-

オアシス、株主提案についてのフジテックの不実表示に対する返答の全文を公開

(証券コード:6406 JT)

オアシスの返答の全文はwww.ProtectFujitec.comでご覧いただけます

近く開催されるオアシスの取締役候補者紹介ウェビナーへの登録は、info@ProtectFujitec.comにメールでご連絡ください

東京 & 香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下「オアシス」)は、エレベーターの製造・サービスを手掛けるフジテック株式会社(6406 JT)(以下「フジテック」)の株式を16.5%以上保有するファンドの運用会社です。

オアシスは本日、近く2月24日に開催される臨時株主総会(EGM)に向けたオアシスの株主提案と独立取締役の指名に対してフジテックが1月20日に行った誤解を招く虚偽陳述に対する返答の全文を公開しました。このオアシスの返答の詳細は以下の通りです。

  • 継続的なガバナンスの乱用および内山家支配という重要課題にフジテックが取り組めていないこと
  • 内山ファミリー企業とのフジテックの関連当事者取引に関する新情報の評価
  • フジテックの現取締役および候補者2名の真の独立性に関する重大な懸念の詳細
  • 取締役のスキル・マトリックスの忠実な表示
  • フジテックのダブル・スタンダードおよび都合の良いように選ばれた財務実績
  • オアシスが過去に行った株主提案の変更についての完全な説明および取締役報酬提案の背後にある根拠

オアシスによる返答の全文については、以下をご覧ください:www.ProtectFujitec.com

独立的なオアシスの取締役候補者と顔を合わせて質問をしていただき、さらなる情報を提供するため、オアシスは、近く2月8日午後4時(日本時間)に開催するウェビナーにフジテックのステークホルダーの皆さまをご招待いたします。この重要なイベントへの登録は、info@protectfujitec.comにメールでご連絡ください。

***

オアシスはこれまで、フジテックのコーポレートガバナンスの失敗と企業倫理の欠如を詳細に説明し、立証してきました。そして、すべての株主の利益のためにフジテック社外取締役の責任を追及し、フジテックが切実に必要としている優れたコーポレートガバナンスと説明責任の重要な原則を守るため、2月24日の臨時株主総会を呼びかけました。しかしながら、フジテックは、現任の社外取締役の維持を正当化するために、オアシスの取締役候補者に対する不誠実な個人攻撃を開始すると同時に、自社を日本におけるコーポレートガバナンスのリーダーであるという事実に反する表明を行い、自らをさらに堕落させました。

いずれの対応も、実質や誠実さに欠けており到底受け入れ可能なものではなく、フジテックの1月20日の返答を全体的に評価するならば、株主の権利侵害や強固な内山家支配に関してオアシスが提起した主要な問題への対処や回答を特に回避しており、さらに非難されるべきものであります。

決定的な点として、現在の社外取締役は、少数株主の利益を守ることに何度も失敗しており、フジテック経営陣の甚だしい行為を看過・容認し、株主の権利を完全に無視し、誤解を招く発言や虚偽の個人攻撃を公表しています。フジテックがこれらの問題、特に現在も自社に影響を及ぼしている問題に対処せず、代わりに取締役候補者に対する個人攻撃やガバナンスの観点から株主の注意をそらすことに注力していることは、株主にとって非常に懸念すべきことであり、フジテックの取締役会に緊急かつ大幅な変更が必要であることを再確認させます。

フジテックは、潜在的な企業価値を実現できず、そのステークホルダー・グループの多くを不当に扱い、何よりも内山家の利益を優先させ、支配構造を乱用して株主を軽視し、他のステークホルダーを露骨に無視してきました。残念ながら、こうした行動パターンは、フジテックの回答の内容や伝え方を見る限り、継続しているように見受けられます。

このようなガバナンス不全の文化の症状は、内山家による同社の支配から生じており、その結果、必要なリスク管理や内部統制の放棄や劣化が生じ、説明責任や精査から逃れるために回避的な戦術が使われるようになりました。これらの行為はすべて取締役会、すなわち取締役会の過半数を代表する社外取締役が、責任を負っている株主その他のステークホルダーに対する受託者義務を完全に無視し、JPX、経済産業省、日本コーポレート・ガバナンス・コードが定める中心的な原則と基準を維持することを完全に放棄していることに起因しています。

したがって、オアシスは、不適切な関連取引やその他の不正および失敗の明確な証拠があるにもかかわらず、内山家の支配権を保護し、内山氏を説明責任のない「会長」という特別に作られた役割に選出することによって株主の最も基本的な権利を侵害したフジテックの現在の社外取締役の解任を求めています(オアシスによる臨時株主総会議案2)

さらにオアシスは、現職のフジテック取締役が指名した2名の新任取締役候補者であるJiro Iwasaki氏およびMichi Kaifu氏(フジテックによる臨時株主総会議案1)に対し、その指名プロセスの疑わしさと欠陥以外に独立性に対する大きな疑義があることから反対を表明しています。

一方、オアシスは、中長期的にフジテックのガバナンスを改善して企業価値を高めることにより株主の皆さまへの説明責任を確保ことができる多様なスキルと経験を有する真に独立した6名の取締役を指名しています(オアシスによる臨時株主総会議案3)

オアシスはさらに、利害関係を株主と合わせるために、社内取締役および社外取締役に対して株式報酬を提案しています(オアシスによる臨時株主総会議案4~7)

来る2月24日の臨時株主総会において、当社はフジテックの株主に対し、説明責任のために、利害の一致する刷新された取締役会に賛成票を投じるよう提言いたします。

したがって株主の皆さまにおかれましては、フジテックを守るため、以下のように当社の活動にご参加いただくようお願い申し上げます。

議案1に反対票を投じる(フジテックの提案)

議案2~7に賛成票を投じる(オアシスの提案)

詳細情報については、当社ウェブサイトwww.ProtectFujitec.comをご覧いただくか、ご質問・ご意見・ご感想をinfo@protectfujitec.comまでメールでお送りください。

オアシスについて

オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは、さまざまな国やセクターにわたる幅広いアセットクラスの投資機会にフォーカスしている投資ファンドです。オアシスは、現在、最高投資責任者 (CIO)を務めるセス・H・フィッシャーによって 2002 年に設立されました。オアシスに関する詳しい情報は、https://oasiscm.com をご覧ください。オアシスは日本の金融庁の「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)」を遵守し、この原則に沿って投資先企業の監督及び、エンゲージメントを行っています。

重要な免責事項

本プレスリリース(以下「本リリース」)の情報は、フジテックの株主であるプライベート・ファンドの運用会社であるオアシスが、フジテックの株主の皆様への情報提供を目的とするものです。

本リリースは、フジテックの株主に対して、オアシスと共同で議決権を行使することを勧誘あるいは要請するものではありません。

また、オアシスは、株主の皆様に対して、当社と共同で議決権を行使することを何ら勧誘・請求していません。共同して議決権を行使することに合意した株主は、日本の大量保有報告制度における「共同保有者」とみなされ、日本の関係当局に保有株式の総額の届出を行って公開することが必要とされます。

オアシスは、本書またはウェブサイトを通じて、他の株主と意見交換を行う行為により、日本の金融商品取引法における他の株主との共同保有者として扱われる意図を有しておりません。

この声明および関連資料は、来たる臨時株主総会に関するオアシスの意見、解釈、および推定を独占的に表しています。オアシスは、同社が所有するファンドへの投資助言者としての立場においてのみ、これらの意見を表明しています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Taylor Hall
media@oasiscm.com

Ashton Consulting Limited
Tadashi Shiokai and Yuzo Iwaya
Phone: +81 03-5425-7220
Email: oasisac@ashton.jp

Oasis Management Company Ltd.

TOKYO:6406

Release Versions

Contacts

Taylor Hall
media@oasiscm.com

Ashton Consulting Limited
Tadashi Shiokai and Yuzo Iwaya
Phone: +81 03-5425-7220
Email: oasisac@ashton.jp

More News From Oasis Management Company Ltd.

DICにおける関連当事者取引の適切性や川村氏の影響力について、オアシスの懸念は引き続き解消されず

香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下「オアシス」といいます。)は、インキ及びその他の化学品の製造・販売を行うDIC株式会社(4631 JT)(以下「DIC」または「同社」といいます。)の株式を約11.5%保有するファンドの運用会社です。オアシスは「責任ある機関投資家」の諸原則《日本版スチュワードシップ・コード》を遵守しており、この原則に沿ってオアシスは投資先企業のモニタリングとエンゲージメントを行っております。 オアシスはDICの大株主として、川村喜久氏の長期間の取締役在任がもたらしてきたコーポレート・ガバナンスの不全と、その地位から生じる利益相反に重大な懸念を抱いてきました。DICは直近の複数の開示において、オアシスによる正当な懸念に適切に対応することはおろか、オアシスにとっていわれのない批判を展開しています。 埼玉土地取引に関する疑義の残る主張 DICの株主として、川村家が支配する法人がDICから埼玉の土地を取得し、僅か2か月以内に三菱地所の子会社に売却した埼玉土地取引の適切性にオアシスは懸念を抱...

DICによる、保有する美術品の中でも最も経済的価値の高い美術品を川村氏と極めて密接な関係にある会員制クラブの国際文化会館施設に移設する計画をオアシスは非難

香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下「オアシス」といいます。)は、インキ及びその他の化学品の製造・販売を行うDIC株式会社(4631 JT)(以下「DIC」または「同社」といいます。)の株式を約11.5%保有するファンドの運用会社です。オアシスは「責任ある機関投資家」の諸原則《日本版スチュワードシップ・コード》を遵守しており、この原則に沿ってオアシスは投資先企業のモニタリングとエンゲージメントを行っております。 オアシスはDICの大株主として、川村喜久氏の長期間の取締役在任がもたらしてきたコーポレート・ガバナンスの不全と、その地位から生じる利益相反に重大な懸念を抱いてきました。 このような利益相反の懸念の最新の事例として、2025年3月12日にDICが発表した、国際文化会館と提携し、国際文化会館が建設する新施設にDICが所有する美術品を移設する決定が挙げられます。国際文化会館は六本木にある建物(本文では、財団を「国際文化会館」、物理的な建物を「会館建物」と呼称します。)に所在し、会館建物を運営する会員...

オアシスは、小林製薬の株主に、来る定時株主総会における小林章浩氏らの取締役選任に反対票を投じるよう要請

香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下「オアシス」)は、製薬会社であり食品製造会社である、小林製薬株式会社(以下「小林製薬」または「同社」)(証券コード:4967)の株式を 10.1%以上保有するファンドの運用会社です。 オアシスは、小林製薬の第2位の大株主、そして最大の機関投資家株主として、被害者への補償、紅麹事案の根本的な原因の究明及び再発の防止のために小林製薬のコーポレートガバナンスを改善すべくエンゲージメントを加速してまいりました。その一環として、オアシスは、小林製薬のコーポレートガバナンスの改善と、紅麹事件の根本的原因の究明のために真に独立した第三者による調査を実施し、二度とこのような悲劇を起こさないことを目的として、臨時株主総会の招集請求と株主提案を行いました。 結果、オアシスの各株主提案は創業家及びその関連者を除く、少なくとも少数株主の40%以上の賛同を得ました。小林製薬を助け、公共の安全を守るために投票してくださった皆様に心より感謝いたします。 オアシスは、小林製薬のコーポレートガバナン...
Back to Newsroom