボ、堅調で持続可能な加速成長を実現 - ハイブリッドAIにフォーカスし、市場での差別化と業界リーダーシップを推進

香港--()--(ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ・ リミテッド(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は、子会社(以下「グループ」と言います)と併せて、2024/25会計年度の第2四半期連結決算を発表し、純利益の大幅な増加と成長、4四半期連続の前年同期比増収、およびすべての事業グループにおいて前年同期比2桁台の大幅な増収を報告しました。グループ全体の売上高は前年同期比24%増の179億米ドルとなりました。香港財務報告基準(HKFRS)[1]非適用ベースの純利益は前年比48%増の4億400万米ドル、PC以外の売上比率は前年比5ポイント増の46%となりました。同グループの決算は、明確な戦略、卓越した業務運営、研究開発への投資、ハイブリッドAIのイノベーション、そしてグローバルな事業展開を反映したものです。

グループのハイブリッドAI戦略と継続的な研究開発およびイノベーションへの投資が実を結び、2024年5月に中国で発売されたAI PCの第1弾は、すでに中国市場における同社ノートブック出荷台数の2桁のシェアを獲得しています。また、レノボAI Now搭載のグローバル市場向けのAI PCの最近の発売も好評を得ています。大企業向けAIでは、グループはフルスタックのハイブリッドインフラストラクチャとレノボハイブリッドAIアドバンテージ(Lenovo Hybrid AI Advantage)を活用し、成長機会を捉えています。AIのイノベーションに絶え間なく注力し、研究開発への投資(前年同期比10%増の5億4800万米ドル)を続けることで、同グループの市場における差別化と業界でのリーダーシップを強固に確立しています。

今後の成長を視野に入れ、レノボはハイブリッドAIの継続的なイノベーションを推進し、成長と収益性の伸びをさらに加速させ、現在の勢いは会計年度の残りの期間も継続するだろうと前向きに見ています。

レノボの取締役会は、中間配当を1株あたり8.5香港セントと発表しました。

会長兼最高経営責任者(CEO)の楊元慶(Yuanqing Yang)は、次のようにコメントしています。

「前四半期、当社は力強く、持続可能で加速した成長を達成し、すべての事業グループで再び収益の拡大を達成しました。この力強い勢いは、明確な戦略、イノベーションへの投資、卓越した業務運営、グローバルな存在感、そしてハイブリッドAIへの献身によってもたらされたものであり、これにより市場での差別化と業界でのリーダーシップをさらに強化しています。今後を見据えると、ハイブリッドAIにおける継続的なイノベーションの進歩が成長と収益性をさらに加速させ、今会計年度の残りの期間も当社を前進させてくれるものと確信しています」

決算ハイライト:

 

24/25年度 Q2

単位:100万米ドル

23/24年度 Q2

単位:100万米ドル

変化率

 

グループ収益

17,850

14,410

24%

税引前利益

473

358

32%

純利益 (株主に帰属する利益)

359

249

44%

純利益 (株主に帰属する利益 – 非HKFRS) [1]

404

273

48%

 

1株当たり当期純利益 (単位:セント/米ドル)

2.92

2.09

0.83

インテリジェント・デバイス・グループ(IDG):大幅な成長と高い収益性を実現し、パーソナルAIを加速

24/25年度第2四半期業績:

  • IDGは、売上高が前年同期比17%増の135億米ドルに達し、前年同期比2桁の増収という好調な四半期業績を達成しました。
  • PC事業は市場シェアをほぼ24%に拡大し、2位の企業との差を4ポイントに広げました。また、中国市場におけるグループ全体のノートパソコン出荷台数に占めるAI PCの割合は2桁に達しました。
  • スマートフォンおよびタブレット端末事業は、それぞれ前年同期比で43%増、19%増と、2桁台の高い増収率を達成しました。北米、欧州・中東・アフリカ(EMEA)、アジア太平洋市場におけるスマートフォンの急成長が要因です。

機会および持続的な成長:

  • PC市場は着実に回復し、AI PCが牽引して新たなリフレッシュサイクルに入ると見込まれています。AI PCは、2027年までに徐々に成長してPC業界の約80%を占めるようになると予想されています。
  • AI技術の新たな発展は、スマートフォン市場の刷新も促すと期待されています。
  • IDGは、引き続き5つの機能を備えたAI PCを活用し、AI PC市場におけるリーダーシップを確立すると同時に、より豊富なAIデバイスのポートフォリオを構築していく予定です。

インフラストラクチャ・ソリューション・グループ(ISG):ハイブリッドAIインフラストラクチャの構築による急成長

24/25年度第2四半期業績:

  • クラウドの勢いと大企業ビジネスの回復を追い風に、ISGは四半期売上高で過去最高を記録し、前年同期比65%増の33億米ドルを達成しました。
  • 営業損失は引き続き縮小し、事業グループは損益分岐点に近づいています。
  • ストレージ、ソフトウェア、サービスを合わせた売上は過去最高の前年同期比35%増を記録しまし、ISGのLenovo NeptuneTM液体冷却サーバーの売上は前年比48%を記録しました。

機会および持続的な成長:

  • ISGは、ポートフォリオの簡素化や業務改善、クラウドサービスプロバイダー顧客の多様化など、大企業および中小企業向けのビジネスモデルの強化を継続する予定です。
  • AIワークロードのパフォーマンスとエネルギー効率に対する需要の高まりに応えるため、業界をリードする液体冷却技術により差別化を推進していく予定です。
  • さらに、ISGはハイブリッドAIインフラストラクチャ・ソリューションの開発に向けて、主要な戦略的パートナーシップを継続的に拡大していきます。

ソリューション&サービスグループ(SSG):高利益率と2桁成長、ハイブリッドAIアドバンテージの構築

24/25年度第2四半期業績:

  • SSGは、14四半期連続で売上高の2桁成長を達成し、売上高は22億米ドル、営業利益率は20%を記録しました。
  • マネージドサービス、プロジェクトおよびソリューションサービスによる売上構成は前年同期比で3ポイント増加し、SSGの売上高のほぼ60%を占めました。
  • デジタル・ワークプレイス・ソリューション、ハイブリッドクラウド、サステナビリティ・ソリューションなどの主力製品も力強い成長を遂げました。

機会と持続的な成長:

  • グローバルITサービス市場は、今後3年間、着実な2桁成長が見込まれており、AIサービスは市場の2倍以上の速さで成長し、ITサービス市場の主要な原動力となるでしょう。
  • レノボは引き続き、デジタル・ワークプレイス・ソリューション、ハイブリッドクラウド、サステナビリティ・ソリューションなどの主力製品にAIを組み込んでいく予定です。
  • SSGは、顧客がAIユースケースを採用し、ハイブリッドAIの機会を捉えられるよう、より多くのAIネイティブサービスを開発していく予定です。

ESGおよび企業ハイライト

第2四半期の業績、発表、注目すべき取り組みには、以下の内容が含まれます。

[1] 非HKFRS基準は、損益を通じて公正価額で測定する金融資産の純公正価額変動、企業合併や買収による無形資産の償却、企業合併や買収関連費用、無形資産の減損、およびそれらに対応する所得税効果(該当する場合)を除外して調整されています。

Lenovoについて

Lenovo(レノボ)は、売上高570億米ドルの世界的なテクノロジー大手で、フォーチュン・グローバル500の248位にランクインし、180の市場で毎日数百万人の顧客にサービスを提供しています。すべての人によりスマートな技術を提供する」という大胆なビジョンに重点を置き、AI搭載、AI対応済み、AI最適化デバイス(PC、ワークステーション、スマートフォン、タブレット)、インフラストラクチャー(サーバー、ストレージ、エッジ、ハイパフォーマンス・コンピューティング、ソフトウエア定義インフラストラクチャー)、ソフトウエア、ソリューション、サービスの総合的なポートフォリオにより、レノボは世界最大のPC企業としての成功を築いてきました。世界を変えるイノベーションへの継続的な投資により、レノボはあらゆる場所で、すべての人にとってより公平で信頼できる、よりスマートな未来を築いていきます。レノボは、Lenovo Group Limited(レノボ・グループ・リミテッド)(HKSE:992)(ADR:LNVGY)として香港証券取引所に上場しています。レノボの事業に関して詳しくは公式ウェブサイト( https://www.lenovo.com )を、最新ニュースについては、 StoryHub(ストーリーハブ) をご覧ください。

レノボ・グループ・リミテッド

財務サマリー

2024年9月30日に終了した四半期

(単位:百万米ドル、1株当たりデータを除く)

 

 

 


24/25年度 Q2


23/24年度 Q2


前年比変化率

売上高

 

17,850

14,410

24%

売上総利益

 

2,796

2,522

11%

売上総利益率

 

15.7%

17.5%

(1.8) pts

営業経費

 

(2,145)

(2,008)

7%

研究開発費
(営業経費に含まれる)

 

(548)

(498)

10%

売上高に対する経費の比率

 

12.0%

13.9%

(1.9) pts

営業利益

 

651

514

27%

その他営業外利益/(費用) - 純額

 

(178)

(156)

13%

税引前利益

 

473

358

32%

課税額

 

(90)

(69)

31%

当期利益

 

383

289

33%

非支配持分

 

(24)

(40)

(38)%

株主に帰属する利益

 

359

249

44%

株主に帰属する当期利益 - 非HKFRS [1]

 

404

273

48%

1株当たり利益(セント/米ドル)
当期
希薄化後

 


2.92
2.78


2.09
1.99


0.83
0.79

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