ニューヨーク & 香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ブラックストーン(NYSE:BX)は本日、香港に拠点を置くM&Aアドバイザリー業務をアンソニー・J・ステアインズが代表を務める予定の独立系アドバイザリー会社、コンプラドール・リミテッドに委譲したと発表しました。
香港に本拠を置くコンプラドールは、成功を収めているブラックストーン・アドバイザリー・パートナーズ・アジアの事業を基盤として設立され、主に大中華圏と韓国の優良企業に対して複雑かつ大規模な国外での買収・合併取引に関する助言を行います。20年にわたってアジアのM&A業務に携わっているステアインズはこれまでブラックストーン・アドバイザリー・パートナーズ・アジアの責任者を務めており、それ以前はリーマン・ブラザーズ、ドイツ銀行およびINGベアリングズで要職を歴任しました。
ブラックストーンの共同創業者で、会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるスティーブン・A・シュワルツマンは、次のように述べています。「ステアインズが率いるチームが過去6年にわたって築き上げてきたアジア業務の移管とコンプラドールの設立がステアインズ主導の下で進められたことをうれしく思います。ステアインズとその有能なチームの成功を祈るとともに、今後のコンプラドールとの協力関係に期待しています。」
コンプラドールの会長兼CEOのステアインズは、次のように述べています。「アジアのM&Aアドバイザリー市場は過去20年間に様変わりしています。ますます高度化する専門知識を備えた顧客が、まさに当社の提供する豊かな経験に裏打ちされた周到で対立を招くことのないアドバイスを必要とするような一段と複雑な取引を行うようになっています。世界金融危機以降、大手投資銀行の大半がM&Aチームの再編に踏み切っており、M&A専門会社が真にカスタムメイドのアドバイザリー・サービスを提供するまたとない機会が到来しています。」
さらにステアインズは、次のように加えています。「豊富な経験を持つチームのコンプラドールへの円滑な移管とお客さまへの継続的なサービスの提供を可能にするため、ブラックストーンと緊密に連携しています。これまで私たちのチームは優れた実績をあげてきており、業界を代表する真に独立したアジアの専門的なM&A会社を設立できることを大変うれしく思います。コンプラドールの名の下で事業の一段の成長を目指すことができることをブラックストーンに心から感謝するとともに、今後も密接に連携していくことを楽しみにしています。」
編集者への注記:
ブラックストーン・アドバイザリー・パートナーズ・アジアの設立を機に2008年にブラックストーンに入社するまで、ステアインズはリーマン・ブラザーズの香港拠点でマネジングディレクター、工業セクター担当責任者およびアジア・コーポレート・ファイナンスの責任者を務めていました。リーマン・ブラザーズ入社前には、ドイチェバンクのアジア拠点においてM&A部門責任者、さらに工業・資源セクター責任者を歴任し、ドイチェバンクに移る前はINGベアリングズでアジアのM&A部門の責任者を務めていました。ステアインズは、クーパース&ライブランドでオーストラリアの勅許会計士資格を取得しています。
ステアインズは買収・合併および事業再編アドバイザリー業務を中心にアジアのインベストメントバンキング分野で20年を超える経験を有しており、AIA、チャイナルコ/チャルコ、ハイニックス・セミコンダクター、ペトロチャイナ、ソウル・バンク、シャンハイオート、ファースト・パシフィック、サリム・グループ、ノーブル・グループ、テスコ、プロクター&ギャンブル、フィリピン・ロング・ディスタンス・テレフォンなどの顧客のための取引を扱いました。
ステアインズは、ロイヤルメルボルン工科大学で経営学士号を取得しました。さらに、ロンドン大学で法学士号(優等学位)を取得しており、勅許会計士協会およびオーストラリア証券協会のアソシエートです。
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