-

シティ・プライベートバンクによれば、投資家は2022年に対して慎重に楽観的であり、最大の関心事はCOVID-19、インフレ、ピーク水準の市場バリュエーション

年次ファミリーオフィス調査の回答者の多くが来年は5%以上へのリターンの向上を目指す

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シティ・プライベートバンクのプライベートキャピタル・グループは本日、困難な環境下における世界の多数の優れたファミリーオフィスおよび超富裕層の固有の視点と洞察をまとめた2021年ファミリーオフィス調査の結果を公表しました。今年の調査の回答者は200名近くに達し、2020年と比べて11%増加しました。

調査の結果、1) インフレ率の上昇に対する懸念、2) 低利回り環境を背景としたキャッシュ残高の高止まり、3) 直接投資機会に対する資産配分の持続的な増加、4) マクロ経済の不透明感が広がっているにもかかわらずポートフォリオの評価額が前年比で著しく回復していることという4つの大きなテーマが浮き彫りになりました。

全回答者の4分の3以上が今後12カ月間に5%以上のリターンを確保することを目指していますが、運用資産残高が5億ドルを超えるファミリーオフィスの見通しは比較的楽観的で、30%が10%を超えるリターンを目標にしています。それに対して、運用資産残高が5億ドル未満のファミリーオフィスではこの割合は19%でした。その背景にある要因として、運用資産残高が大きいファミリーオフィスは機関投資家向けの追加的なツールや市場アクセスを活用できることが考えられます。

2021年ファミリーオフィス調査では、非上場企業への直接投資に対する関心の高まりも明らかになり、多くのファミリーオフィスが直接企業の資本構成に参加するようになっていることが再確認されました。この調査では、回答者の半数近くで、この種のエクスポージャーが資産配分の25%以上を占めていることが示されました。

プライベートバンキング部門グローバルヘッドのアイダ・リューは、次のように述べています。「この特異な局面において、当社独自の調査はファミリーオフィスおよびその他の有力投資家の考えを知る貴重な情報を提供します。投資家のセンチメントが決して悲観的ではないことは、心強い限りです。むしろ、ファミリーオフィスはコロナ危機に巧みに対応しており、好機が到来すれば一層の資本を投下できる状況にあります。当社は、パンデミック後の新たな環境下でファミリーオフィスを全力で支援する用意ができています。」

シティ・プライベートバンクのシティ・プライベートキャピタル・グループのグローバルヘッドのジェームズ・ホルダーは、次のように述べています。「さまざまな興味深い調査結果の中でも、非上場企業への直接投資の高まりは、世界経済の柔軟性と力強さに対する深い信頼を反映しています。またこれは、革新、起業家精神、ステークホルダー経済の発展、雇用と現代の課題に対する新たなソリューションの創造の支援においてファミリーオフィスとプライベートキャピタルが果たす極めて重要な役割を明確に示しています。」

さらに、2021年ファミリーオフィス調査では、回答者の3分の2がポートフォリオにおいてコモディティを「オーバーウエート」または「中立」としており、また新興国市場の株式への関心のシフトが続いていることが明らかになりました。

今年もこの調査は、2021年6月にバーチャル方式で開催されたシティ・プライベートバンクの第6回年次ファミリーオフィス・リーダーシップ・プログラム期間中に実施されました。今年の調査の回答者数は、197名に増加しました(2020年は177名)。このうち79%がファミリーオフィスで、前年と比べて24%増加しました。

シティ・プライベートバンクについて:

シティ・プライベートバンクは世界の富裕個人層・家族向けのサービスを専門としており、世界中でカスタマイズされたプライベートバンキング・サービスを提供しています。顧客事業の総額は約5000億ドルに上り、50都市にわたって100カ国以上の顧客にサービスを展開しています。シティ・プライベートバンクは、お客さまの富の蓄積・保管、資産のファイナンス、キャッシュの効率的な活用、資産の保全、遺産管理をお手伝いし、家族およびファミリービジネスのニーズに応えています。シティ・プライベートバンクは、資本市場、資産運用、ポートフォリオ運用、信託およびエステート・プランニング、投資ファイナンス、銀行サービスおよび航空機ファイナンス、アートに関する助言とファイナンス、スポーツ・ファイナンスなどに関連した商品・サービスをお客さまに提供しています。

シティについて

シティは、約2億の顧客口座を有し、世界の160以上の国・地域で事業を営む世界有数のグローバルな銀行です。個人向け銀行・クレジット業務、法人向け銀行業務、投資銀行業務、証券仲介、トランザクション・サービス、富裕層向け財産管理など、さまざまな金融商品・サービスを、消費者、企業、政府、各種機関向けに提供しています。詳細については、www.citigroup.com | ツイッター:@Citi | ユーチューブ:www.youtube.com/citi | ブログ:http://blog.citigroup.com | フェイスブック:www.facebook.com/citi | リンクトイン:www.linkedin.com/company/citiをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media:
North America: Gabriel Morales +1 718 248 7029 gabriel.morales@citi.com
EMEA: Allister Fowler +44 7873 73586 allister.fowler@citi.com
APAC: Godwin Chellam +852 2868-7682 godwin.chellam@citi.com
LATAM: Alex Ravinet +1 305 420 4292 alexandra.ravinet@citi.com

Citigroup Inc.

NYSE:C


Contacts

Media:
North America: Gabriel Morales +1 718 248 7029 gabriel.morales@citi.com
EMEA: Allister Fowler +44 7873 73586 allister.fowler@citi.com
APAC: Godwin Chellam +852 2868-7682 godwin.chellam@citi.com
LATAM: Alex Ravinet +1 305 420 4292 alexandra.ravinet@citi.com

More News From Citigroup Inc.

シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツ、「2023年資産の中期資産見通し」 - 水平線上の好機:減速する経済を乗り切る投資を公表

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツは、2023年中期資産見通し報告書 - 水平線上の好機:減速する経済を乗り切る投資を公表しました。年2回発行される本報告書では、世界経済、市場、地政学の進展に投資家がどのように対処すべきかについて、シティ・グローバル・ウェルスの見通しを示しています。 2023年はここまで特異な出来事が多く見られましたが、シティ・グローバル・ウェルスは、今年の残りを好機と捉えています。私たちは、米国経済の一部だけが成長し、他が縮小する「ローリング・リセッション」の最中にいます。FRBの急速な利上げの後、インフレが徐々に和らぐ中で、ポートフォリオへ投資を続けることが重要であると当グループは考えています。現在の資産配分戦略はディフェンシブですが、FRBが利上げから利下げに移行するにつれ、時間と共にポートフォリオを調整する機会が数多く訪れると、シティ・グローバル・ウェルスは考えています。 現在の市場は、2024年に明確な回復につながる可能性があると当社は考えています。 シティ・グローバル...

シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツが、2023年見通し報告書「回復への道筋:機会を先取りするポートフォリオ」を発表

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツ(CGWI)は本日、回復への道筋:機会を先取りするポートフォリオと題する2023年ウェルス見通し報告書(見通し報告書)を発表しました。年に2回発行されるこの見通しは、その先1年とその後の世界経済と金融市場に関する詳細な知見を提供するものです。最新版のタイトルは、CGWIが想定する投資の推移と、投資家がポートフォリオの多角化を検討すべき手順を示しています。 2023年には、世界金融危機とCOVIDによる経済活動の停止を別として、世界の年間経済成長率が過去40年間で最も低くなるとCGWIは予測しています。来年には次のような事態が発生すると思われます。 米国の景気は若干後退し、ユーロ圏など他の地域にはもっと良くないところがある。 一方、中国の成長はパンデミック規制の緩和により回復する。 米国のインフレ率は引き続き緩和され、2023年末には3.5%程度となる。 米国連邦準備制度理事会(FRB)は年後半に利下げを開始する。 世界の1株当たり利益は10%低下する。 2022年...

シティ・プライベートバンク、ファミリーオフィスの優先事項は金融資産価値の維持だけでなくファミリーの結束と継続性の促進であることを確認

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シティ・プライベートバンクのファミリーオフィス・グループは本日、2022年度ファミリーオフィス調査の結果を発表し、世界で特に多様なファミリーオフィスと超富裕層投資家の考え方と行動を把握しました。金融および地政学的な課題がますます広がる現在、このレポートでは、今後1年間に潜在的成長の機会が期待される分野について概説しています。 この調査から、1) 懸念の対象が金融資産だけでないこと、2) 年初来からポートフォリオの価値が全体的に減少していること、3) 経済的・地政学的に不透明であるものの、見通しは明るいこと、4) 直接投資が引き続き優先事項であること、5) ファミリーオフィスにおける投資機能の専門化が継続していること、6) ファミリーの結束と継続性を管理する態勢が長期的成功への鍵であること、7) 持続可能な投資やESG投資への配分は増加する余地があること、という7つの主要なテーマが浮かび上がりました。 シティ・プライベートバンクのグローバルヘッドのアイダ・リュウは、次のように述べています。「ファミリーオフィスの...
Back to Newsroom