藤沢市--(BUSINESS WIRE)--(美國商業資訊)--GenAhead Bio Incorporated(以下「GenAhead」)とERS Genomics Limited(以下「ERS Genomics」)は、GenAheadにERS Genomicが管理するCRISPR / Cas9ゲノム編集技術特許に関して、非独占的ライセンス契約を締結した事を本日発表致しました。ERSは画期的な遺伝子編集技術の共同発明者であるEmmanuelle Charpentier博士のCRISPR / Cas9技術基本特許ポートフォリオの管理とライセンス許諾権を有しております。
GenAheadは今年の4月に武田薬品工業株式会社からスピンアウトして事業をスタートし、今後、世界クラスのゲノム編集サービス事業の構築を目指しております。 GenAheadは革新的なヘルスケアビジネス、新たなイノベーションの集積地となる湘南ヘルスイノベーションパークに入居しており、最新のCRISPR / Cas9テクノロジーと遺伝子デリバリーのノウハウを活かして、ゲノム編集のための高効率で正確なプラットフォームを提供しています。
GenAhead Bio代表取締役 社長 周郷 司は、「ERS Genomics社との契約で、ノックイン(KI)効率の高い当社のCRISPR / Cas9ゲノム編集サービスの提供が可能になりました。このサービスを通して、お客様の研究プロジェクトのお手伝いができることを大変光栄に思います。GenAhead Bioは、今後も、ゲノム編集を用いて医薬品開発に貢献する、世界的リーダーになるべく努力する所存です。」と述べています。
ERSのエリック・ローズCEOは、「日本においては今年5月に、弊社が管理する最初のCRISPR / Cas9技術基本特許が幅広いクレーム内容で成立しており、GenAheadのような意欲的な企業が今後も同技術を利用して生命科学の力強い発展に貢献し、ビジネスにおいても成功のための強固な基盤を構築することを支援しています。ERSは、CRISPR / Cas9技術を産業で利用する全ての企業、アカデミア研究者の皆様へ広くライセンス許諾を行う事を目標としております。」とコメントしています。
本ライセンス契約は、ERS Genomicsの日本代理店である住商ファーマインターナショナル株式会社が仲介いたしました。
<GenAheadについて>
GenAhead
Bioは、ゲノム編集と核酸デリバリー技術を併せ持つスピンアウトベンチャーです。武田薬品工業株式会社がイノベーションを加速するため、湘南研究所をもとに設立した、湘南ヘルスイノベーションパーク(iPark、藤沢市)に拠点を置いています。今回のERS
Genomicsとのライセンス契約により、一塩基多型(SNP)置換で疾患モデル細胞を作製するなど、正確で高いKI効率を要する遺伝子改変細胞を作製するCRISPR
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Cas9サービスを製薬企業や公的機関に提供してまいります。特に人工多能性幹細胞(iPS細胞)に関しては、iPS細胞における先駆的企業、株式会社リプロセル
と提携することで、遺伝子改変iPS細胞をより迅速、確実に世界の顧客に提供してまいります。また核酸デリバリー技術については、骨格筋および心臓への核酸の送達が可能で、免疫細胞にも適用可能です。どちらの分野も、受託サービスに加えて、研究開発での共同研究も可能です。詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。:
//www.genaheadbio.com
<ERSについて>
ERS Genomicsは、Emmanuelle Charpentier博士が保有するCRISPR /
Cas9技術の基本特許に幅広くアクセスできるように設立されました。同社が許諾する非独占的ライセンスは、医薬品開発・治療のための新規標的の発見、新規薬物候補の発見およびスクリーニングのための細胞系作製、ヘルスケア製品のGMP生産、バイオ燃料、化学薬品などの産業資材の生産、合成生物学等、研究ツール、キット、試薬などの複数の分野にわたる製品およびサービスの研究および販売に利用できます。:
www.ersgenomics.com