ジュネーブ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- REPO4EUコンソーシアムは、費用対効果の高い新しい治療法への緊急ニーズに対応するとともに、研究および革新の専門知識を集積し、国際協力を通じて既存の治療法を改善することを目指しています。REPO4EUは、EUの「ホライズン・ヨーロッパ戦略計画2021-2024」の主要な戦略的方向性(KSO)-D項「より強靭で包摂的かつ民主的な欧州社会の構築」における総額2200万ユーロの助成金をEUより獲得しています(HORIZON-HLTH-DISEASE-2021-04-02)。REPO4EUは、コンソーシアムでの本格申請13件の中から残ったわずか2件のプロジェクトの1つです。スタリクラのDDS部門は、6年間で170万ユーロの予算を獲得し、インシリコ・ドラッグリポジショニング作業任務のリーダーとして活動することになりました。当部門は、神経発達障害(NDD)患者数百人の生体試料および臨床データを解析するための技術とノウハウを提供します。
スタリクラのリン・ダーハム最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「スタリクラは、REPO4EUのインシリコ・ドラッグリポジショニング作業プロジェクトを主導できることを大変うれしく思っています。この成果は、複雑な疾患を持つ患者向けの精密医療創薬を加速させる当社の技術と専門知識を高く評価するものです。」
有望な医薬品候補が上市されるまでには、平均で15年かかります。当初追求した適応以外への治験薬のリポジショニングは、医薬品開発における期間・コスト・開発中止率を削減するための効率的な戦略です。スタリクラはREPO4EUに対し、患者層別化と治療法決定のためのインシリコ・システム生物学および人工知能アプリケーションに関する独自のノウハウを提供します。
詳細情報については、以下をご覧ください。
REPO4EUコンソーシアムのウェブサイト(https://repo4.eu/)およびツイッター(https://twitter.com/REPO4EU)
助成の案内(https://cordis.europa.eu/programme/id/HORIZON_HORIZON-HLTH-2021-DISEASE-04-02)および募集結果に関する情報(https://ec.europa.eu/info/funding-tenders/opportunities/portal/screen/opportunities/topic-details/horizon-hlth-2021-disease-04-02)
スタリクラについて
スタリクラは臨床段階のバイオテクノロジー企業として、神経発達障害(NDD)患者向けに初めて臨床的に実証された精密医療プラットフォームを推進しており、これを自閉症スペクトラム障害(ASD)に初めて適用しました。
スタリクラは既に、ASD患者のいくつかのサブグループと、それぞれに対応する治療薬候補を臨床的・生物学的に確認・検証しています。
スタリクラにとって初の治療薬候補であるSTP1は、ASD患者の最初の生物学的サブグループであるASD-Phenotype 1に対応することを目的としています。
STP1は、2022年前半に臨床第1b相試験を成功裏に完了し、良好な安全性・忍容性、プラスのターゲットエンゲージメント、治療群のプラセボ群に対する認知機能エンドポイントの優位性を示しました。2023年にはSTP1の第2相試験に入ります。ASD-Phenotype 2患者に合せた治療薬として開発され、第2相試験の準備が完了している化合物であるSTP2の第2相試験も開始されます。詳細情報については、https://stalicla.comをご覧ください。
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