米オレゴン州ビーバートン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- USB技術の発展と採用を支援する団体のUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)は本日、USB Type-C™認証プログラムの発足を発表しました。これはオプションのUSBセキュリティープロトコルにとって重要な節目となる進展です。USB Type-C認証仕様では、USB Type-Cの充電器やデバイスのための暗号ベースの認証を規定しています。
USB Type-C認証によってホストシステムは機能を高め、非準拠USB充電器からの悪影響を防ぎ、USB接続の悪用を試みるUSBデバイス中の不良ファームウエア/ハードウエアのリスクを軽減することができます。このプロトコルを使えば、ホストシステムは機能や認定ステータスのような製品側面を含め、USBデバイス、USBケーブル、USB充電器の真正性を確認できます。これはすべて、不適切な電力やデータが伝送可能となる前に、接続がなされると瞬時に実行されます。
USB-IFプレジデント兼最高執行責任者(COO)のジェフ・ラベンクラフトは、次のように述べています。「USB Type-C認証プログラムは各社固有の製品要件に最も適合するセキュリティーフレームワークを導入するための柔軟性をOEMに与えるものであり、USB-IFは本プログラムの始動を大変うれしく思います。USB Type-Cエコシステムは一貫して成長しているため、企業は消費者が認定USBデバイスに期待するようになっているセキュリティー機能をさらに提供することができます。」
USB Type-C認証ソリューションの重要な特徴は下記の通りです。
- 認定USB Type-C充電器/デバイス/ケーブル/電源を認証するための標準プロトコル
- USBデータ、USBパワー・デリバリー(USB Power Delivery)のいずれかのコミュニケーションチャンネルでの認証に対応
- 本認証プロトコルを使用する製品はセキュリティーポリシーの導入・実行の管理を維持
- あらゆる暗号化手法向けの128-bitセキュリティー技術に依拠
- 仕様は、認証フォーマット、デジタル署名、ハッシュ生成、乱数生成のために国際的に受け入れられている既存の暗号化手法を参照
USB-IFはUSB Type-C認証プログラムのPKI/認証局サービスを管理するためにデジサートを選定しました。詳細情報についてはデジサートの発表をご覧ください。
デジサートのIoT事業開発担当バイスプレジデントを務めるジェフリー・ノークス氏は、次のように述べています。「デジサートはUSB-IFおよび業界全体からCAプログラムに参加する企業と協力して、USB Type-C認証プログラムに必要な技術的専門性と規模を提供・実現できること大変うれしく思うとともに、その導入・実施に期待を寄せています。」
USB Type-C認証プログラムに参加するには、geoff.noakes@digicert.comまでご連絡ください。
2019年CESでのUSB-IFとの面談
USB-IFは1月8~11日にラスベガスで開催される2019年CESに参加します。記者会見をご希望の場合、press@usb.orgまでご連絡ください。
USB-IFについて
非営利団体のUSBインプリメンターズ・フォーラムは、USB仕様で定義されたUSB技術の向上と導入に関する支援組織およびフォーラムとして設立されました。USB-IFは、そのロゴやコンプライアンスプログラムを通じて、高品質の互換性のあるUSBデバイスの開発を促進し、USBのメリットや準拠テストに合格した製品の品質の周知に努めています。製品および技術に関する最新記事など、詳細についてはUSB-IFのウェブサイトwww.usb.orgをご覧ください。
USB Type-C™とUSB-C™はUSBインプリメンターズ・フォーラムの商標です。
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