上海--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- ヘルスケア製品世界的大手のコヴィディエン（NYSE: COV）は本日、上海の研究開発施設「中国技術センター」（CTC）の正式な開設を発表しました。
開所式に出席したコヴィディエンのジョゼ・E・アルメイダ会長兼社長兼最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「上海の研究開発施設の設立は、世界各国の医療提供者が患者ケアを改善するのに役立つ画期的な新製品を提供し、多くの人々と多くの地域に医療を届けるという当社の継続的なコミットメントを強化するものです。中国は当社のグローバル戦略における主要市場であり、この投資は当社の戦略的イニシアチブを反映するものです。」
3年間で総額4500万ドルを投じるCTCでは、最終的に300人以上の従業員が雇用される予定です。施設の面積は10万平方フィート（9290平米）を超え、17の研究所を擁し、最先端の手術室・シミュレーション設備は医療専門家が医療機器の設計・開発プロセスに積極的に関与することを可能にします。
CTCには中核となる2つの重点分野があります。
- カスタム製品の設計 –中国やその他の新興市場のニーズに合わせたカスタム製品を見極めて開発します。
- 医療技術のブレイクスルーとなるプラットフォームの発見 –アジアの従業員に固有のスキルセットと専門知識を活用し、新しい医療機器技術を創出・開発します。
上海の新施設は、中国の現地人材の開発と医療分野の次世代イノベーターの養成のための業界の中心地となります。
コヴィディエンの中国R&D担当副社長のドン・ウーは、次のように述べています。「当社製品を使用している現地の医療専門家と密接に協働することにより、中国やその他の新興市場の需要を満たす機器を特別に調整することができます。当社は患者の転帰改善に注力しており、研究開発施設を上海に設置することの大きな可能性を認識しています。この立地は、世界水準の優秀なエンジニアを含む中国の国際的に有名な専門家の力を得るために役立ちます。当社は、このような協働が中国と新興市場全体の医療環境で革新を推進すると考えています。」
CTCはコヴィディエンの中国でのその他の事業を補完するもので、当社は中国に10カ所の商業事務所、1カ所の製造センター、医療専門家のための複数の訓練施設を持っています。コヴィディエン臨床研究所（CCI）は、最新の医療機器・処置の安全で有効な使用に関する訓練を医療専門家に提供し、臨床医の専門知識を高め、患者転帰を改善します。中国の主要な学術機関との提携プログラムは、コヴィディエンが医療機器業界のために若い才能を育成し、進歩のための新鮮なアイデアを集めるために役立ちます。
ウーは次のようにも述べています。「医療専門家・学生・研究者・技術者の間での専門知識の融合は、当社の新しい研究開発施設が持つ最先端の能力によって強化され、臨床知識・市場の理解・技術イノベーションの架け橋となります。」
中国の医療を発展させるというコヴィディエンのコミットメントを支えるため、当社は第12次五カ年計画に示されている中国政府の医療計画に自社の計画を一致させています。CCIにおける訓練は医療改革と一致し、医療インフラストラクチャー改善の一環として医療機器が安全・有効に使用されることを保証します。新しい研究開発施設の能力は、製品技術を強化して患者転帰を改善するという医療改革の目的に対応するものです。
コヴィディエンの開所式で上海市商務委員会副長のWang Xin Pei氏は次のように語りました。「中国の医療産業は急速な発展を遂げています。中国の商務部、衛生部、科学技術部はいずれも特に医療機器産業を促進する政策を打ち出していますが、キーワードはイノベーションです。我々はコヴィディエンが現地市場の需要を満たす革新的な技術・製品を提供すると期待しています。」
コヴィディエンについて
コヴィディエンはヘルスケア製品の世界的大手企業として、患者転帰改善のための革新的メディカルソリューションを創出し、臨床でのリーダーシップと卓越性によって価値を提供しています。医療機器、医薬品、メディカルサプライの3領域で、業界をリードする広範な製品ラインの製造、供給、サービスを行っています。当社は2011年度に116億ドルの売上高を上げ、世界65カ国以上に約4万3000人の従業員を擁し、当社の製品は140を超える国々で販売されています。当社事業の詳細についてはwww.covidien.comをご覧ください。
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