印バンガロール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ・インク(NYSE:V)は本日、インド・バンガロールに新しい技術開発センターを開設したことを発表しました。このセンターは、デジタルコマースを世界的に促進する当社の活動において中心的役割を果たします。開館式の一環として、ビザは新しいモバイル決済サービスのmVisaを発表しました。このサービスは、今年の夏、バンガロール地域全域の商店およびアクシス銀行、HDFC銀行、ICICI銀行、SBI(インド・ステート銀行)のお客さまで試験的に導入します。
10万平方フィートのビザの新しい技術センターは、インドのIT通り中心部にある70エーカーの敷地のバッグメイン・ワールド・テクノロジー・センターの一角にあります。このセンターにはオフィスと共同スペースが含まれており、1000人のビザ開発者の本拠地となります。このチームは、アプリケーション開発者がビザの400種類の決済商品とサービスにアクセスして、幅広いコネクテッドデバイスで有効な独自の決済体験を構築できるよう取り組みます。このセンターは、ビザが米国およびアジアで計画している数件の施設の1つであり、ビザのグローバル処理ネットワークをオープンなコマース・プラットフォームに転換する世界的戦略の一端を担うものです。
ビザのチャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「インドは世界で最も重要な技術発信源の1つへと急発展し、信じられない程の技術人材を抱えています。新しいバンガロールのセンターは、シンガポールおよび米国で計画しているセンターとともに、携帯電話、PC、タブレットなどのコネクテッドデバイスや車ででも安全なデジタルコマースが可能な次世代の決済ソリューションの開発を加速できるようビザをサポートします。」
消費者の購買行動は、携帯電話や他のコネクテッドデバイスの利用により劇的に変化しています。これらのデバイスは、買い物や支払いの能力を消費者の日常生活に溶け込ませるものです。ジュニパーリサーチの最近の報告では、世界全体のモバイル決済取引高は、携帯電話とタブレットによるすべての決済を含み、2018年には3兆2700億ドルに達すると予想しています。1また、2014年には、タブレットまたはスマートフォンによる購入は48%増加しています。この成長率はデスクトップでの購入の3倍に当たります。2
ビザは技術開発を強化
ビザの開発者は新しい決済サービスのmVisaを開発しました。これにより、新興国市場の金融機関、商店、消費者は安全なデジタルコマースの利点を享受することができます。この新しいサービスは、今年中に、アクシス銀行、HDFC銀行、ICICI銀行、SBIの限定されたお客さまと、バンガロール地域圏全域の商店で試験的に導入する予定です。mVisaにより、消費者はカードレスで購入、支払い、友人や家族への送金を行うことができます。
mVisaの仕組みは次の通りです。
- 消費者はスマートフォンまたはフィーチャーフォンにmVisaアプリケーションをダウンロードし、ビザのデビット、クレジットまたはプリペイド・アカウントをmVisaアプリケーションに安全にリンクさせます。
- mVisaが起動すると、消費者は、自身のアカウントから商店のアカウントへ送金を開始するだけで、店舗やオンラインで購入した商品の支払いを行うことができます。また、mVisaのユーザーは他のビザ・アカウント保有者に支払いを行ったり送金することができます。
- mVisa取引はビザのグローバルネットワークであるVisaNetを介して処理され、ビザの規模、セキュリティ、信頼性を新興国市場のモバイル決済に生かします。このサービスは、消費者が安全なデジタルコマースに参加し、既存の銀行口座の資金に簡単にアクセスして、日々の購買や公共料金の支払いを行えるように設計されています。
- 商店および請求者には、消費者により便利で安全な支払い方法を提供できるという利点があり、決済が行われると直ちにSMSテキストメッセージで通知されます。
- 9月から開始されるmVisaは、バンガロール地域圏の2万店の商店で利用できます。
mVisaは、現金からデジタルコマースへの世界的な移行を加速するためにビザが実施するいくつかのイニシアチブの1つです。当社は採用活動を強化し、すでに完成した技術者チームにさらに2000人の常勤社員を追加しました。これらの社員はインド、シンガポール、米国の開発センターに勤務します。
ビザの技術部門エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるラジャット・タネジャは次のように述べています。「この50年間、ビザの技術環境へのアクセスは厳しく管理され、金融機関や商店の開発者しか利用できませんでした。この戦略により、現金から安全な方法による電子商取引への移行が促進されました。現在、商業はデジタル環境に移行しており、消費者はモバイルデバイスで安全に購入することができます。そのため、ビザのネットワークを開放し、世界の開発者が当社の決済プラットフォームを利用しやすくすることが非常に重要です。これにより、安全なビザの決済がモバイル・アプリケーションの標準機能になります。」
ビザについて
ビザ(NYSE:V)は、200を超える国と地域の消費者、企業、金融機関、政府を高速、安全、確実な電子決済につなげる国際的な決済技術会社です。当社は世界で最も高度な処理ネットワークの1つであるVisaNetを運営しています。このネットワークは1秒に5万6千件以上のトランザクション・メッセージを処理でき、消費者に対しては不正行為を防止し、加盟店に対しては支払いを保証します。ビザは銀行ではなく、消費者へのカードの発行、与信、課金は行っていませんが、ビザの革新的な技術は、デビットカードでの即時支払い、プリペイドカードでの前払い、クレジットカードでの後払いなど、金融機関が消費者により多くの選択肢を提供することを可能としています。詳細情報については、usa.visa.com/about-visa、visacorporate.tumblr.com、@VisaNewsをご覧ください。
1 ジュニパーリサーチ:「モバイル&オンライン購入;カード、キャリア課金、サードパーティ決済プラットフォーム2015-2020」2015年7月15日
2ビジネス・インサイダーのリサーチサービスであるBIインテリジェンスの10月14日の調査、ザ・Eコマース・レポート: モバイルにより、従来の小売業者はこの休暇で盛り返すチャンス
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