アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)、森林保護に関して作り話ではなく事実を要求

NGO「アイズ・オン・ザ・フォレスト」による虚偽の主張をよそにセネピス・トラ保護区は成果を上げている

PT. RUAS UTAMA JAYA: Legal Concession & Set-asides (Photo: Business Wire)

インドネシア・ジャカルタ--()--(ビジネスワイヤ) -- アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)は、スマトラ島を拠点とするNGO「アイズ・オン・ザ・フォレスト」(EOF)が作成した当社業務に関する「明らかな虚偽」の主張を含む報告書に関わらないよう世界自然保護基金(WWF)インターナショナルに呼び掛けました。

WWFは、アジア・パルプ・アンド・ペーパーがスマトラ島のセネピス・トラ保護区の一部をパルプ材植林地に変えていると主張するEOFの新たな報告書を公表・宣伝してきました。報告書ではAPP供給業者のルアス・ウタマ・ジャヤ(RUJ)が運営するコンセッションの「衛星地図」が発表され、そこには「セネピス・トラ保護区内の熱帯林(の)皆伐」が示されています。しかし、政府の公式地図を通じて、この主張は完全に虚偽であることが証明されています。

アジア・パルプ・アンド・ペーパーは本日、このコンセッションの公式地図を発表しました。その地図では、EOFの報告書で大きく取り上げられている写真は、実際はRUJがセネピス・トラ保護区の「外側」で合法的に運営しているパルプ材承認植林地のものであることが示されています。

RUJのコンセッションに関する最近の独立的な第三者監査1では、同社が保全目的で使用から除外している土地は、実際にはインドネシア政府が独自の「保護価値の高い森林」評価でその地域に義務付けている広さを約50%上回ることが示されています。

アジア・パルプ・アンド・ペーパーのマネジング・ディレクターのアイダ・グリーンベリーは、次のように述べています。「EOFがセネピス・トラ保護区に関して行った重大な主張は、すべての重要な点で間違っています。私たちが本日発表した政府の地図では、EOFの写真が当社供給業者の1社が運営する合法的なパルプ材コンセッションのもので、保護区内のものではないことが明確に示されています。私たちは、セネピス・トラ保護区の実際の写真も公表しました。その写真では、保護区が豊かな自然林として保護されていることが示されています。」

「私たちは、高い国際的評価を持つNGOのWWFに対して、調査不足で不正確な報告書から距離を置くことを求めます。この報告書は、スマトラ島の自然環境・野生生物保護を真剣に考えている人々を助けるものではありません。」

グリーンベリーは、インドネシアの森林開発には不法侵入を含む複雑な社会・環境問題が関わっており、それが森林保全と植林地区の持続可能性の両方を脅かしていると付け加えました。

グリーンベリーは、次のように述べています。「当社のパルプ材供給業者は、社会問題の解決支援と保護地域への不法侵入問題に重要な役割を果たしています。不法侵入は、スマトラ島が直面する現実の環境問題の1つです。」

EOFの報告書にはいくつかの基本的な事実誤認もあり、執筆者の研究と知識の信頼性に疑問があります。例えば、次のようなことです。

  • インドネシアの法律が「深さ3メートルを超える」泥炭地の転換を禁じているとの主張。実際は、パルプ材植林地開発を規制する条文には次のように記されています。「泥炭地の基準は、川や沼の上流に位置する3メートル以上の深さを有する泥炭を含む土地である」。これは、政府のミクロおよびマクロ区画設定において明確に定義されています。
  • APPは「(持続可能性の実証に独立的で信頼できる第三者認証」を取得していないとの主張。実際は、APPは多くの世界有数の持続可能な森林管理に関する機関や環境監査法人による評価・認証を定期的に受けています。これには、ジュネーブのSGS、TUV、欧州「エコラベル」公式監査法人のフランス規格協会(AFNOR)、インドネシアの持続可能な森林管理基準のPHPL、インドネシアの持続可能な森林管理についての自主基準のLEI、世界最大の森林認証プログラムのPEFC CoCが含まれています。
  • APPがリアウ州とジャンビ州に設けている「野生生物保護区」は5万ヘクタールに満たないとの主張。実際は、APPの供給業者が純粋に保全目的で使用から除外している区画は、リアウ州とジャンビ州で20万ヘクタール以上に及びます。これは、インドネシアの規制・法律で義務付けられている広さを70%以上上回っています。APPとその供給業者は、当社がコンセッションを有するこれらの区画の広大な保全景観を維持ために、これらの保全地を積極的に管理しています。

グリーンベリーは、次のように述べています。「科学に基づいた建設的な議論であれば、APPは持続可能な森林管理に関するあらゆる問題についてNGOと進んで話し合う意思を常に持っています。開放性の原則を信じる私たちは、すべての利害関係者を招いて当社の事業を実際にご覧いただいています。」

アジア・パルプ・アンド・ペーパーの持続可能性・保全活動の詳細情報については、www.rainforestrealities.comをご覧ください。

セネピス・スマトラトラ保護区の背景:

11万ヘクタールのセネピス・スマトラトラ保護区は、スマトラ島のリアウ州にあります。生産林のうち10万6000ヘクタールをトラ保護区の中核地帯として保全することで、APPのパルプ材供給業者や他のコンセッション保有者は、既存の野生生物保護区の拡大という形で種の生存に重要な貢献をしています。生産林内のトラ保護区設置は、先駆的な取り組みです。セネピス・スマトラトラ保護区は、以下のような構成です。

  • 中核地帯:10万6000ヘクタール = ダイヤモンド・ラヤ・ティンバーの承認植林地から9万956ヘクタール + APPのパルプ材供給業者の承認植林地から1万5025ヘクタール
  • APPのパルプ材供給業者が設置した保全回廊:4325ヘクタール

APPについて:

アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)は、インダ・キアット紙パルプ会社、ピンド・デリ紙パルプ会社、チウィ・キミア製紙会社、ロンター・パピルス紙パルプ会社、エカマス・フォルトゥナ、ユニヴィーナスなど、インドネシアにある多くの工場で製造されている紙製品の総合ブランドです。インドネシアに本社を置くAPPは、120ヶ国以上で製品を販売しています。APPの生産設備の大部分はLEIとPEFCからCoC(加工・流通過程管理)認証を取得しています。APPは、複数の大規模保護活動を支援しています。これには、スマトラ島のリアウ州にある17万2000ヘクタールのギアム・シアク・ケチル-ブキット・バツ生物圏保護区、同じくリアウ州にある10万6000ヘクタールのセネピス・スマトラトラ保護区が含まれます。ほかにAPPが参加する野生動物保護活動には、カリマンタンのクタイ・オランウータン・プログラム、ウジュン・クロン国立公園でのジャワサイ保護活動があります。

1.政府が義務付ける持続可能な森林管理計画に関する政府認定独立監査人による評価報告書(2011年12月完了)

写真とマルチメディア・ギャラリーはこちらをご覧ください:http://www.businesswire.com/cgi-bin/mmg.cgi?eid=50105217&lang=ja

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