カリフォルニア州アーバイン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 患者安全運動財団が1月26日に開催した年次中間イベントにおいて、世界中の患者安全の専門家が参加し、予防可能な患者の発生と医療従事者の受ける被害を撲滅するための行動計画を策定しました。患者安全運動財団は、品質および患者安全を担当する最高責任者や患者安全の活動家のための、的を絞ったフォーラムを求める声に応えて、患者安全リーダーシップ協会を立ち上げました。このフォーラムは、品質および患者安全を担当する最高責任者が医療システムの中で果たす重要な職務を支持し、証拠に基づくソリューションや、患者の命を救うことが証明された新たなテクノロジーの導入を支援するための、グローバルなエグゼクティブのネットワークです。
患者安全リーダーシップ協会は、年次中間イベントで策定された行動計画の推進に重要な役割を果たすことが期待されています。計画には以下のアクション項目が含まれます。
- 病院のガバナンス委員会と上級管理職に対し、厳格なレビュープロセスを実施しつつ、施設内の患者安全の文化を擁護することへの揺るぎないコミットメントを求める。
- 患者とその家族が持つ貴重な視点と、彼らが自分自身をケアするために果たすべき重要な役割を認識したうえで、彼らを重要な医療上の判断に参加させる。
- 病院の首脳陣に対して、医療従事者のウェルビーイングを優先する環境を醸成し、彼らが困難に直面した際の回復力を強化し、支援し、育てる職場を確保することを求める。
- 医療過誤の主な原因が誤診であることを示す最近のデータに対応し、診断精度と医療上の意思決定の向上に関する人工知能の変革のポテンシャルを受け入れる。
- 病児の親の関与を高めつつ、病児の治療、特に入院中の安全基準を高める。
患者安全リーダーシップ協会の設立は、患者安全をグローバルに推進するための待望のリソースとして、年次中間イベントで強力に支持されました。このイニシアチブにより、加盟者は、センシティブな有害事象について議論したり、患者安全に関する世界的に有名なリーダー、臨床医、研究者からアドバイスを得たりすることができます。こうして得られた知識は、変革をもたらすヘルスケアソリューションの開発に向けて、ワークショップ、ウェビナー、シンポジウムを通じて医療コミュニティ全体で共有されます。
患者安全運動財団の最高経営責任者であるマイケル・ラムゼイ博士は「今や私たちの手には、医療を安全にするためのツールとノウハウがあります。そしてもっと重要なのは、私たちにそれを達成するための意志があるということです」と述べました。
患者安全リーダーシップ協会についての詳細は、患者安全運動財団のウェブサイトhttps://psmf.org/patient-safety-leadership-association/をご覧ください。
患者安全運動財団について
2012年に、ジョー・キアニは病院での予防可能な医療過誤を根絶すべく、非営利の患者安全運動財団(PSMF)を設立しました。そのチームは、世界中の患者安全の専門家と協力し、最重要課題に対処する「証拠に基づく実施可能な実践(AEBP)」を作成しました。AEBPは病院がオンラインで無償にて利用できます。病院には予防可能な死亡をゼロにする誓約を公式に行うよう奨励し、医療技術企業には、致命的になる前に過誤を発見できる予測アルゴリズムを開発できるよう、データを共有するオープンデータ誓約への署名をお願いしています。当財団の年次世界患者安全・科学・技術サミットには、患者、医療提供者、医療技術企業、政府雇用主、民間支払い組織を含むすべての関係者が集まります。PSMFは、マシモ医療倫理・革新・競争財団の支援により設立されました。詳細情報については、psmf.orgをご覧ください。
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