ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- ムーディーズESGソリューションズ・グループは本日、Climate Solutionsの投入を発表しました。これは、気候リスクと機会のより優れた理解、定量化、管理のための改良されたリスク計測・評価ツールを市場参加者に提供する包括的な製品スイートです。Climate Solutionsは、物理的リスクと移行リスクをムーディーズのクラス最高のリスク管理ソリューションと経済モデルに組み込むことにより、銀行、保険会社、投資家が気候リスクをより正確に評価し、ストレステストや情報開示のための新たな規制要件を順守することを支援します。
ムーディーズESGソリューションズ・グループの最高財務責任者兼エグゼクティブ・スポンサーのマーク・カイエは、次のように述べています。「気候変動は世界経済および社会に甚大な影響を及ぼします。ムーディーズは、戦略的レジリエンスを高めるとともに、低炭素で気候回復力のある未来への移行に対する市場参加者の対応を支援するために、科学主導の客観的な分析を提供することに力を注いでいます。」
ムーディーズの関連会社で、気候リスクデータのリーダーであるフォー・トゥエンティー・セブンおよびESG関連のリサーチ・データと評価の世界的なリーダー企業であるV.Eが運営するムーディーズClimate Solutionsは、以下のサービスを含みます：
- 5000社以上の上場企業および1000万件の不動産物件に関する予測的な気候関連の物理的および移行リスクの評価、上場・非上場企業のダイナミックなオンデマンドのスコアリング、さらに中小企業によるリスクの特定・報告・スクリーニングの支援も提供
- 信用状況が物理的な移行リスクに及ぼす影響に関する透明で一貫したカスタマイズ可能な分析を提供するためのムーディーズ・アナリティックスの受賞歴のあるEDFTM（予想デフォルト確率）モデルを活用した上場・非上場企業の気候調整後デフォルト確率（PD）
- ストレステストやリスク管理ニーズの支援を目的とした80年間の予測を含む物理的変化と移行の変化を評価するためのムーディーズ・アナリティックス・グローバル・マクロ経済モデルおよび気候変動リスクに係る金融当局ネットワークの代表的な指定基準に基づくマクロ経済気候リスク・シナリオ
- リスクとソルベンシーの自己評価（ORSA）および気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）の開示慣行に順ずるための顧客の取り組みを促進することを目的に、気候調整シナリオにより保険会社および年金基金の資産負債予想を可能にする気候パスウェイ・シナリオ
- 銀行、年金基金、保険会社のための有効で利用しやすいTCFD開示ソリューションと分析
ムーディーズ・クライメート・ソリューションズのグローバルヘッドのエミリー・マッツァクラティは、次のように述べています。「高度な気候関連の知見を信用リスクおよび経済予測に関する実証済みのモデルと融合させることにより、投資およびリスク管理に関する意思決定への気候変動の体系的な組み入れを支援するための高度な気候リスク分析が実現しました。当社のソリューションは、気候リスクとその財務上の影響に関する頑健なモデリングに対する市場の拡大するニーズに応えます。」
詳細情報については、ムーディーズのClimate Solutionsをご覧ください。
ムーディーズESGソリューションズについて
ムーディーズESGソリューションズ・グループは、ESGと気候に関する洞察に対する世界的な需要の高まりに対応するムーディーズ・コーポレーションの事業部門です。同グループは、ESG、気候リスク、サステナブル・ファイナンスに関するムーディーズのデータと専門知識を生かし、ムーディーズ・インベスターズ・サービス（MIS）およびムーディーズ・アナリティックス（MA）と連携して包括的かつ総合的なESGおよび気候リスク・ソリューションを提供します。これには、ESGスコア、アナリティックス、持続可能性格付け、サステナブル・ファイナンス評価・認証サービスが含まれます。MESGにはV.Eとフォー・トゥエンティー・セブンが含まれ、どちらもムーディーズの関連会社です。詳細情報については、ムーディーズESGおよび気候リスク・ハブ（www.moodys.com/esg）をご覧ください。
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