シカゴ発--(BUSINESS WIRE)--トレーディングテクノロジーズ社（以下TT）は東京金融取引所(TFX) および東京穀物商品取引所(TGE) への接続を拡大したことを本日発表致しました。また、TT は大阪証券取引所(OSE) の次期デリバティブ売買システムJ-GATE の稼働に伴い、2011年2月14日までにOSE への接続を提供する予定であることも併せて発表しました。
TFX, TGE, OSE の各取引所へ接続することで、TT の顧客は日本の5大デリバティブ取引所のうち4つの取引所に接続出来ることになります。TT は2009年5月に東京工業品取引所(TOCOM) への接続提供を開始しており、さらに今年中に東京証券取引所(TSE) への接続を追加することで日本市場全体への拡大を目指す予定です。
先般、TT は日本第2の規模を誇るデリバティブ取引所であるTFX に直接接続するゲートウェイの提供を開始しており、自社の取引ツールであるX_TRADER® を軸としたデリバティブ取引プラットフォーム及び関連電子取引ツールをTFX に接続しています。この新しいTFX ゲートウェイにより。TT の顧客は世界のユーロ円取引数量の95％を誇るTFX の ユーロ円3ヵ月金利先物銘柄を取引できるようになりました。また、取引出来る銘柄には、ユーロ円3ヵ月金利先物オプションのコール・プットも含まれます。
TFX の代表取締役社長の太田省三氏は以下のようにコメントしています。
「TT がTFX のデリバティブ・マーケットに接続されたことを嬉しく思います。TTが提供する先進技術とインフラによって取引参加者の利便性が向上し、TFX 市場に新たな流動性が生じると確信しております。」
また、TT はTOCOM ゲートウェイを通じてTGE 銘柄の取引をサポートしている。TGE銘柄には小豆やアラビカコーヒー、ロブスタコーヒー、とうもろこし、粗糖、Non-GMO 大豆、一般大豆の先物銘柄とスプレッド銘柄を含む。
これによりTT の顧客はTFX やTGE の銘柄とTT でサポートしている全取引所の銘柄間のスプレッド取引が可能になります。TT は現在北南米・ヨーロッパ・中東とアジア太平洋地域合わせて36 の取引所への接続を提供している。
TTのCEOハリス・ブルームフィールド氏は以下のように述べています。
「弊社のお客様には、TT のプラットフォームを利用しTFX、TGE、TOCOM に上場される様々なデリバティブ銘柄を取引していただけることになりました。また、来月OSE に接続するゲートウェイも追加されることでお取引の幅がさらに広がります。」
TT の顧客はゲートウェイ・サーバーを自社管理するか、またはTTのホスティング・ソリューション、TTNET選択する事ができます。日本市場のゲートウェイ・サーバーは取引所から近いTT の東京ハブで管理されています。
TTNET データセンターを通じてのコロケーションとプロキシミティサービスは市場の価格と注文情報に関わる通信速度を最大限に加速させる事が出来ます。
トレーディングテクノロジーズ社について
トレーディングテクノロジーズ (www.tradingtechnologies.com) は、世界の一流投資銀行、自社勘定トレーダー、ブローカー、先物取引業者（FCM）、ヘッジファンド、その他の取引機関をはじめとしたデリバティブ専門家向けの高性能取引ソフトウェアを開発しています。
同社のX_TRADERソフトウェアと関連サービスは、世界の主要デリバティブ取引所への直接アクセスを可能にします。同社の完全管理ホスティング・ソリューションであるTTNEＴ™は、システムを最大限に安定化し、シカゴ、ニュージャージー、ロンドン、フランクフルト、シンガポール、東京の主要取引所近くに設置されたハブを通じて高速な取引の実行を実現します。
本社をシカゴに置くトレーディングテクノロジーズは、世界11拠点にオフィスを構え、世界的なプレゼンスを維持しています。同社は、FOW誌、バイサイドテクノロジー誌、テクニカル・アナリスト誌、シカゴ誌に加え、イリノイ情報技術協会 (ITA) など、多数の独立第三者機関から、「最高水準の事業者」として表彰されています。