PHC、冷凍・冷蔵保存機器と外部システムとのデータ連携を実現するアナログインターフェースボード「MTR-420MA-PW」を8月に発売

~医薬品や試料の品質管理に貢献~

(画像:ビジネスワイヤ)

東京--()--(ビジネスワイヤ) -- PHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「バイオメディカ事業部」)は、製薬企業及び研究施設・医療機関向けに、当社の冷凍・冷蔵保存機器(※1)と外部システムとの接続性強化を図るため、アナログインターフェースボード「MTR-420MA-PW」(※2)を8月に販売開始しますので、お知らせいたします。

創薬やライフサイエンス研究において、貴重な検体や試料などの品質管理は不可欠です。特に、希少疾病用医薬品やバイオ医薬品など、スペシャリティ領域での創薬研究の進展に伴い、医薬品のより厳格な品質管理と確実なトレーサビリティの確保が今まで以上に必要とされています。その流れのなかで、遠隔監視システムなどを活用して医薬品や試料の保存環境をリアルタイムに把握するために、保存機器と外部システム間のデータ連携を求めるニーズが高まっています。

この度発売するアナログインターフェースボードは、お客様が所有する外部システムと、当社の超低温フリーザーや薬用保冷庫などの保存機器とのデータ連携を可能とする専用インターフェースです。接続した当社機器の庫内温度や扉開閉、停電警報データをリアルタイムにアナログ出力し、汎用性の高い通信方式によって遠隔監視システムやラボ情報管理システムなど幅広い外部システムに接続します。これにより、保存機器の稼働状況の一元管理やトレーサビリティの確立を実現し、庫内に保存する医薬品や試料の品質管理に寄与します。尚、本製品は、既設の当社製保存機器(※1)に後付けできるため、お客様の既存の資産を活かした効率的な運用が可能です。

バイオメディカ事業部は、1966年に薬用保冷庫を国内で発売して以来、保存・培養機器を中心とした幅広いライフサイエンス機器の開発に取り組んでまいりました。今回発売する新製品は、保存機器の付加価値向上を目的として開発したものです。

PHC株式会社で取締役及びバイオメディカ事業部長を務める高魚 力は、次のように述べています。「当社の保存機器は、精緻な温度制御性能や高い耐久性など、お客様よりご評価をいただいております。この度のアナログインターフェースボードの導入により、保存機器と外部システムとのデータ連携を実現することで、研究者や医療従事者の皆様がさらに安心して貴重な医薬品や試料を長期保存いただけるとともに、保存物の品質管理に役立つことを期待しています。当社は、長年培った技術と品質に更に磨きをかけ、お客様の課題解決に繋がるソリューションの提供を通じて、最先端のライフサイエンス研究とモダリティ(治療手段)の進化への貢献を目指してまいります。」

(※1)

冷凍機付きインキュベーター含む。但し、一部の冷凍・冷蔵保存機器は除く。URL: https://www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/options

(※2)

URL:https://www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/options

<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>

1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(コード番号6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ライフサイエンス事業を担うバイオメディカ事業部では、事業ブランド「PHCbi」を掲げ、超低温フリーザーやCO2インキュベーターをはじめとした研究・医療支援機器及びサービスの提供を通じて、約110の国と地域における研究者と医療従事者への支援に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/biomedical/about-phcbi

<PHCホールディングス株式会社について>

PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを持ち、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2023年度の連結売上収益は3,539億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
www.phchd.com/jp

Contacts

【お問い合わせ先】
<製品サービスに関する窓口>
PHC株式会社 バイオメディカ事業部マーケティング部 岡田昌代
電話:080-4816-3259  E-mail: masayo.okada@phchd.com

<IR報道関係窓口>
PHCホールディングス株式会社 IR・広報部 荒井広子
電話:03-6778-5311  E-mail: phc_pr@gg.phchd.com

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