カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --中~高電圧インバータ アプリケーション向け IGBT 及び MOSFET ドライバ技術で業界をリードする Power Integrations (Nasdaq: POWI) は、本日ガルバニック絶縁のシングルチャンネル ゲート ドライバ IC の SCALE-iDriver™ ファミリーの追加製品を発表しました。この新しいデバイスは、400 VACから 690 VACにおいて、一般的に使用される最大 1700 V IGBTをサポートします。このデバイスは、最新の 3 相トポロジーの太陽光発電インバータ及び新しい 1500 V DC バス規格に適用される太陽光発電アレイにも最適です。拡張された 1700 V の SCALE-iDriver ファミリーを使用することにより、多様なソリューションに対して、同一の高集積、安全、高信頼のドライバ技術を使用できます。
IGBT と MOSFET の両方の駆動に最適化された 1700 V SCALE-iDriver IC は、Power Integrations の先進的な FluxLink™ 磁気誘導双方向通信技術及び SCALE™ 電力デバイス ドライバ技術を組み合わせています。FluxLink によって、信頼性が低いオプトエレクロニクス及びそれに関連する補正回路が不要になり、その結果、システムが簡素化されて動作の安定性が高まります。さらに SCALE 技術によって主要なすべてのゲート ドライバ機能が ASIC に組み込まれるため、設計を簡素化しながらサイズを抑えて信頼性を高めることができます。革新的な eSOP パッケージは沿面距離が 9.5 mm 以上、CTI が 600 で、動作電圧に対して十分マージンとシステムの高い信頼性が確保されます。
1700 V SCALE-iDriver IC は、-40 °C ~ +125 °C、最大 75 kHz の周波数で動作します。このファミリーは、IEC 60747-17 と VDE 0884-17 の新要件を満たします。アドバンストソフト シャット ダウン (ASSD) 機能によるディサチュレーション(短絡) 保護は、電源スイッチに対して、信頼される保護機能です。
Power Integrations の高電力製品担当のシニア マーケティング ディレクターである Michael Hornkamp は、次のように述べています。「当社の新しい 1700 V SCALE-iDriver IC の発表により、お客様は入力電圧 400 VAC から 690 VAC までのすべての用途で同じプラットフォームを使用できるため、設計プロセスを簡素化できます。FluxLink 技術は、広く使用されているにもかかわらず信頼性に乏しいフォトカプラを置き換えて、SCALE 技術によりコンパクトで堅牢で信頼できる設計を簡単かつ迅速に実現できます。」
1700 V SCALE-iDriver IC は、外付けブースターなしで最大 8 A のゲート電流を供給し、110 kW を超えるシステムをサポートし、外付けブースターを使用して最大 30 A のゲート電流を供給し、400 kW を超えるシステムをサポートします。1700 V SCALE-iDriver IC は、産業用駆動装置、電源/UPS、あらゆるサイズの太陽光発電インバータ、産業用 HVAC、及び商用 EV を含む EV 充電器やけん引装置などの用途に適しています。SID1183K デバイスは現在発売されており、10,000 個ロット時の単価は $3.19 米ドルです。SCALE-iDriver IC の技術サポートについては、Power Integrations のウェブサイト(https://www.power.com/products/1700-v-scale-idriver) をご覧ください。
Power Integrations について
Power Integrations, Inc. は、高耐圧電力変換用半導体技術で業界をリードする革新的企業です。Power Integrations の製品は、クリーン電源エコシステムに欠かせない要素になっており、再生可能エネルギーの生成を可能にするとともに、ミリワットからメガワットに及ぶ用途で効率的な電力伝送と消費を実現します。詳細は、www.power.com をご覧ください。
Power Integrations、FluxLink、SCALE、SCALE-iDriver、及び Power Integrations ロゴは、Power Integrations, Inc. の商標または登録商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者に帰属します。