世界雨林の日を祝して、地球の雨林の理解と保護の向上を目指す1000万ドルのXプライズ・コンテストで予選を通過した33チームと9名の審査員を発表

ロサンゼルス--()--(ビジネスワイヤ) -- 人類の重要課題の解決に向けた賞金付きコンテストの考案・実施で世界をリードするXプライズは本日、雨林の生態系の理解を深めることを目的とした1000万ドルの雨林Xプライズで前進するチームを正式に発表しました。

アラナ財団をスポンサーとする5年間の雨林Xプライズは、生きている雨林の健康、健全性、価値を伝える洞察につながる、生物多様性をリアルタイムで自律的に調査・監視するための変革的でスケーラブルかつ手頃な価格のテクノロジーの開発を通じて、雨林を救うサポートをする行動を呼びかけます。雨林Xプライズはこのコンテストの全段階を通じて、競争するチームが、受益者としてだけでなく主要なステークホルダーとしての先住民および地域コミュニティーと共に、ソリューションを共同で考案し、創造することを確実にする包摂的な枠組みを共同開発しています。

これらの33チームは今後、ロボット工学、リモートセンシング、データ分析、人工知能、機械学習といった既存および新規のテクノロジーを活用して、これまで以上に迅速かつ手頃な価格で、前例のないほど詳細にわたる情報をもたらす新しい雨林生物多様性調査ツールを開発します。

Xプライズの生物多様性および保全担当バイスプレジデントのピーター・フーリハンは、次のように述べています。「地球は今、かつてないほど差し迫った時期を迎えています。これらのチームは、地球上で最も複雑で生物が多様な陸上生態系に関する共通の理解を深めるための刺激的な新しいアプローチ開発に向けた、素晴らしく有望な前途を示しています。」

登録したすべてのチームが、自らのアプローチと提案されるテクノロジーの詳細を示した予選応募書類を提出しました。審査委員会は、16カ国以上から集まった多様なバックグラウンドと業界経験をもたらす33チームを選抜しました。

雨林Xプライズの予選通過チームは以下のとおりです。

  • ACT NOW - Amazonas Action Alliance(エクアドル)
  • AirWrx(カナダ)
  • Alouatta(メキシコ)
  • AraceEye(カナダ)
  • BiodivExplorer(スイス)
  • BioSTREAM(英国)
  • Bioverse(ブラジル)
  • Blue Devil Rainforest Divers(米国)
  • Brazilian Team(ブラジル)
  • Dinizia Excelsa(ブラジル)
  • FLOATING FAB(ぺルー)
  • GainForest(スイス)
  • Inspire Robotics(米国)
  • KAA Initiative(ブラジル)
  • Kreativno pero(セルビア)
  • Lorax(米国)
  • Map of Life(米国)
  • Mimicry Maniacs(米国)
  • Mowgli(インド)
  • Nga Kaitiaki o te Ngaherehere(ニュージーランド)
  • PROVIDENCE PLUS(スペイン)
  • Rainforest Quest(米国)
  • Reforester(オランダ)
  • Selvascope(オランダ)
  • Short-Eared Dogs(米国)
  • Team Morpho(米国)
  • Team Robotics(日本)
  • Team Waponi! (米国)
  • Tengo Research Foundation(パナマ)
  • Treeswift (Trefos Inc)(米国)
  • Welcome to the Jungle(米国)
  • XiniX AI(ベルギー)
  • Zissou(ブラジル)

全出場チームの詳細はこちらをご覧ください。また、ピーター・フーリハンが、Rainforest Ambitionsシリーズの一環として世界雨林の日イベントで雨林Xプライズ、成果主義の計画、インパクトのための目標設定について語るところをご覧ください。こちらからご登録ください

コンテストで優勝するために、決勝に進むチームは24時間で100ヘクタールの熱帯雨林に含まれる生物多様性を最大限監視し、48時間以内に最も影響力のあるリアルタイムの洞察を生み出します。

「自然に基づくソリューションは、気候危機に立ち向かうための鍵です。米州、欧州、オセアニア、アジアのチームが皆、水、生物多様性、生計、そして包摂的な生物経済と共に繁栄をもたらす生きた森林を保護するという同じ目標の下で団結していることを称えます。このようなチームの集結は、私たちが生きているシナリオを緊急に変える必要があることを示しています。世界は、賢明で実行可能で強力で、何よりも人々が一体となって築いた解決策を必要としています。アラナ雨林Xプライズが、世界中の環境と人々の利益のために、積極的な行動、科学、革新を鼓舞することを願っています」と、アラナ財団のアナ・ルシア・ビレラ会長は述べています。

本コンテストで開発され成功を収めるテクノロジーは、優れた自律操作や革新的な検知方法、リアルタイムで前例のない詳細のレベルを備えた新しい洞察をもたらす迅速なデータ統合などを通じて、生物多様性のモニタリングを明らかに向上させるスケーラブルで手頃な価格の能力を実証することになります。

雨林Xプライズ審査委員会は、最高レベルの学術機関、主要な自然保護組織、名高い研究機関や助成組織で働く経験豊富で優れた専門家のグループで構成されています。9人の審査委員は以下のとおりです。

  • Jorge Ahumada博士 ―― コンサベーション・インターナショナル シニア野生生物保護科学者
  • Luisa Arnedo博士 ―― 霊長類学者、自然保護活動家、ナショナルジオグラフィック協会 シニア・プログラム・オフィサー
  • Stuart Davies博士 ―― スミソニアン協会熱帯林科学センター-森林全球地球観測所 所長
  • Lian Pin Koh博士 ―― 保全科学・テクノロジー・政策教授、コンサベーション・ドローンズ 創立者
  • Lucia Lohmann博士 ―― 熱帯生物学・保全協会 エグゼクティブ・ディレクター
  • Kevin Njabo博士 ―― UCLA熱帯研究センターおよびコンゴ盆地研究所 アソシエート・ディレクター兼アフリカ・ディレクター
  • Vojtech Novotny博士 ―― チェコ科学アカデミー生物学センター 生態学部長、ニューギニア・ビナタン研究センター 所長、南ボヘミア大学動物学部 生態学教授
  • Atossa Soltani ―― Amazon Watch 創立者・理事長、Amazon Sacred Headwaters Initiative グローバル戦略担当ディレクター
  • Dave Thau博士 ―― 世界自然保護基金グローバル・データおよびテクノロジー担当主任科学者

コンテストの次のステップとして、準決勝ラウンドと決勝の試験ラウンドを経て、2024年に大賞が決定されます。賞金総額1000万米ドルが賞の全期間を通じて授与され、これには審査委員会の判断により、ソリューションが画期的な成果を実証したファイナリストの1チームまたは複数チームに授与される可能性がある250万ドルのボーナス賞が含まれています。また、マイルストーン賞が、準決勝に進む最大25チームと決勝試験に進む最大10チームに、等しく授与されます。

Xプライズについて

Xプライズは、第501(c)3条非営利団体であり、世界の最重要課題の解決に向けた革新的コンテストモデルの考案・実施における世界的リーダーです。現在実施中のコンテストには、賞金1億ドルの炭素除去Xプライズ、賞金1500万ドルのXプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオン、賞金1000万ドルのANAアバターXプライズ、賞金500万ドルのXプライズ・ラピッド・リスキリングがあります。詳細情報については、xprize.orgをご覧ください。

アラナ財団について

アラナ財団は、2012年に米国で創立された独立した慈善団体です。当財団は、助成金や共同出資パートナーシップを通じて、環境、包摂的な教育、健康科学研究の分野でのイニシアチブをサポートしています。当財団はまた、これらの分野のネットワークや世界的な活動にも関与しています。

原文はbusinesswire.comでご覧ください:https://www.businesswire.com/news/home/20210622005926/en/

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Contacts

Caden Kinard, XPRIZE
caden.kinard@xprize.org

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