マイクロノアがEMI耐性、耐雷性、13ビット分解能を備えた世界初の光ファイバー絶対位置センサーを開発

レゾルバーと従来のエンコーダーの性能をしのぐ新センサー

マイクロノアのZapFree™光ファイバー絶対位置センサー(画像:ビジネスワイヤ)

米カリフォルニア州ニューベリーパーク--()--(ビジネスワイヤ)-- マイクロノアは世界で初めて商業販売される光ファイバー絶対位置センサーを発表します。この新しいMR330モデルシリーズの位置センサーは全光設計となっているため、落雷、放射線、磁場、その他の過酷な条件下でも電磁干渉に対する耐性があります。また数百メートルを超える長距離の位置検出にも適しており、接地ループに伴う問題の影響を受けることがありません。

この革新的な製品は0°〜360°の範囲の絶対角度を13ビット(8192カウント)の分解能で、2500 rpmを超える回転速度で測定します。マルチターンを12ビット(4096回転)で追跡できます。

マイクロノアのチーフエンジニアであるRobert Rickenbachは、次のように述べています。「このシステムの独自性はセンサーが完全に受動型である点です。つまりユニットには電子部品が一切使用されていません。このため本センサーは従来の電子部品ベースのエンコーダーでは明らかに限界がある過酷な環境下でも、そのまま設置することができます。」

この新しいセンサーは、二重通信の光ファイバーリンクが接続する受動型センサー能動型コントローラーに組み込まれている斬新な光技術を採用しています。コントローラーはセンサー内にあるコードディスクに光バーストを射出し、コードディスクは角度位置に基づいて光のスペクトル要素を変調します。位置情報は光の光学スペクトルにインプリントされ、正確な位置の読み出しのためにコントローラーに送り返されます。

MR330は精度とEMI耐性を備えているため、石油掘削装置、衛星アンテナ、ソーラーパネルアレイ、アクチュエーターシステム、交通システム、製鋼所、医療機器など、過酷な環境で精密なモーション制御と位置測定が必要な用途に理想的です。この「シンプルな装置」は、鉱山、その他の爆発性雰囲気中での使用に必要なATEX要件にも適合しています。本センサーは落雷の影響を受けることがないため、風力タービンやアンテナなど、とりわけ屋外での用途に適しています。

このシステムはMR332受動型センサーMR330-1 SSIコントローラーによって完結し、この2つは業界標準の二重通信62.5/125マルチモード光ケーブルによって相互接続されています。コントローラーは24VDCで動き、複数のインターフェースとプロトコルを内蔵しているため、ほとんどすべてのモーションシステムとの適合性を確保しています。

マイクロノアは1968年以来、産業、軍事、航空宇宙、医療、その他の過酷な環境向けオートメーション製品、モーション制御製品の世界的大手サプライヤーとして活躍しています。当社製品には光ファイバーセンサー、エンコーダー、レゾルバー、ロータリーリミットスイッチ、カスタム設計のフィードバックユニットが含まれます。マイクロノアは米カリフォルニア州スイスに施設を有しています。

写真とマルチメディア・ギャラリーはこちらをご覧ください: http://www.businesswire.com/cgi-bin/mmg.cgi?eid=6743490&lang=ja

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Micronor
Dennis Horwitz, VP-Sales/Marketing
+1-805-499-0114
dennis@micronor.com

Release Summary

Absolute fiber optic position sensor outperforms resolvers and conventional electronics-based rotary encoders in challenging environments.

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