米カリフォルニア州アーバイン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --リチウムイオン(Li-ion)電池の技術企業であるエネベート コーポレーションは、電気自動車(EV)向けのHD-エネルギー®技術を発表します。本技術は、高エネルギー密度で、わずか5分という超高速充電が可能であり、最長で合算240マイル(390キロ)、または60秒の充電で最長50マイル(80km)にもなる長い走行距離を実現します。この高速充電と非常に短い充電時間は、現在市販されている他のどのリチウムイオン技術より優れており、エネルギー密度、走行距離、コストに関する自動車の要件も満たしています。エネベートは、当社のシリコン主体のHD-エネルギー®技術を、電池やEV自動車のメーカーとサプライヤーに世界規模でライセンスします。
この新しい超高速充電技術によって、電気自動車の普及を妨げている障壁を克服できます。EVはこれまで、走行距離が限られていること、ドライバーの走行距離に対する不安、長い充電時間、高いコストを主因として、困難を抱えてきました。EVセル(NCMベース)を利用したエネベートの画期的なシリコン・リチウムイオン電池技術は、最大10Cの充電速度で試験すると、容量の75%まで5分で充電でき、妥協のない走行距離と750 Wh/L以上のエネルギー密度を実現しています。従来のグラファイトセルで超高速充電により大幅な劣化が起こるのとは対照的です。
5分間の充電によって立ち寄り式の充電スタンドが実現し、EVドライバーは普通のガソリンスタンドとまったく同じように、“満タン”にするために数分間待つだけで済みます。さらに充電時間の短縮によって、一部のEVではより小型の電池を使用できるようになるため、EVがより求めやすくなります。
エネベートの創設者で最高技術責任者(CTO)のBenjamin Park博士は、次のように語っています。「エネベートのシリコン主体のHD-エネルギー技術がもたらす恩恵により、EVを新たなレベルに引き上げる次世代機能が実現します。非常に短時間で便利な充電回数を実現する超高速充電、走行距離の延長につながるエネルギー密度の向上、本来的な安全優位性を持つ低温稼働により、この技術は電気自動車にとって理想的なものとなっています。」
エネベートのHD-エネルギー電池技術は、-40℃の低温でも安全に充放電を行うことができ、回生ブレーキ中により多くの電力を蓄えられるので、低温気候条件での走行距離を延ばすことができます。エネベートのHD-エネルギー技術の安全面での大きな利点は、高速充電と低温充電における金属リチウムの析出に対する耐性を本来的に備えていることです。析出は従来のグラファイト・リチウムセルの大きな課題となっていました。
オースティンにあるテキサス大学に在籍し、リチウムイオン電池のパイオニアであるジョン・グッドイナフ博士は、次のように同意しています。「エネベートによる膜ベースのシリコン主体のアノードとセルは、真の新規アプローチであり、EVでの使用に優れて実用的に適合し、EV導入の大きな障壁に対応できます。」
エネベート について
米国カリフォルニア州に世界本社を構えるエネベート コーポレーションは、先進的なシリコン主体のリチウムイオン電池技術の開発とライセンスを通じて、電気自動車(EV)導入の障壁を打ち破り、EV市場に革命を引き起こしています。エネベートのシリコン主体のアノードとセルに関する先駆的な取り組みは、画期的なHD-エネルギー®技術として結実しました。この技術は、妥協のない高エネルギー密度で超高速充電が可能であり、低温気候条件における傑出した低温稼働性能や、従来のグラファイト・リチウムイオン電池を上回る安全優位性を備えています。
エネベートは、ミッション・ベンチャーズ、ドレーパー・フィッシャー・ジャーベットソン、青雲創投、インフィニット・ポテンシャル・テクノロジーズ、プレシディオ・ベンチャーズ(住友商事系列)、CECキャピタルから投資を受けています。エネベート、エネベートのロゴ、HD-エネルギー、eBoostはエネベート コーポレーションの登録商標です。業界のあり方を決定づけているエネベートの電池技術の詳細情報とライセンスについては、www.enevate.comをご覧ください。
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