台湾・台北--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 35年にわたり、台北国際コンピューター見本市(COMPUTEX)は変化する世界市場で中心的役割を担う台湾のICT業界に注目してきました。台湾には2000社以上のICT企業があり、このような企業とブランドとの連携により、店舗で販売されている皆様のお気に入りのブランドの製品が作られてきました。そうした企業を目的として、世界中の買い手企業が台北国際コンピューター見本市を訪れます。
共同主催者の台湾貿易センター(TAITRA)による海外の買い手企業の地域別内訳によれば、アジアの買い手企業が台北国際コンピューター見本市への海外来場者の76%を占め、次いで北米(10.6%)、欧州(7%)の買い手企業となっています。これらの数字は、台北国際コンピューター見本市がアジア市場に参入したい海外の出展企業にとって最も理想的なプラットフォームであることを示しています。
台北国際コンピューター見本市の共同主催者の1つである台北市電脳商業同業公会の張副総幹事によれば、台湾の約1000社のICT企業が台北国際コンピューター見本市にのみ参加し、その他の産業見本市には参加していません。張氏はその理由として、これら企業の大部分が小中企業で、台北国際コンピューター見本市を重要な輸出プラットフォームとして重視していることを挙げています。
今年の台北国際コンピューター見本市には、世界最大の半導体企業のASEと世界最大の家電メーカーのハイアールが参加しました。また、ARMホールディングスとBenQが初めて出展しました。
買い手企業の増加率は中国が15%、UAEが26%、フィリピンが19%!
2015年台北国際コンピューター見本市には、165カ国から海外のバイヤー3万8550人が集まりました。来場者数の上位10カ国は、中国本土、日本、米国、香港、韓国、シンガポール、マレーシア、ドイツ、タイ、インドでした。来場者が著しく増加したのは、バングラデシュ(前年比120%増)、UAE(26%)、ベトナム(79%)です。全5日間の総来場者数は13万人を上回ると予想されます。
見本市の期間中に、TAITRAは買い手企業と出展企業を直接つなげるために1対1の調達会合を4000回以上主催しました。30カ国から204社が、産業用コンピューター、購買発注システム、ウエアラブル、3D印刷、メモリーチップ、携帯電話用アクセサリーを求めて台北国際コンピューター見本市に来場しました。主な買い手企業には、ベスト・バイおよびベスト・バイ・カナダ、Viasat、ステープルズ・カナダ、Viglen、ASI Corp、MAラボラトリーズ、Ulmart、東芝ヨーロッパが含まれます。
台北国際コンピューター見本市でアイデアと技術革新が出会う
5日間にわたって技術世界が台北に集い、出展企業のうち40社以上がこの機会を利用して次の四半期に店舗で販売する製品を紹介しました。
エイサーは、3イン1統合ハブを紹介
今年、エイサーはビルド・ユア・オウン・クラウド(BYOC)エコシステムの拡大を発表しました。これは、ウブントゥやメディアテックなど、ICT業界の異なるレベルのパートナー企業30社と共に開発したものです。このBYOCは、エイサーのオープン・プラットフォームの4重点分野から多くの接続されたものをaBeing Oneスマートセンターに統合します。4重点分野とは、接続された車、通信、医療、スマートホームです。
インテル:より強く、より速く、より賢く、より良く
50年に及ぶ技術革新を記念し、インテルはe21フォーラムで第5世代のインテル・コア・モバイルプロセッサーを発表しました。さらに、10種類のデスクトップ用およびモバイル用プロセッサーも発表し、そのいくつかはインテル・アイリス・プロ・グラフィックスに統合されています。
マイクロソフトは、ウィンドウズ10でユーザーを沸かせる
この大手技術企業は、ウィンドウズ10オペレーティングシステムのプレビューを行いました。これは7月29日に全世界で公開され、「ウィンドウズが必要だから選ぶのではなく、ウィンドウズのファンに」ユーザーを変えるでしょう。
その他は…
- エイサーがNVIDIA G-sync技術を統合した34インチ曲面モニターでゲームを公開
- ARMがコーテックスMプロセッサーでIoTに接続
- トビーのアイトラッキング技術を搭載したMSIのGT72ゲーム用ノートPCでは、ほぼ手を使用せず遊べる
- メディアテックがHelio P10オクタコアCPUを発表
CPXフォーラムを通じて互いに交流
5日間にわたって100以上のフォーラムとセミナーが予定され、注目すべき4つのフォーラムとして、サミット・フォーラム、ウエアラブル技術フォーラム、スマートシティ・フォーラム、クラウドセキュリティー・フォーラムが開催されました。サミット・フォーラムでは、エイサー創業者の施振栄(スタン・シー)社長が、「Internet of Beings(人間のインターネット)」と、エイサーのBYOCプラットフォームがいかにIoTとIoBのネットワークの中心に人間を位置づけるかを解説しました。ウエアラブル技術フォーラムでは、なぜ人々がウエアラブルを身に付けるべきかを問いかけました。
マイクロフトのOEM事業部でコーポレートバイスプレジデントを務めるニック・パーカー氏は、全世界にウィンドウズ10を公開することで、ユーザーの機器との関わり方がいかに変わるかを紹介しました。パーカー氏は、次のように述べています。「…ウィンドウズ10でエコシステムの機会を拡大しようとする当社の取り組みは、人々の機器との関わり方に変革をもたらし、売上成長の新たな機会を生み出します。」
e21フォーラムでは、インテルのカーク・スカウゲン上席副社長が、ほぼすべてのものが計算と接続の可能性を持つ世界に向けた進化を解説しました。
COMPUTEX d&i賞が次の時代のICTに光を当てる
非常に人気の高い賞であるCOMPUTEX d&i金賞は、デルのXPS 13ウルトラブックとエイリアンウェア・エリア51ゲーム用デスクトップPC、冠捷科技のAOC LXシリーズ曲面テレビとデジタル・サイネージX 27インチ・デジタル・サイン、スマノスのK1スマートホームDIYキットに贈られました。
その他の受賞企業には、エイサー、エイスース、フィリップス、宏達国際電子(HTC)、ギガバイト、クーガーなどが含まれます。
計72件の受賞製品は、応募された271製品から賞に選ばれました。この賞の人気が高まる中で、見本市期間中に来場者2万1000人以上が南港展覧館のCOMPUTEX d&i賞パビリオンを楽しみました。
2016年台北国際コンピューター見本市は相互接続の新次元を紹介!
来年5月31日~6月4日に開催される2016年台北国際コンピューター見本市で、ここでしか見られないまったく新しい技術革新の世界をご覧ください。
詳細については、www.ComputexTaipei.com.twをご覧ください。
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