ストックホルム--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 政府が新たに発表したセンセーショナルなデータを見ると、スウェーデン人は公式に「スモークフリー（無煙）」になったことで歴史を築いたことが分かる。
スウェーデンは、欧州連合が定める目標より16年早く、この驚くべき偉業を達成したが、他の加盟国の大半はかなり遅れており、この目標を達成できない見込みだ。
スウェーデンの公衆衛生機関が発表した公式の健康データによると、スウェーデンで生まれ育った成人の喫煙率はわずか4.5%で、これは世界的に認知されているスモークフリー状態の基準である5.0%を大幅に下回っています。
日本の平均喫煙率は14.8%であり、これはスウェーデンの約3倍である。
スウェーデンの驚異的な成功は、より安全なタバコ代替品に対する先駆的な政策アプローチの結果だ。
ニコチン代替製品は日本の喫煙率の低下に貢献したものの、それでも日本の喫煙率はスウェーデンのほぼ4倍である。
「スモークフリー・スウェーデン (Smoke Free Sweden)」提唱者のDelon Human博士は次のように述べた。「世界の公衆衛生における重要な瞬間を示す素晴らしい成果であり、スウェーデンのタバコ規制への取り組みを導いてきた政策の先進性を証明します」
「1960年代には、スウェーデン人男性の約半数が喫煙していました。スウェーデンは、無煙タバコ（スヌース）、経口ニコチンポーチ、VAPE（ベイプ）などの代替ニコチン製品の利用を受け入れ、奨励することにより、公衆衛生を守りながら、スモークフリー社会への明確な道を切り開きました」
「この功績は世界の他の国々にとって希望の光となり、実用的で進んだアプローチが公衆衛生に素晴らしい利益をもたらし、人命を救うことができるという感動的な証となるでしょう」
内科医でありスウェーデン医師会（Swedish Medical Association）前CEOのAnders Milton博士は次のように語る。「スウェーデンの成功の鍵は、禁止することよりも害を低減することに焦点を合わせた実践的取組にあります。より安全なニコチン製品が、様々な濃度や風味で、オンラインと店舗の両方で合法的に販売されており、認知度向上と普及を促す広告も展開されています」
「また、スウェーデン政府は比例消費税も導入することで無煙製品をタバコよりも手頃な価格に抑えています。この税制政策は、公共教育キャンペーンと相まって、スウェーデンの消費者がより健康に良い選択を行えるようにはかり、同国がタバコ害の軽減において主導的な役割を果たすことに貢献しています」
スウェーデンの戦略の恩恵は非常に大きく、EU内でのタバコ関連疾患の割合が最も低く、他のヨーロッパ諸国に比べてがんの発生率が41%低い。
Human博士は語る。「スウェーデンがこの歴史的な成果を祝う一方で、他の多くの国々ではスモークフリー目標の達成には程遠いままです。一部の国では、経口ニコチン製品や電子タバコなどの、より安全なニコチン代替品の入手を制限する厳格な禁煙政策を引き続き実施しています。こうした措置は後進的であり、喫煙者を命を救う可能性のあるものから遠ざけ、タバコ害を減らすための進歩を妨げています。
「諸国はスウェーデンの先例に従うのではなく、反対の方向へ向かっており、喫煙率は変わらないか上昇しています。スウェーデンの成功は、証拠に基づく政策に支えられた代替ニコチン製品が前向きな変化をもたらす強力な力となることの良い手本なのです」
「スモークフリー・スウェーデンでは、すべての国に対し、自国のタバコ規制戦略を再評価し、喫煙との戦いの支柱としてたばこ害の軽減を採用するよう呼びかけています。スウェーデンのスモークフリー達成は、世界中の政策立案者を目覚めさせるでしょう。ニコチン代替品に関する進歩的かつ科学的な裏付けのある政策を実行に移せば、公衆衛生の目標を犠牲にすることなく、煙を過去のものにすることができるのです」
了
スモークフリー・スウェーデンについて
スモークフリー・スウェーデンとは、タバコ害の軽減に関してスウェーデンのモデルに他の国々が倣うことを奨励するキャンペーンです。スウェーデンのスモークフリーの成功は、タバコ代替製品に対するオープンな姿勢によるものです。
スモークフリー国家を達成したスウェーデンのアプローチに関する詳細は、www.smokefreesweden.org をご覧ください。
