香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE: 992)(PINK SHEETS: LNVGY)は本日、当グループが第4四半期および通期共に事業の全分野で驚異的な成長を遂げ、過去最高の業績を達成したことを発表しました。当グループが3S(スマートIoT、スマート・インフラストラクチャー、スマート・ソリューション)の企業戦略に沿って多角化と変革を進める中で、この業績は、当グループの対抗力と、バランスの取れた一貫性のある持続可能な成長を達成する能力を示しています。
第4四半期のグループ全体の売上高は、前年同期比48%増の156億米ドルとなりました。利益の成長率は過去2年間で最高となり、税引き前利益は392%増の3億8000万米ドル、純利益は512%増の2億6000万米ドルでした。第4四半期の業績は過去最高の1年を締めくくるものとなりました。グループ全体の年間売上高は600億米ドルを超え、前年度比で100億米ドル以上の増加となりました。利益の伸びはさらに大きく、税引き前利益は約18億米ドル、純利益は12億米ドルとなり、いずれも前年同期比70%以上の増加となりました。
レノボの取締役会は、2021年3月31日締め会計年度に対して、1株当たり3.09米ドル(24香港セント)の最終配当を承認しました。
財務ハイライト:
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20/21年度
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19/20年度
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変化率 |
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20/21年度第4四半期
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19/20年度第4四半期
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変化率 |
グループ売上高 |
60,742 |
50,716 |
20% |
15,630 |
10,579 |
48% |
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税引き前利益 |
1,774 |
1,018 |
74% |
380 |
77 |
392% |
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純利益 (株主帰属利益) |
1,178 |
665 |
77% |
260 |
43 |
512% |
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基本1株当たり利益(米セント) |
9.54 |
5.58 |
3.96 |
2.19 |
0.36 |
1.83 |
楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)の発言:
レノボの楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「当四半期に、当グループは約10年間で最も急速に成長しました。売上高600億米ドルの新たな節目を突破し、利益は大幅に増加して過去最高となり、優れた業績で当会計年度を終えることができました。この当社史上最高の水準は、明確な戦略、革新的製品、業務の卓越性、グローバル・ローカル・モデルといった当社の中核的能力を生かし、新常態における新しいニーズに対応することで達成されました。今後は、情報消費のアップグレード、インフラストラクチャーのアップグレード、アプリケーションのアップグレードといった市場トレンドが生み出す大きな成長機会を捉えて、長期的で持続可能な成長を推進し、今後数年でさらにスマートな未来を築くことができるようにしていきます。」
第4四半期は、すべての中核的事業で売上高が一斉に2桁台の伸びを達成し、過去最高の業績に
- PC・スマートデバイス(PCSD)の第4四半期の業績は過去最高となり、売上高は前年同期比46%増の124億米ドル、利益率は過去最高の6.7%となりました。
- すべての地域でPCSDの売上高は2桁台後半の成長を達成し、PCの販売台数は市場平均を上回り、PC市場での世界第1位の地位をさらに強化しました。
- タブレット端末の四半期業績は画期的なものとなり、出荷台数は前年同期比で157%増加しました。これは市場平均の約3倍の伸びです。
- 高成長・プレミアム分野(ゲーミング、薄型軽量、クロームブック、ビジュアル)の販売台数は引き続き市場平均を上回り、2桁台から3桁台の力強い成長率を達成しました。
- モバイル事業グループ(MBG)の売上高は、前年同期比86%増の15億4000万米ドルと飛躍的に増加し、税引き前利益は2100万米ドルとなり、モトローラ買収以来の最高額となりました。
- 通信事業者との関係拡大や、5G製品を含む強力な製品ポートフォリオにより、スマートフォンの販売台数は、北米、欧州、アジア太平洋地域で3桁台の伸びを示しました。
- 当社の拠点である中南米でのスマートフォンの市場シェアは、過去最高の約21%に達しました。
- データセンター・グループ(DCG)の売上高は好調で、前年同期比32%増の16億米ドルとなり、5四半期連続して市場平均を上回る成長を達成しました。利益率は前年同期比で4.4ポイント向上しました。
- クラウド・サービス・プロバイダー事業は、前年同期比で73%の成長を遂げ、市場平均を61ポイント上回りました。
- サーバー、ストレージ、ソフトウエア定義インフラストラクチャー、ソフトウエア、およびHPC/AIの第4四半期の売上高は過去最高となりました。特に、従来型ストレージは前年同期比で73%増加しました。
- 急成長中のエッジ事業は、今後の成長の兆しを明確に示しています。
- 変革事業も過去最高の成長を達成しました。サービスおよびソフトウエアの売上高*は前年同期比で44%増加して引き続き高い成長を示しました。マネージド・サービスの売上高*(DaaS、TruScale)はほぼ倍増し、ソリューションの売上高*は前年同期比で65%増加しました。
明確な戦略、製品イノベーション、業務の卓越性、グローバル・ローカル・モデルなどの中核的能力の活用で、通期の節目を達成
- グループの売上高は急増して初めて600億米ドルを超え、わずか1年で100億米ドル以上の増加(前年比20%増)となりました。
- インテリジェント・デバイス・グループ(PCSDおよびMBG)とデータセンター・グループの売上高は、それぞれ20%と15%の増加となりました。
- 当グループのサービス主導型の変革は前進しています。ソフトウエアおよびサービスの売上高は前年比で約40%増加して過去最高の49億米ドルとなり、グループ総売上高の伸びの2倍の成長を遂げ、グループ売上高の8%*を占めるようになりました。
業務のハイライト
- 2021年4月1日付けで、レノボ・グループは会社全体のサービスおよびソリューションのチームと能力をまとめ、専門組織としてのソリューション&サービス・グループ(SSG)を新たに設けました。この事業グループは、アタッチト・サービス・ポートフォリオのさらなる強化とアタッチ率の向上、マネージド・サービスの強化と拡大、主要産業における再現性の高いソリューションの開発を行います。
- 当グループのグローバル・サプライチェーンは引き続きクラス最高水準を維持しており、世界的ネットワークは拡大してハンガリーの新しい自社工場が加わり、この工場は2021年後半にフル稼働する予定です。直近では、ガートナーがレノボを世界トップ25サプライチェーンの1つにランク付けし、顧客中心の事業変革における傑出した企業であるとしています。5G、ブロックチェーン、人工知能などの先進技術を採用して180市場でお客さまへの製品とソリューションの提供を最適化していることが評価されました。
- 持続可能性に関する進展と意欲は著しいペースで継続しており、スコープ1および2の温室効果ガス排出量は過去10年間で92%削減され、新たに積極的な2030年に向けた科学的根拠に基づく目標を設定し、さらなる前進を目指しています。また、年に一度のコーポレート・ナイツの指標では、世界で最も持続可能な企業100社の1つとして評価されました。
- 当社は、ボストン・コンサルティング・グループから世界で最も革新的な企業の1つに選ばれ、上位50社のうち25位にランクされました。
事業見通し
20/21年度の諸課題は、さまざまな程度で今年も継続します。しかしながら、この1年間で恒常的な市場の変化が加速したものの、当グループの2021年の残りの期間と21/22年度の見通しは今も前向きです。この1年間の市場の変化は、当グループが利益を上げている3つの主要なトレンドをさらに促進しています。1つは消費のアップグレードで、お客さまは自身のデバイスでより多くの時間を過ごし、より多くの物を購入し、より頻繁にアップグレードしています。2つ目はインフラストラクチャーのアップグレードで、お客さまはデータセンター製品の購入から総合的なインフラストラクチャー・ソリューションの購入へと移行しています。最後は、アプリケーションのアップグレードで、デジタル化が大幅に加速し、A.I.で実現されるインテリジェント変革が現実のものになりつつあります。レノボの実績ある執行力、グローバル・ローカル業務モデル、これらのトレンドに沿った新しい組織構造により、長期的で持続可能な成長を推進する当グループの能力がさらに強化されます。
* 請求済み売上高
レノボについて
レノボ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は、フォーチュン・グローバル500社に選ばれている売上高600億米ドルの企業であり、世界の180市場で事業を展開しています。当社は、すべての人によりスマートな技術を提供するという大胆なビジョンに基づき、世界を変える技術を開発しています。その技術は、毎日、何百万人ものお客さまに(デバイスとインフラストラクチャーを通して)力を与え、(ソリューション、サービス、ソフトウエアを通して)能力を提供しています。当社は、すべての人のためにあらゆる場所で、より包摂的で信頼できる持続可能なデジタル社会を共に作り上げています。詳細は、https://www.lenovo.comをご覧ください。また、ストーリーハブで当社の最新のニュースをご覧ください。
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レノボ・グループ 財務概要 2021年3月31日締め四半期および通期 (単位:100万米ドル、1株当たりデータを除く) |
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20/21年度第4四半期 |
19/20年度第4四半期 |
前年同期比変化率 |
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20/21年度 |
19/20年度 |
前年同期比変化率 |
売上高 |
|
15,630 |
10,579 |
48% |
|
60,742 |
50,716 |
20% |
粗利益 |
|
2,688 |
1,861 |
44% |
|
9,768 |
8,357 |
17% |
粗利益率 |
|
17.2% |
17.6% |
(0.4)pts |
|
16.1% |
16.5% |
(0.4)pts |
営業費用 |
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(2,209) |
(1,695) |
30% |
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(7,588) |
(6,918) |
10% |
売上高費用比率 |
|
14.1% |
16.0% |
(1.9)pts |
|
12.5% |
13.6% |
(1.1)pts |
営業利益 |
|
479 |
166 |
188% |
|
2,180 |
1,439 |
52% |
その他の営業外費用 - 純額 |
|
(99) |
(89) |
11% |
|
(406) |
(421) |
(3)% |
税引き前利益 |
|
380 |
77 |
392% |
|
1,774 |
1,018 |
74% |
税金 |
|
(95) |
(14) |
585% |
|
(461) |
(213) |
116% |
当期間/年度の利益 |
|
285 |
63 |
350% |
|
1,313 |
805 |
63% |
非支配持分 |
|
(25) |
(20) |
20% |
|
(135) |
(140) |
(3)% |
株主帰属利益 |
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43 |
|
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1株当たり利益(米セント) |
|
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基本 |
2.19 |
0.36 |
1.83 |
9.54 |
5.58 |
3.96 |
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希薄化後 |
1.94 |
0.35 |
1.59 |
8.91 |
5.43 |
3.48 |
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