ロンドン & パリ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ムーディーズESGソリューションズのV.Eは本日、コロンビアのソブリン・グリーンボンドの枠組みと初回の発行に対するセカンド・パーティー・オピニオン(SPO)を公表しました。
SPOでは、当該枠組みのサステナビリティへの貢献度、国際基準との一致度、コロンビアのサステナビリティに関する戦略的優先事項との整合性、コロンビアの環境・社会・ガバナンス(ESG)パフォーマンスという4つの主要な要素を評価します。
V.Eのサステナブル・ファイナンス・リサーチ責任者のエイドリアナ・クルス・フェリックスは、次のように述べています。「当枠組みの下で発行されるコロンビアのグリーン商品による受取金は、サステナビリティに対して当社の4段階評価で2番目に高い『確固とした』貢献をします。グリーンボンドの発行は、生物多様性の保全ならびに気候変動に対するレジリエンスと適応力の確立のためのプロジェクトの資金源となり、これによりコロンビアの諸機関の主要な環境課題への対応力が強化されます。」
V.Eの意見では、この枠組みと適格支出ポートフォリオは、2021年グリーンボンド原則(GBP)の4つのコア構成要素に沿っています。このプロジェクトのカテゴリーは、GBPの適格グリーン・プロジェクト・カテゴリーのうち8項目、および国連の持続可能な開発目標のうち8項目に貢献すると考えられます。
この枠組みは、コロンビアのサステナビリティに関する戦略的優先事項と「整合的」であり、これはV.Eの3段階評価で最も高いものです。サステナビリティ協定の一環としてコロンビアは、主要セクターのサステナビリティ、生物多様性と自然資本、気候変動への適応、環境関連機関とリサーチを4つの柱とする経済戦略の実践に取り組んでいます。
V.Eによるコロンビア政府のソブリン・サステナビリティ格付けは62/100で、これは「高度な」ESGパフォーマンスを意味し、V.Eによる4段階評価で最も高いものです。コロンビアは、V.Eのグローバル・ソブリン持続可能性指数の178カ国中で65位、OECD加盟37カ国中で35位に位置します。
サステナビリティ認証に関するV.EのSPOは、市場参加者のサステナブルボンドおよびサステナブル・ローンによる資金調達を可能にし、発行体とプロジェクトに対する信頼を高め、投資家に自信を与えることに貢献します。これまでにV.Eは、業界表彰を受けたものや先駆的ミッションに関するものを含め、世界30カ国以上でサステナブル・ファイナンス活動に関する330件を超えるSPOを提供してきました。V.Eは、英国、フランス、イタリア、チリ、エクアドル、エジプト、メキシコ、アンドラを含むソブリン発行体にSPOを提供してきました。詳細については、www.moodys.com/sustainable-financeをご覧ください。
コロンビアのソブリン・グリーンボンドの枠組みと初回発行に対するV.EのSPOは、 スペイン語と英語で提供されています。
ムーディーズESGソリューションズについて
ムーディーズESGソリューションズ・グループは、ESGと気候に関する洞察に対する世界的な需要の高まりに対応するムーディーズ・コーポレーションの事業部門です。同グループは、ESG、気候リスク、サステナブル・ファイナンスに関するムーディーズのデータと専門知識を生かし、ムーディーズ・インベスターズ・サービス(MIS)およびムーディーズ・アナリティックス(MA)と連携して包括的かつ総合的なESGおよび気候リスク・ソリューションを提供します。これには、ESGスコア、アナリティックス、持続可能性格付け、サステナブル・ファイナンス評価・認証サービスが含まれます。
詳細情報については、ムーディーズESGハブ(www.moodys.com/esg)をご覧ください。
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