チャンネル諸島ジャージー島--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- O3bネットワークスは本日、オゾニオ・テレコムニカソン(マルチメディア通信とインターネットサービスを提供するブラジル企業)との間で数百万ドル規模の複数年契約を締結したと発表しました。本契約では、O3bが非静止(NGSO)衛星コンステレーションの打ち上げに成功し、ブラジルへ送信する認可が下りた場合に、遅延が少なくファイバー級速度の衛星リソースをオゾニオに提供します。オゾニオはこの提携により、ブラジルのアマゾナス州奥地にある多くの市町で、企業顧客や地方自治体部局にインターネットと電気通信のサービスを提供します。O3bの容量によって、同地域の人々はブラジルのより人口密度の高い地域と同じ速度、低コストでインターネットアクセスを楽しめることになります。
O3bネットワークスのジョン・フィニー最高商業責任者(CCO)は、次のように述べています。「中南米初の事業を発表することができうれしく思います。当社は現在、アフリカ、アジア、中東、太平洋地域でも契約を獲得しており、当社が真のグローバル企業であることを実証しています。インターネットと電気通信の新しいソリューションを顧客に提供するために尽力している成長企業のオゾニオと提携できることは、当社の誇りです。打ち上げに成功し、規制当局から認可が下りたあかつきには、ブラジル北部のアマゾン地域にこれらの重要なブロードバンドサービスを導入する支援を行います。」
オゾニオは、O3b衛星経由でのインターネットバックボーン接続と大口顧客に対するローカル配信にマイクロデータセンター(MDC)を活用する計画です。大口顧客には、政府機関、携帯電話事業者、電力会社、石油・ガス会社、大学、港湾業者、地元ISPが含まれます。MDCには帯域幅最適化プラットフォームも組み込んで、地元向けにIT付加価値サービス(電子メールサーバー、ホスティング、バックアップなど)を提供していきます。
オゾニオ・テレコムニカソンのYoram Yaeli最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「O3bの容量を最初に確保できたことをうれしく思います。これにより、当社の顧客である企業や政府機関が事業を維持・成長させるために必要とする高速インターネット接続を確実に提供し、ブラジルの人々、特にアマゾン地域に暮らし、壮大な未開拓森林を維持・保全するために働いている人々に当社が貢献できます。O3bはアマゾンの精神に合致しているため、オゾニオは最も環境に配慮した方法によって高信頼性の安定した高速ブロードバンド接続を導入・提供することが可能になります。」
O3bネットワークスについて
O3bネットワークスは、新興国市場の電気通信事業者とインターネットサービスプロバイダー(ISP)向けに、衛星を利用したファイバー品質の新しいインターネットバックボーンを世界規模で構築しています。O3bネットワークスのシステムは、衛星の世界的接続性と光ファイバー・ネットワークの速度が特徴です。O3bのシステムはSES、グーグル、リバティ・グローバル、HSBCプリンシパル・インベストメンツ、ノースブリッジ・ベンチャー・パートナーズ、アレン・アンド・カンパニーの出資と運営支援を受けており、電気通信事業者およびISPに対して、3G・WiMAX・固定回線ネットワークを世界とつなぐ低コストかつ高速の代替手段を提供します。これにより150カ国以上で数十億の個人および企業ユーザーが教育・医療・ビジネスの各分野で高速インターネット接続の恩恵を享受できます。O3bネットワークスの本拠はチャンネル諸島、ジャージー島のセントジョンにあります。
オゾニオ・テレコムニカソンについて
オゾニオ・テレコムニカソンはブラジルのマルチメディア通信サービスプロバイダーとして、2008年より全国規模で認可を受けています。ブラジルの光ファイバー・ネットワークに接続できず、衛星通信に依存している地域に、データと音声のターンキーソリューションを配信することを専門としています。オゾニオは、アマゾナス州マナウスを拠点とし、1999年からブラジルで営業しているIIN Tecnologias Ltdaが60%を、外国人投資家の持ち分を一元管理しているオゾニオ・テレコム(デラウェア州の企業)が40%を所有しています。
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