ミシガン州サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インテリジェント・パワー・マネージメント企業のイートンは、商用車およびオフ・ハイウェイ車両向けに低電圧48ボルトDC/DCコンバーターの高出力バージョンの提供を開始したことを発表しました。これは、こうした車両が走行する過酷な環境に耐えるように設計されたものです。
イートンのモビリティー・グループの低電圧・電力変換部門エンジニアリング責任者であるベン・カーラーは、「当社の新型コンバーターは、最大40アンペアの出力電流容量を持ち、フレーム・レールやバッテリー収納部、エンジン収納部など、非常に過酷な条件下にある部分に設置することが可能です」と述べて、「このような悪条件、衝撃、そして振動を伴う極限の範囲では、強固な保護機能を必要とします」と話しています。
イートンのDC/DCコンバーターは、48ボルトのシステムから電力を得て12ボルトにまで落とし、アクセサリーやその他の低電力システムを作動させます。この設計により、停電時においてもアンチロック・ブレーキやパワー・ステアリングなどの必要不可欠な機器が作動するため、この分野での提供製品の中でも唯一無二のものとなります。
オフ・ハイウェイ車両と商用車メーカーがますますデュアル・ボルテージの電気アーキテクチャーに切り替えるにつれ、48ボルトのDC/DCコンバーターへの需要は増加しています。同社のコンバーターは統合のしやすさを考慮した自然対流型空冷設計を特徴とし、摂氏85度までの周囲温度で作動可能となっています。また、コンバーターは広い作動範囲にわたる電力損失を防止するように高い効率性を持って設計されています。
さらに、コンバーターは軽量化と省スペース化を実現するよう設計されています。現代の車両のほとんどは12ボルトまたは24ボルトで運転されているため、48ボルトにまで引き上げることによって電圧は最大4倍になり、電流は同じ比率で減少することになります。ワイヤーのサイズは電流の量に基づいて決められるため、電流を減らすことによりさらに小型のワイヤーを使うことができ、軽量化と実装の懸念を緩和することができます。
イートンのDC/DCコンバーターのポートフォリオは複数の電力・電圧レベルによって多様性を提供し、メーカーの充電システム規格とシームレスに機能するような最適化が実現されます。また、これはコントローラー・エリア・ネットワーク(CAN)バスを備えており、診断情報の送信のため、DC/DCコンバーターから他の車両電子制御ユニットへ直接通信が可能となっています。
カーラーは、「このユニットは、現代の商用車やオフ・ハイウェイ車両の高出力負荷を管理できる信頼性の高い方法を求めるメーカーにとって理想的なソリューションです」と話しています。
イートンの48ボルトのソリューションのポートフォリオについて、詳細をご確認ください。
インテリジェント・パワー・マネジメント企業のイートンは、環境を保護し、世界の全ての地域の人々の生活の質を向上させることに専心しています。当社は、データ・センター、ユーティリティー、工業用、商業用、機械製造、住宅用、航空宇宙およびモビリティー市場用の製品を製造しています。ビジネスを正しく行う、持続可能な経営を行う、そして顧客が現在そして将来にわたって電力を管理できるよう支援するというコミットメントを指針としています。電動化とデジタル化という世界的な成長トレンドを活用することで、再生可能エネルギーへの移行を加速し、世界で最も緊急な電力管理の課題の解決に貢献し、現在そして将来の世代のために、より持続可能な社会を構築していきます。
イートンは1911年に設立され、1世紀以上にわたりニューヨーク証券取引所に上場しています。2023年の売上高は232億ドルに達し、世界160か国以上の顧客にサービスを提供しています。詳細については公式ウェブサイトwww.eaton.comをご覧いただき、またLinkedInで当社をフォローしてください。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。