福岡--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 昨今の急速なIoT化の進展に伴い、高速電力線通信のニーズ拡大を背景に、グローバル標準規格IEEE 1901対応LSI等を活用した「HD-PLC」機器が、投入されることで飛躍的な市場拡大が期待されます。また、従来の「HD-PLC」に比べ、更に長距離化と通信の信頼性を高め、宅内利用のみならずBEMS、MEMS用スマートメータ、スマート街路灯等広域アプリケーションにも対応できる、「HD-PLC」マルチホップ通信対応LSI搭載製品群も発売され、その活用範囲は着実に広がっています。更に、昨今では、「HD-PLC」マルチホップを活用し、工場や、競技施設、建設工事現場など様々な産業分野での通信環境に関する大規模な実証実験が予定されています。
このような背景の下、PLC（高速電力線通信）の普及推進を牽引しているHD-PLC アライアンス（http://www.hd-plc.org/）は、「HD-PLC」マルチホップの活用を更に広げるための活動のひとつとして、「HD-PLC」マルチホップの関連機器の互換認証を10月1日より開始いたします。当アライアンスと同会員企業は、コンシューマ機器、輸送機、スマートグリッドシステムなど、世界中の様々な産業分野へ「HD-PLC」を広く普及させる活動を加速しています。 当アライアンスが、これまで取り組んできた「HD-PLC」機器のIEEE 1901認証に加え、今回新たに提供する認証プログラムは、「HD-PLC」マルチホップ対応機器として要求される性能テストや「HD-PLC」機器との相互接続性テストを含みます。これらの認証機器が増加することで、スマートメータや、スマート街路灯など広域アプリケーションに於けるマルチベンダーニーズへの対応を可能としました。
また当アライアンスは、10月3日（火）から6日（金）まで幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2017」にて、会期2日目の10月4日（水）9:50～17:30、“ビルでも！街でも！工場でも！つなぐIoTソリューション「HD-PLC」”をメインテーマに、「HD-PLCアライアンスセミナー」を開催致します（※）。ご好評により、本セミナーは今回７年目を迎えます。
本セミナーでは、特別講演として北陸先端科学技術大学院大学の丹康雄教授、基調講演には東京電力ホールディングス株式会社、パナソニック株式会社、IEEE標準化協会理事会などからのキーパーソンの皆様を講演者に迎え、また当アライアンス会員各社による数多くの講演者より、「HD-PLC」のコア技術からLSI、モジュール、ソフトウェア／ミドルウェア、完成品、ソリューション、検証環境、実証テスト状況や商品化の事例など広くご紹介いたします。また、同会場では、「HD-PLC」を用いたデモンストレーションや商品展示も行います。
当アライアンス相談役で、パナソニック（株）の津賀一宏 代表取締役社長は次のように述べています。
『当社が開発した「HD-PLC」は、線あるところどこでも通信が可能です。マルチホップ機能の追加により、通信の長距離化や接続台数が拡張されビル、工場などへの活用も着実に広がっています。今後もパナソニックのIoT基幹技術として「HD-PLC」マルチホップ技術の活用を図り、B
to B、B to Gの事業に貢献していきます。当社としてもCEATEC JAPAN
2017の当社ブース（ホール１）にて、「HD-PLC」コーナーを設置し、最新事例を紹介します。是非、ご来場下さい。』
当アライアンスは、東朋テクノロジー株式会社（推進会員）、ヌリテレコム株式会社（一般会員）を新たに迎え、現在海外含め会員企業数２２社。今回のCEATEC JAPANでは、以下の会員企業が出展いたしております。
沖電気工業（株）（ブース番号 C004）、パナソニック（株）（以下同C075）、ローム（株）（D090）、新光商事（株）（D097）、（株）ソシオネクスト （D183）、DXアンテナ（株）（ H084）。
当アライアンスは、今後も国内海外アライアンスと連携しながら、「HD-PLC」普及拡大に向けますます活発に活動してまいります。
※ご聴講参加頂くには事前予約が必要です。詳細は、下記のHD-PLCアライアンスホームページ、またはCEATEC JAPAN
2017公式サイトをご覧ください。
http://www.hd-plc.org/modules/topics/index.php?page=article&storyid=155
http://www.ceatec.com/ja/conference/
日時：2017年10月4日（水）(HD-1) 9:50-17:30 （開場9:40）
場所：幕張メッセ 国際会議場3階
304会議室（千葉県千葉市美浜区中瀬2-1）
