ERYTECH PharmaがOSEOからがん分野におけるTEDAC個別化治療プロジェクトの主導で700万ユーロを獲得

  • 助成金と償還貸付金の形でフランスの公的機関OSEOから695万ユーロの資金を獲得
  • 独自の世界的コンソーシアムで大きなイノベーション成果の創出を目指す協働プロジェクトにおけるリーダー企業
  • 標的を確実に定めた腫瘍の餓死化を通じ、虚弱ながん患者の治療における新たなパラダイムをさらに最適化

仏リヨン & フィラデルフィア--()--(ビジネスワイヤ) -- フランスで腫瘍治療向け医療製品の開発に当たっている後期段階のバイオ製薬企業であるERYTECH Pharmaは、フランスの公的機関OSEOの戦略的産業イノベーションプログラムから、TEDACプロジェクト(アミノ酸を枯渇させて放射線抵抗性がんと薬剤耐性がんを治療するための治療用酵素、Therapeutic Enzymes to Deplete Amino acids to treat Cancers resistant to radio/chemotherapy)の主導を支えるため、総額695万ユーロを獲得したことを発表します。

本コンソーシアムには、Exonhit、InGen BioSciences、AP-HP(パリ公共病院システム)、Inserm(仏国立衛生医学研究所)、パリ・ディドロ大学も含まれます。本コンソーシアムの目的は、薬剤耐性がんと放射線抵抗性がんの酵素療法で使用する革新的な治療薬に加え、奏効者を見極め、患者の個別化治療を可能にする付属ツールを開発することにあります。本プロジェクトは競争力拠点リヨン・ビオポールの承認を受け、8年間にわたって活動します。本コンソーシアムが獲得した援助資金の総額は、約1070万ユーロに上ります。

ERYTECHががんと闘うための新手法として開発しているは、腫瘍の代謝環境から、成長にとって必要な特定のアミノ酸を枯渇させることで、腫瘍を餓死させるというものです。環境に作用を及ぼすことで腫瘍を弱体化させる手法は、標準的な化学療法剤と相乗効果を発揮します。

本プロジェクトの主要目標は下記の通りです。

  • 臨床条件に可能な限り近くするため、妥当な生体外ヒト腫瘍モデルを開発すること
  • 患者の腫瘍特性に応じて調節した療法を臨床医に提供すること
  • 治療法の開発に伴うリスクを低減するという観点で、治療反応に対する感受性マーカーを同定すること
  • 奏功者を見極め、従って個別化治療を改善する付属診断法を酵素療法とともに開発すること
  • 新たなモニタリング検査法として、治療においてリアルタイムで治療用酵素の作用をチェックするための簡素で迅速な信頼性ある測定法を提案すること

ERYTECH最高経営責任者(CEO)のPierre-Olivier Goineauは、次のように述べています。「当社は、OSEOががん治療の最適化に専心する本プロジェクトに確信を寄せてくれたこと、また当社と共に取り組むパートナーの質の高さと真摯さに感銘を受けています。本プロジェクトは個別化治療における当社戦略を実践する上で重要な段階です。当社は、腫瘍環境から標的を確実に定めて特定アミノ酸を長期間にわたって枯渇させることでがんと闘うため、患者のプロファイリングを改善するとともに、補完的製品を最大4種提供することで、がんと闘うための新しい手法を提供していきます。」

OSEOの「戦略的産業イノベーション」プログラムについて

「戦略的産業イノベーション(ISI)」プログラムは、欧州一の企業の誕生を促進するものです。本プログラムは産業志向の野心的な協働イノベーションを支援するもので、学術機関が中規模企業(従業員5000人未満)やSME(250人未満)と共に実施に当たっています。本プロジェクトでは公的資金なしには達成できない製品の商品化と技術的ブレークスルーを目標としており、成功した暁には大きな有望性を持っています。資金援助の額は助成金と償還貸付金の形で、300万ユーロから1000万ユーロに及びます。

ERYTECH Pharmaについて

フランスのERYTECH Pharma SAは、腫瘍治療向け医療製品を開発している後期段階のバイオ製薬企業です。当社が特許を取得した中核的技術は、ヒト赤血球(RBC)の活用を基盤として、治療用酵素(アスパラギナーゼなど)の持つ特性としての薬物動態(PK)と薬力学(PD)を改善するものです。

ERYTECHの主力製品である急性リンパ芽球性白血病(ALL)治療薬は、欧州と米国で希少薬指定を受けています。GRASPA®については第2相および第3相のピボタル臨床試験を実施中です。ERYTECHはGRASPA®と後続製品を求める市場に対応できるcGMP順守の製造施設を既に設けています。

ERYTECH Pharma, 60 Avenue Rockefeller, Bâtiment Adénine, F-69008 Lyon, France

ERYTECH Pharma (US Office), 3711 Market Street, 19104 Philadelphia PA, USA

写真とマルチメディア・ギャラリーはこちらをご覧ください: http://www.businesswire.com/cgi-bin/mmg.cgi?eid=50298618&lang=ja

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