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大手CDMOのPCIファーマ・サービシズが初の包括ESG報告書を発表

その主な内容は、気候科学に基づく環境面での目標、労働力の強化、地域パートナーシップの重視、サプライチェーンの回復力などにわたっている。

フィラデルフィア--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界有数の医薬品開発・製造受託機関(CDMO)であるPCIファーマ・サービシズ(以下「PCI」といいます)は、初の 環境・社会・ガバナンス(ESG)報告書 を発表しました。PCIの多面的な持続可能性の取り組みの詳細な概要を示したこの報告書では、2021年の正式なプログラム開始から2023会計年度までの歩みを紹介し、多方面にわたる継続的な進展に向けた意欲的な目標を示しています。

この詳細な報告書では、カーボン・フットプリント、責任ある廃棄物管理、環境に配慮した調達など、持続可能性に焦点を当てたプラクティスから、衛生と安全、地域社会への影響、DEIなどの人を優先する問題まで、9つの特定された影響カテゴリを達成するためのPCIのパフォーマンス、目標、および戦略を明示しています。PCIは世界トップクラスのCDMOであり、その世界的な顧客やベンダーの数は数千社にのぼります。PCIのESGイニシアチブは、PCIが関わり、配慮し、奉仕する多くの地元地域社会および世界の地域社会に意図的に影響を与えることを目的としています。

この考え方に基づき、PCIファーマのESGプログラムは本質的に包括的かつボトムアップ型のものとなっています。この報告書には、数百人の従業員だけでなく、顧客、サプライヤー・パートナー、投資家、コミュニティ組織などの外部のステークホルダーからの意見も収集するダブル・マテリアリティ・アセスメントに対するPCIのアプローチが盛り込まれています。このアセスメントの目的は、すべてのステークホルダーにとって重要で、またステークホルダーが重視しているESG要素を特定し、そこから重要な要素に対する有意義で測定可能な進展に焦点を当てることです。

心強いことに、ダブル・マテリアリティ・アセスメントでは、PCIのESGインパクト・カテゴリーの大半がステークホルダーの優先事項と一致していることが示されました。それでも、評価結果は見識に富んだものであり、ステークホルダーの優先事項とPCIのESG戦略との長期的な整合性を確保するために検討されました。

PCIのESG報告書のその他の注目点は以下の通り:

  • 排出削減目標:2030年までに、PCIは以下を目指します
    • スコープ1と2の温室効果ガス排出量を40%削減
    • エネルギー強度を50%削減
    • 再生可能エネルギー源から100%エネルギーを購入

カーボンフットプリントの目標と戦略は、Science Based Targets(SBT)に沿って策定されました。2045年までに、PCIはサプライチェーン全体でネットゼロのカーボン・フットプリントを達成することを目指しています。

  • 水の保全:2030年までに、PCIは世界の水消費量を1立方メートルあたり50%削減する計画で、製薬部門の清浄度と無菌性のニーズは本質的に水を大量に消費するものですが、PCIはこの野心的な目標に引き続き取り組みます。
  • 廃棄物管理:2030年までに、PCIは非有害廃棄物の原単位を33%削減し、埋立地へ送られる廃棄物を90%削減することを目標とし、リサイクル可能な廃棄物の再資源化を100%達成するための計画を策定しています。

*すべての環境目標は、2020年を基準として算出されています。

  • 地域社会への影響:PCIは、従業員の参加率を前年比で増加させ、各グローバル拠点およびコーポレート機能に対して地域社会へ測定可能な影響を与えることに重点を置いた、正式な社会還元戦略を確立しました。この面での活動には、地域社会の最大のニーズを特定し、関連団体と提携すること、ボランティアの機会を伝え、従業員に関心グループを作ることを奨励すること、ESGデー・イニシアチブと呼ばれる斬新なプログラムなどが含まれます。 このイニシアチブ・プログラムでは、社員はさまざまなカテゴリーにわたる会社主催のボランティア活動を年間8時間まで行うことができます。
  • 組織全体でのDEI:PCIは、包摂性と多様性の測定を強化し、特に給与の公平性と組織全体における性別と民族のバランスの取れた人材配置に重点を置き、それを経営陣や取締役会のリーダーシップのレベルまで拡大していきます。PCIのDEIの取り組みは、業務にとどまらず、サプライチェーンにも及びます。サプライヤー多様性プログラムにより、PCIはサプライチェーンにおける女性、少数民族、社会的弱者が所有する企業への支援を強化しています。

医療サービスを中核とするPCIは、ESGへの取り組みが、地球と人々の幸福がいかに密接に結びついているかを示すものだと考えています。

「PCIでは2021年に正式にESGプログラムを設立しましたが、ESGに対する意識は決して今に始まったことではありません。」と、PCIファーマ・サービシズの最高経営責任者(CEO)であるサリム・ハッファーは述べています。「責任ある企業として、私たちはコミットメント、企業文化、業績を、私たちがサービスを提供する人々、地球、そして地域社会の幸福と一致させるために日々進化してきました。 チームとして、私たちは業界のベストプラクティスを学び、適応し、その過程で学んだ教訓を共有し、強靭な未来のための強固な基盤を築いています。」

PCIファーマ・サービシズについて

PCIは世界有数のCDMOとして、エンド・ツー・エンドで統合された医薬品開発、製造、包装能力を顧客に提供することで、製品の市場投入のスピードと商業的成功の機会を高めています。PCIは、毎年90を超える製品の上市を成功させ、50年以上にわたって医療サービス事業に携わってきた実績ある経験を活かしています。現在、7カ国(オーストラリア、カナダ、米国、アイルランド、ウェールズ、ドイツ、スペイン)に30拠点を有し、6000人以上の従業員が、多くの患者の生命を変える治療法の実現に取り組んでいます。

PCIファーマ・サービシズは、最先端の技術と継続的な投資により、製造能力から臨床試験のサプライチェーン、商業化まで、製品のライフサイクル全体を通じてグローバルな医薬品開発のニーズに対応しています。PCIファーマ・サービシズのクライアントは、PCIをビジネスの延長として、また患者の生活を向上させるという共通の目標を持つ協力的なパートナーとして活用しています。PCIの事業についての詳細は、公式ウェブサイト pci.com をご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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Christopher Dale
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