東京 & WALTHAM, Mass.--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- AIによる分子免疫プロファイリングソリューションのリーディングカンパニーであるBostonGeneは、藤田医科大学羽田クリニックにてBostonGene社開発の Tumor Portrait™を用いたがんゲノムプロファイリング検査を開始します。
この包括的ゲノム検査は、DNA および RNA シークエンシングの結果と患者の臨床プロファイル、選択された治療オプション、および利用可能な臨床試験を 1 つのシンプルなレポートに統合。レポートからアクショナブルな変異、微小環境の特性、および治療効果を予測するバイオマーカーを特定することでがん治療をサポートします。
2021 年に Cancer Cell に初めて紹介されたTumor Portrait™ 検査は、がんの遺伝子変異、免疫システムとの相互作用、各種治療法に対する反応を予測するバイオマーカーを明らかにし、個別化治療を提案します。CLIA(米国臨床検査室改善法) 認定、CAP(米国臨床病理医協会) 認定、ニューヨーク州承認を受けた臨床検査であり、全米の有力な大学および腫瘍専門医によって広く使用されています。
藤田医科大学羽田クリニックでは、本検査により再発も含めて分子診断を素早く行い、より効果が期待できる治療法を提案いたします。その結果に基づき患者は最先端の治療にアクセスすることができます。
藤田医科大学腫瘍医学研究センター所長兼教授の佐谷秀行医師は「Tumor Portrait™が日本で初めて藤田医科大学で利用可能になることを嬉しく思います。これは患者に利益をもたらすだけでなく、がん研究に有益なインパクトを与えます」 藤田医科大学教授兼藤田医科大学病院がんゲノム診療科長の須藤保医師は「免疫チェックポイント阻害剤の効果も予測できる本がん遺伝子パネル検査が藤田医科大学に導入されたことで、患者にとって最も効果的な治療法を選択でき、不必要な治療や副作用を最小限に抑えることができることが期待されます」
これらの声を受け、BostonGene Japanの代表取締役塩津行正は「私たちは、日本において、より多くのがん患者がBostonGene Tumor Portrait™検査を利用できるよう、藤田医科大学および藤田医科大学羽田クリニックと提携できることを誇りに思います。この提携は、プレシジョンメディシンを前進させ、より多くの患者がアウトカムを改善しクオリティ・オブ・ライフを向上させるオーダーメイド治療の恩恵を受けることができるようにするための重要な一歩です」と述べています。
藤田医科大学病院について:
藤田医科大学はベッド数1,376床、年間手術件数13,500件を誇る国内最大規模の医療施設として、幅広い高度な医療を提供しています (愛知県豊明市)。全国でも14病院しかない「地域がん診療連携拠点病院(高度)」の一つで、ロボットを駆使した外科治療をはじめ、放射線治療、内科治療、化学療法を組み合わせた最先端の治療が特長です。詳しくはhttps://hospital.fujita-hu.ac.jp/ をご覧ください。
藤田医科大学羽田クリニックについて:
2023年10月、羽田空港に隣接する複合施設「羽田イノベーションシティ」内に藤田医科大学羽田クリニックが開院。 最先端の科学技術が集まる羽田の医療研究の中核として設立され、がんゲノミクス、再生医療、高度生殖医療、精密リハビリテーション等これらのリソースを最大限に活用した自由診療を提供しています。詳細はhttps://haneda.Fujita-hu.ac.jp/activity/をご覧ください。
BostonGeneについて:
BostonGeneは、技術とバイオロジーでの強みを融合した企業で、がん治療の発展と個別化に貢献します。BostonGeneは2015年に設立され、イノベーションを継続的に前進させ、がん患者治療の改善と、研究及び医薬品開発の進展に貢献して参りました。我々のAIを活用したマルチオミクス解析プラットフォームを用いる事により、我々は、免疫システムと腫瘍微小環境を含めたがん患者の分子プロファイルをデジタル化し、病変の主要ドライバーと薬剤ターゲットを明らかにします。CLIA認定およびCAP認定を受けた特定の適応症のがんライブラリーと最新のバイオアナリティクスにより、プレシジョンメディシンの普及と最先端のがん研究を進展させるような正確で臨床的に確立されたインサイトを提供します。詳細はwww.BostonGene.com.をご参照下さい
BostonGene Japanについて:
BostonGene Japan株式会社は、BostonGene、日本電気株式会社(NEC)、日本産業パートナーズによって設立された東京を拠点とする合弁会社で、個別化医療を推進し、患者のアウトカムを劇的に改善することを目指しています。同社は、BostonGene の AI を活用したマルチオミクスプラットフォームを活用し、医薬品開発を加速し、がん患者一人一人に対し個別化治療を提供しています。詳細はhttps://bostongene.co.jp/をご参照下さい。