キュービック・テレコムとスカイロが車両向けの衛星機能を導入
提携によってシームレスな位置追跡、リモート診断、車両の解錠、緊急通信が可能に
ダブリン&カリフォルニア州、マウンテンビュー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ソフトウェア定義車両(SDV)ソリューションの世界的大手であるキュービック・テレコムと、非地上ネットワーク(NTN)通信のパイオニアであるスカイロ・テクノロジーズは、商業提携を発表しました。これにより、キュービックの接続ソリューションがスカイロのグローバル・ネットワークへのアクセスを備える形で拡張されることとなります。また、スカイロのNTNソリューションはこの提携の一環として、業界をリードするキュービックのソリューション上でネットワーク接続オプションとして提供される予定です。
キュービックは190か国以上で2,100万台を超える車両を接続しており、この新たな提携により、標準ベースのNB-NTNチップセットと効率的なメッセージング・プロトコルを活用して、衛星接続の利点を最大化するグローバル・ネットワークのカバレッジを実現します。スカイロの衛星ネットワークは、セルラーと衛星間のシームレスな切り替えを可能にし、位置追跡、リモート診断、車両の解錠、緊急通信などの重要な車両用途において信頼性の高い通信を確保します。
今回の新たな提携は、特に緊急通信におけるNTNの活用を強化することを目的としています。衛星通信によって高い信頼性と広範なカバレッジを実現し、重要な状況下でもリアルタイムの通信を可能にします。この機能は緊急対応チームを支援する上で不可欠であり、災害時のミッションにおいて大きな効果を発揮し、人命救助に貢献します。
キュービック・テレコムの最高経営責任者であるバリー・ネーピアは、次のように述べました。「スカイロのNTN機能を当社のソフトウェア定義車両ソリューションに統合することで重要な車両通信を新たな次元に引き上げ、エネルギー効率の向上、スマート技術の統合、堅牢なセキュリティを実現しています。この協業により、インテリジェントなネットワーク管理を通じてエネルギー使用を最適化し、最先端のスマート技術を活用してシームレスな接続を実現するとともに、データと通信を保護するためのセキュリティ対策を向上させることが可能です。そして、イノベーション、安全性、持続可能性への取り組みを強化し、特に緊急時においても、顧客は道路上や遠隔地で安全な接続性を利用できるようになります。」
スカイロの共同創業者兼最高経営責任者であるパルサラティ・トリヴェディ氏は、次のように述べました。「スカイロとキュービックの提携により、OEMが衛星ネットワークとセルラー・ネットワークをシームレスに連携させることで、すでに利用可能なサービスを通じて車両の遠隔監視と制御、緊急メッセージング、ロードサイド・アシスタンスをコスト効率性の高い方法で実現することができます。自動車OEMは標準に基づいたソリューションを採用することで、数年にわたる製品ロードマップへの衛星接続の統合に必要な予測可能性と信頼性を得ることができます。」
スカイロは、既存のグローバルに割り当てられた衛星周波数帯で専用のライセンス付き移動衛星サービス(MSS)スペクトラムを活用し、衛星接続を世界中の新たな市場に提供します。これにより、モバイルネットワーク事業者が貴重な周波数資産を共有することなく、農村部や遠隔地でも広範かつ継続的なカバレッジを提供することができるようになります。また、衛星ネットワークとセルラー・ネットワークが同じ周波数帯を共有しようとする際に発生する可能性のあるネットワーク干渉を回避します。MSSスペクトラムのオーバーレイは、排他ゾーンを必要とせず、セルラー・カバレッジに高頻度で存在する小さなギャップを埋めることが可能です。
キュービック・テレコムについて
キュービック・テレコムは、190以上の国と地域で高度なソフトウェア定義型コネクテッド車両ソリューションを提供しています。同社は、世界有数の自動車、輸送、農業分野のOEMと提携し、全世界で2100万台の車両を接続し、1日あたり10億件のモバイル・インターネット・データ伝送を実現しています。グローバルで競争するためには、OEMはさまざまな技術との接続の複雑さを管理し、各国の規制要件を遵守する必要があります。キュービック・テレコムは、90以上のMNO(モバイル・ネットワーク・オペレーター)との契約を通じてこの複雑さを解消し、世界中のどこに出荷された車両でも、現地市場の要件に関係なく完全に準拠した内蔵接続を可能にする単一のグローバル・ソリューションを提供します。
スカイロ・テクノロジーズについて
スカイロ・テクノロジーズは、カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くグローバルなNTNサービス・プロバイダーであり、スマートフォンやIoTセルラー機器による既存の衛星を介した直接接続を行えるようにするサービスを提供しています。衛星を介して接続されたデバイスは、スカイロの商用NTN vRANによって管理・提供され、3GPP標準に基づくクラウドネイティブな基地局とコアを特徴としています。また、既存の衛星事業者、ネットワーク事業者、デバイスメーカーと連携し、地上ネットワークと衛星ネットワーク間でいつでもどこでも接続可能なソリューションを加入者に提供しています。スカイロは、一般消費者向けデバイスに加えて、農業、海運、物流、採掘などの重要産業における屋外での接続サービスや、作業中の機械の接続ワークフローの実現に注力しています。詳細については、www.skylo.techをご覧いただくか、info@skylo.techへお問い合わせください。またはLinkedInおよびTwitterで当社をフォローしてください。
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