「ミラノサローネ2014」 開幕
パナソニックが「SLIDING NATURE」をコンセプトに住環境と自然が融合した呼吸する家を出展

メインプレゼンテーション(昼)(Photo by Satoshi Shigeta)

Milano Salone

大阪--()--(ビジネスワイヤ) -- パナソニック株式会社は、イタリア・ミラノで開幕したデザイン見本市「ミラノサローネ2014」の期間中、トラフ建築設計事務所を起用し、ミラノ大学内インテルニ会場にてインスタレーションをおこなっています。7年連続出展となる今年は、「SLIDING NATURE」をコンセプトに住環境と自然が融合した呼吸する家を大型引戸とLED照明を用いて表現しています。なお本日より、ミラノサローネ特設サイトに現地の写真や動画を随時公開していきます。

メインのプレゼンテーションは、ミラノ大学内の中庭に出現する、引戸で構成された家型のオブジェクトです。会場に流れる音楽とシンクロしながら、オブジェクトを取り囲む四方の引戸が、時には規則正しく、時には不規則に動きます。家の天井を照らす映像と、庭を囲む回廊の1階と2階に配置された120台のシンクロ調色LED照明器具、そして庭に散りばめられた175個のLED電球、それらが互いに呼応し、さまざまな住環境の表情をつくりだします。また、会場入り口には面発光LED照明器具「パネルミナ」のペンダントライトを50台配置。インタラクティブな調光を体験いただけます。

パナソニックは今回の出展を通して、当社の最新技術に日本古来の住文化の思想を取り入れ、自然と共生する新たな空間価値を発信しています。また、2階の会場では、ビジネスユーザー(BtoB顧客)を対象としたキッチン部材などに関する展示を行っています。

■出展概要
[展示コンセプト] SLIDING NATURE
[会期]
2014年4月7日(月)~13日(日) 9:00~24:00
2014年4月14日(月)~17日(木) 9:00~21:00
2014年4月18日(金) 9:00~18:00
※引戸可動期間は4月13日(日)までとなります。
[会場]
INTERNI:FEEDING NEW IDEAS FOR THE CITY
Università degli Studi di Milano:Cortile Farmacia
ミラノ大学内 コルティーレ・ファルマチア
(via Festa del Perdono, 7 - Milano) 会場スペース:約1,000㎡
[会場構成] トラフ建築設計事務所
[展示構成アイテム] 引戸、LED照明器具、配線器具(スイッチ)ほか
[関連サイト]
ミラノサローネ2014 パナソニックスペシャルサイト
速報動画:SLIDING NATURE - ミラノサローネ2014 パナソニックの展示
写真アルバム
プレスキットページ
連載・ミラノサローネ2014「SLIDING NATURE」

■展示コンセプト「SLIDING NATURE」について
日本の住宅は、古来より「ふすま」や「障子」などの引戸を活用して心地よい風を通し、柔らかな日の光を導き、また景色を楽しむなど自然がもたらす恩恵を上手に取り込んできました。

パナソニックは、省エネ家電製品に加え、太陽光発電パネル、蓄電池などの住宅設備機器を活用した「アクティブ」エネルギーマネジメント(以下、「アクティブ」エネマネ)と、住宅の躯体(構造体)や断熱材などを活用して、自然の恵みを効率的にコントロールする「パッシブ」エネルギーマネジメント(以下、「パッシブ」エネマネ)を組み合わせたエネルギーマネジメント事業を展開しています。

今回の展示では、自然の恩恵に対しては空間を開き、暑さや寒さなどに対しては空間を閉じるという「パッシブ」エネマネのコンセプトに基づく「引戸」と、光の演出により空間価値の向上と省エネ化を同時に実現する「アクティブ」エネマネの構成要素「LED照明」を組み合わせ、住まいや人の暮らしと自然との新しい関係性を「SLIDING NATURE」として提案します。

■トラフ建築設計事務所による「SLIDING NATURE」への思い
[インタビュー動画] https://www.youtube.com/watch?v=NglnoRZyeNc
ミラノ大学の中庭に出現する家型のオブジェクトの壁面は、引戸のみで構成され、開放すれば囲い込んでいた領域は消え去り、周囲の環境に同化します。扉という域を超えた壁のような機能も担う引戸による空間で、ダイナミックに自然との新しい関係性を築く、呼吸する家を考えました。

重厚な西洋建築とコントラストを成すように、真っ白い抽象的な表情の引戸がゆっくりと横断します。その引戸の動きに呼応して、中庭中央の家型オブジェクトの天井、その周囲に群生した植物のようなLED電球、回廊のライティングがゆっくり明滅し、表情を刻々と変えていきます。

プライベートを形づくっていたものがパブリックな場をつくり、周囲の環境と溶け合う空間を目指しました。引戸による連続的な場の変容は、周囲にさらに新しい関係を生み出します。

■デザイナープロフィール
株式会社トラフ建築設計事務所
鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろ しんや)により2004年に設立。建築の設計をはじめ、ショップのインテリアデザイン、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐にわたり、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「NIKE 1LOVE」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」など。「光の織機(Canon Milano Salone 2011)」は、会期中の最も優れた展示としてエリータデザインアワード最優秀賞に選ばれた。2011年「空気の器の本」、作品集「TORAFU ARCHITECTS 2004-2011 トラフ建築設計事務所のアイデアとプロセス」 (ともに美術出版社)、2012年絵本「トラフの小さな都市計画」 (平凡社)を刊行。

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