-

ペルーの降誕場面が2021年のクリスマスに向けてバチカンに登場

  • ワンカベリカの職人が制作した30体を超える等身大の人形で構成される降誕場面により、ペルーの豊かな文化遺産を世界が称賛

ペルー・リマ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- プロンペルー(ペルー輸出観光促進委員会)によると、12月10日より、ペルーの中心部にあるワンカベリカ県のチョプカ民族が作った伝統的な降誕場面が、バチカン市国のサンピエトロ広場で展示されています。

45日間にわたり、世界中の信者や観光客がこの場面を鑑賞することができます。この場面には、繊維ガラス、セラミック、リュウゼツランの木などの材料を使用してワンカベリカの5人の熟達した職人により作成された30体以上の人形が含まれています。

プロンペルーのエグゼクティブ・ディレクターのアモーラ・カルバハルは、次のように述べています。「これは、私たちの独立200周年を背景に、バチカン市国との良好な関係を確認する大きな精神的超越性を伴う取組みです。この展示はまた、ペルーの諸民族への関心を生み出すでしょう。私たちは、ペルーの文化遺産と職人の才能が、世界のさらなる注目を集めることを確信しています。」

この降誕場面の主な特徴の1つは、その色彩の豊かさであり、チョプカ民族の典型的な衣装で飾られた人形に、これが顕著に表れています。これらの衣装は、その独自性、代表性、そして先住民の文化における重要性から、2014年にペルーの無形文化遺産に指定されました。

この降誕場面のもう1つの独自の特性は、赤子の表現のされ方です。イエスは「ヒリプスカ」の子どもの姿をし、典型的なワンカベリカの毛布に包まれています。同様に、賢者の贈り物は、ペルーの富の一部である農産物、南米の国ペルーが世界に販売しているスーパーフードを反映しています。

これは農村での降誕場面であることから、ラマやコンドル、ビスカッチャ、アンデスフラミンゴ、アルパカなど、ペルーの在来動物が表現に含まれています。典型的な現地の材料を使用した舞台デザインはまた、ワンカベリカの風景と建築を思わせます。

クリスマスの祭事には、ペルーの芸術に深く根差した伝統があります。副王領時代に取り入れられたこの宗教的な祝祭は、国の歴史を通じて、無数の表現形式と異なる図像的形態で維持されてきました。人形もその1つです。

この活動は、ワンカベリカ自治体、ワンカベリカ教区、外交省、在バチカン・ペルー大使館、貿易・観光省(Ministerio de Comercio Exterior y Turismo, MINCETUR)の共同の取組みの結果です。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

More News From PROMPERÚ

ペルー・モーダ・デコ2023、より持続可能な産業振興に向けて開幕

ペルー、リマ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ペルー・モーダ・デコは2023年10月19日と20日に、25周年を記念した特別イベント「In harmony with the world(世界との調和)」を開催します。 このペルーを代表するアパレル・装飾品業界のイベントは開始以来、コットンやアルパカの衣料品、ベビー・子供服、フットウェア、宝飾品、装飾品、ギフトなど、このペルー産業で最高の輸出品を世界に紹介する優れた場としての役割を果たしています。 例年通り、ペルー・モーダ・デコは、革新・文化・流行の世界に没入しながら良質なペルー製品を発見し、価値あるビジネス関係を築くことを望む、世界中の業界関係者に向けて開かれます。今回は、ペルーのさまざまな地域から200の企業が参加します。 ペルー・モーダ・デコは25周年にあたり、ペルーが有する天然資源の豊かさと持続可能性に焦点を当て、コットンやアルパカ繊維といった国産素材を使った衣服や製品のプロモーションを行います。アルパカ繊維の原産地はペルー南部のアレキパ、クスコ、プーノなどです。 このイベントはペルーの輸出促進機関...

世界最高のレストランはペルーのセントラル(2023年度世界のベストレストラン50のリストによる)

リマ(ペルー)--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 南米のペルーが、世界のベストレストラン50において史上初めて、世界最高のレストランの座を獲得しました。セントラルによりもたらされたこの第1位の座は、ペルーにおけるグルメが世界の中で地位を確立して、力を発揮していることを示しています。このリストには、他にも南米の国の3つのレストランが含まれていました。すなわち、Maido(6位)、Kjolle(28位)、Mayta(47位)です。 「これは最高であるということではなく、自分の仕事を愛するということなのです」シェフのヴィルジリオ・マルティネスは、スペインの都市バレンシアにあるパラオ・デ・レ・アーツでの受賞スピーチで、このように誇らしげに語りました。 Kjolleのリーダーであり、マルティネスのパートナーで妻でもあるピア・レオン氏もステージに立ち、受賞に対し、感謝の意を表しました。「私たちはとても一生懸命頑張ってきました。私たちがとった手順を振り返り、いつも反省を行っています」と彼女は指摘しました。 世界のベストレストラン50ランキングは、2002年に英国の雑誌「...

マチュピチュが映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の壮大な戦闘シーンの舞台に

ペルー、リマ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』のプレミアは成功を収めましたが、ペルーで撮影されたこの大作には、クスコ (マチュピチュ) とサン・マルティン (タラポト) 地域の非常に美しい古代の風景が映し出されています。本作のプロデューサーであるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは、「私は以前からマチュピチュに行きたいと思っており、それは人生で最も大きな願望の1つでした。トランスフォーマーの素晴らしいところは、このような素晴らしい場所を訪れることができるという点です。ペルーの文化とジャングルは素晴らしいです」と述べています。 コロナ禍での撮影中にペルーに歓迎されたことを、新しいロボット種族であるマクシマルを紹介する場所にクスコを選んだスティーブン・ケイプル・ジュニア監督は、「ペルーは地球上で最も美しい場所の1つです。チームも人々も素晴らしいですね。映画を鑑賞する皆さんは文化や歴史を楽しめるでしょう。現地に行って撮影するだけでなく、その場にいてその瞬間を楽しむこともできる、最も魅力的な場所の1つです」と評価しています...
Back to Newsroom