-

ニュースケール・パワーが史上初の小型モジュール炉で米国原子力規制委員会の設計承認を取得し、歴史的偉業を達成

ニュースケールが今後10年間にSMR技術を市場に出す準備が整い、規制上の重要な節目に到達

米オレゴン州ポートランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- ニュースケール・パワーは本日、米原子力規制委員会(NRC)が最終安全性評価報告書(FSER)を発行し、当社の画期的な小型モジュール炉(SMR)の型式認定申請(DCA)に対する第6段階の審査(最終段階)を完了したと発表しました。FSERは、ニュースケールのSMR設計に対する技術審査と認定が完了したことを表します。今回ニュースケールのDCAに対する最終段階が完了したことで、お客さまはニュースケール設計の安全面をNRCが認定したという理解の下でニュースケール発電所の開発計画を進めることができます。

ニュースケールのジョン・ホプキンス会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「今回の出来事は、ニュースケールのみならず米国の原子力部門全体とその後に続くその他の先進的原子力技術にとっても重要な節目となります。これにより、ニュースケールと米国がSMRを市場に出す競争においてリーダーシップを確立することは明白です。ニュースケールの設計の認定は途方もない達成であり、包括的な審査を実施したNRC、官民パートナーシップを成功させて米国初のSMRを市場に出すために継続的に取り組んだ米国エネルギー省(DOE)、この類まれな瞬間を実現するために数え切れないほどの時間を費やしたその他の大勢の方々に深く感謝します。さらに、過去数年間にわたって議会が費用折半のために拠出した資金がNRC型式認定プロセスを通してニュースケールの前進を加速させました。DOEがSMRプログラムを策定したのはこのためであり、当社が成功したのは議会からの超党派での強力な支援があったからです。」

ニュースケールのDCAは2016年12月に完成し、2017年3月にNRCが受領しました。審査プロセスにおいて、ニュースケールのSMR設計の簡潔さと当社の申請の完全性が共に実証されました。その一例を挙げると、DCAの審査に11万5000時間が費やされる厳格な第1段階の審査プロセスにおいてNRCが出した追加情報要請は、他の型式認定申請よりもはるかに少ないものでした。ニュースケールはフルアーから出資を受けて5億ドル以上を費やし、200万労働時間以上をかけて、DCA申請の準備に必要な情報を用意しました。また、1万2000ページを超えるDCA申請書に加えて14本の項目別報告書を提出し、NRC監査用に200万ページを超える補足情報を提供しました。

ニュースケールの規制関連業務担当バイスプレジデントのトム・バーグマンは、次のように述べています。「NRCは、史上初の小型モジュール炉のDCAを審査するという挑戦に取り組みました。このDCAはその時点において、ニュースケールだけでなく、原子力産業全体にとっても重要な節目でした。ニュースケールは、NRCがこの複数年にわたるプロセスにおいて常に専心し、時間と労力を注ぎ、多くの場合、審査スケジュールを前倒しで完了していただいたことに感謝します。私は新規原子炉室の幹部職など、長年にわたりNRCに勤めた元職員として、FSERの早期発行は技術審査スタッフおよびプロジェクトスタッフ、マネジメント、委員会を含め、本当にNRCの全員のおかげだと言うことができます。」

ニュースケールは、サプライチェーン開発、標準プラント設計、プラント納入活動の計画、起動および試運転計画を含むSMR技術の商業化に向けて、プログラムの強力な勢いを維持し続けています。当社は、ニュースケール発電所を信頼性が高く、安全かつ手頃な価格で、柔軟に運用できる無炭素エネルギーを多様な用途に提供する長期的ソリューションと捉えている国内外のお客さまからの関心の高まりに対応しています。ニュースケールは米国、カナダ、ルーマニア、チェコ共和国、ヨルダンの組織と契約を締結しており、他の組織とは同様の契約の交渉が進められています。

​​​​​ニュースケール・パワーについて

ニュースケール・パワーは、発電、地域暖房、淡水化、その他のプロセス熱アプリケーションにエネルギーを供給するための新しいモジュール式軽水炉原子力発電所を開発しました。この画期的な小型モジュール炉(SMR)設計は、完全工場製造のNuScale Power Module™を備え、安全性を高めて小型化したスケーラブルな加圧水型原子炉技術を使用して60MWを発電できます。ニュースケールのスケーラブルな設計(1つの発電所で独立型電力モジュールを最大12基まで収容できます)は、無炭素エネルギーの利点を提供し、ギガワットサイズの原子力プラントにかかる金銭的負担を軽減します。ニュースケールの過半数投資家は、商用原子力発電で60年の歴史を持つエンジニアリング・調達・建設の世界的企業であるフルアー・コーポレーションです。

ニュースケールはオレゴン州ポートランドに本社を置き、オレゴン州コーバリス、メリーランド州ロックビル、ノースカロライナ州シャーロット、ワシントン州リッチランド、および英国のロンドンにオフィスを構えています。当社のツイッター:@NuScale_Power、フェイスブック:NuScale Power, LLC、リンクトイン:NuScale-Power、インスタグラム:nuscale_powerでのフォローをお願いします。ニュースケールは、ロゴ、ブランド、ウェブサイトが新しくなりました。短い動画をご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media Contact:
Diane Hughes, NuScale Vice President, Marketing & Communications
dhughes@nuscalepower.com
(C) 503-270-9329

NuScale Power



Contacts

Media Contact:
Diane Hughes, NuScale Vice President, Marketing & Communications
dhughes@nuscalepower.com
(C) 503-270-9329

More News From NuScale Power

ニュースケール・パワー、不正確な空売り報道についてコメントを公開

オレゴン州ポートランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ニュースケール・パワー・コーポレーション(「ニュースケール」または「当会社」)(NYSE:SMR)は2023年10月19日に、誤った空売り報道(「報道」)に応じて次の声明を発表した。 不正確で欺瞞的な「研究」は実のところ根拠の全くない憶測だらけで、小型モジュール式原子炉(SMR)や原子力産業についての限られた知識が示されています。事実上不正確な記述には、ニュースケールの元最高財務責任者の株式保有およびニュースケールの収入源(主に顧客からの収益)が含まれますが、これらに限定されません。ニュースケールは、当会社の株価の下落のみを目的としたこの根拠のない利己的な攻撃に依拠しないよう投資家に警告しています。 ニュースケールはあらゆる虚偽に対して逐一反論するつもりはありませんが、次の要点については記録の訂正が重要であると考えます。 顧客やパートナー企業を熟知しています。ニュースケールはスタンダード・パワー、ENTRA1エネルギー、ロパワー、およびユタ州関連自治体電力システム(UAMPS)について長年知っており...

ニュースケールが品質管理システムの世界標準である国際標準化機構(ISO)の認証を取得

オレゴン州ポートランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 本日、独自の革新的な先進的原子力小型モジュール炉(SMR)技術で業界をリードするニュースケール・パワー・コーポレーション(NYSE:SMR)は、国際標準化機構(ISO)および業界固有の主要な認証機関であるオリオンレジスターが、ニュースケールに対して、非常に評価の高いISO 9001:2015の認証を発行したと発表しました。オリオンレジスターはニュースケールの品質管理システム(QMS)評価を終えた後、認証を発行しました。厳しい審査過程を経て、ニュースケールは顧客のフィードバックと改善に集中し、一貫性のある高品質の作業を保証する強力な品質システムを保有していることが確認されました。 ニュースケールは、2011年に米国原子力規制委員会から、タイトル10、連邦規則集、付録B/原子力品質保証-1(NQA-1)に基づく品質保証プログラムの承認を初めて受け、2019年からは米国機械学会(ASME)発行のN認可証明書を保有しています。NQA-1とASME N証明書の両方が、原子力の品質プログラムの証明とみなされてい...

ニュースケール・パワーが2人の新取締役を発表、経営陣をさらに強化

米オレゴン州ポートランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 独自の革新的な先進小型モジュール原子炉技術の業界リーダーのニュースケール・パワー・コーポレーション(NYSE:SMR)は本日、Bum-Jin Chung博士と藤野真司氏の2人の新取締役を任命したと発表しました。両氏はそれぞれ、原子力に関する深い専門知識と国内外の統治機関での卓越した経験で貢献します。これにより、ニュースケールの取締役会は8人から10人に拡大し、当組織の強力なリーダーシップが引き続き強化されます。 ニュースケール・パワーのジョン・ホプキンス社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「ニュースケールの発展は、当社の業務を推進し、世界を変える電力を確実に変革できる素晴らしいチームにより実現しています。私たちは、Chung博士と藤野氏を迎え、その莫大な経験、技術専門知識、長年の献身を活用して国際舞台で原子力を推進できることを非常にうれしく思います。」 Chung博士は、韓国の慶熙大学校原子力工学科の教授です。原子力の熱水力学・安全性の専門家で、韓国科学技術部でキャリアをスタ...
Back to Newsroom