アジア各国・地域から選ばれた起業家が競う柏の葉を舞台としたイノベーション・アワードAEA2024
有機廃棄物を昆虫タンパク質と肥料に変換する廃棄物管理のためのバイオテックソリューション
Entomal Biotech(マレーシア)が優勝
自律型AIオフロードプラットフォームで農業などの一次産業を支援
Kisui TECH(日本)が3位と柏の葉賞を受賞
千葉県柏市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アジア・アントレプレナーシップ・アワード(以下:AEA)運営委員会は、成長著しいアジアのスタートアップによるイノベーション・アワード「AEA2024」を、2024年11月20日(水)、21日(木)に柏の葉スマートシティにて開催いたしました。今年で13回目を迎える「AEA2024」では、5年ぶりに観客を入れての開催となりました。
■AEAについて
■2024 受賞企業一覧
<優勝>
受賞者: Entomal Biotech Sdn. Bhd.(マレーシア) [WEB]: https://entomal.com/
有機廃棄物を高品質な昆虫タンパク質や栄養豊富な肥料に変換する、ブラックソルジャーフライ(BSF)を活用した革新的なバイオコンバージョン技術を提供するスタートアップ。独自の技術により、わずか7日間で食品廃棄物を資源化し、小規模な移動式システムや大規模処理施設で多様な廃棄量に対応する。マレーシアや韓国を含むアジア各国で成功事例を持つ、持続可能な廃棄物管理のリーダーカンパニー。
<準優勝>
受賞者: Formus(ニュージーランド) [WEB]:https://www.formus.com/
AI自動化と計算生体力学を融合し、個別化された整形外科治療を実現する革新的な技術を提供。オークランド生体工学研究所での20年にわたる研究を基に開発されたFormusの3D人工股関節置換術計画ソフトは、FDA、PMDA、TGAの認証を取得し、これまでに3,000件以上の手術計画を支援している。オーストラリアとニュージーランドでの成功を基に、日本市場でZimmer Biometと提携して展開を開始した。CT撮影や手術技術の高い普及率を活かし、2025年初頭の商業展開を目指す。
<第3位>
受賞者: Kisui TECH Co. Ltd.(日本) [WEB]: https://kisui.ai/
自律型AIオフロードプラットフォーム「Adam」を開発し、輸送、草刈り、農薬散布、データ収集など多彩な作業を可能にするモジュール式機械で、負担軽減と効率化を実現し、農業や建設業などの一次産業の労働力不足や重労働の課題解決を目指す。農業分野で日本全域の畑や農園で市場適合性を確認し、スペインやインドネシア、アメリカでも大きな関心を得ている。宇宙ロボティクスやAIの専門知識を持つ多国籍チームで、世界最先端の技術を展開する。
<柏の葉賞>
受賞者: Kisui TECH Co. Ltd.(日本) [WEB]: http://kisui.ai/
<特別賞 富士通アクセラレーター賞>
受賞者: Kisui TECH Co. Ltd.(日本) [WEB]: http://kisui.ai/
<特別賞 IP Bridge賞>
受賞者: TopoLogic Inc.(日本)[WEB]:https://www.topologic.jp/
東京大学の研究を基に、トポロジカル材料の特性を活かした高性能半導体技術を開発している。主な技術は、従来のメモリより10倍の省エネ性能を持つ高速不揮発性メモリ「TL-RAM」と、従来比100倍の速さで熱変動を検知するMEMS熱センサー「TL-SENSING」。2022年以降30件以上の特許を出願し、東京大学の基本特許を独占ライセンスで確保した。自動車や産業機器、半導体業界との共同実証実験も進行中。
<特別賞 ライフサイエンス賞>
受賞者: CancerFree Biotech(台湾) [WEB]: https://cancerfree.io/
患者の血液から3D腫瘍オルガノイドを作成し、がん治療薬の効果を検証する技術を提供している。患者ごとに異なる腫瘍特性を反映したオルガノイドを用いて、精密医療や新薬開発を支援。これまでに1500件以上の症例を取り扱い、台湾国内の60以上の医療機関と提携している。
<特別賞 日本ベンチャー学会賞>
受賞者: KroniKare Pte Ltd (シンガポール) [WEB]: https://kronikare.ai/
糖尿病、心血管疾患、肥満、加齢などによって起こる慢性創傷の評価と管理を自動化する、画期的なAI搭載の慢性創傷管理システム「KWS」を開発し、2017年に研究プロジェクトとして開始。現在は商業化され、CEマーク認証を取得しヨーロッパで展開中。高齢化が進み、糖尿病患者が多い日本は重要市場と位置づけている。
<オーディエンス賞>
受賞者: CancerFree Biotech(台湾) [WEB]: https://cancerfree.io/
■ ファイナリスト一覧
会社名 |
国 |
カテゴリー |
CancerFree Biotech |
台湾 |
ヘルスケア / メディカル |
「Ex Vivo Avatar (EVA)」オリジナルプラットフォームで患者の血液から3D腫瘍オルガノイドを作成し、個別のがん治療薬をテストする技術 |
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Kisui TECH Co. Ltd. |
日本 |
交通 / インフラ 農業 |
自律型AIオフロードプラットフォームを開発し、モジュール式で農業や建設業などの一次産業の様々な作業を効率化する技術を提供 |
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Formus |
ニュージーランド |
ヘルスケア / メディカル |
AI自動化と患者ごとの骨と軟組織のモデル化により関節置換手術を最適化し、パーソナライズされた整形外科手術を実現 |
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KroniKare Pte Ltd |
シンガポール |
ヘルスケア / メディカル |
糖尿病、心血管疾患、肥満、加齢などによって起こる慢性創傷の評価と管理を自動化する、画期的なAI搭載システムを開発 |
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Entomal Biotech Sdn. Bhd. |
マレーシア |
食品 / 農業 / 環境 |
ブラックソルジャーフライを用いたバイオコンバージョン技術で、有機廃棄物を昆虫タンパク質と肥料に変換する廃棄物管理ソリューション |
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Kenkone Medical Co., Ltd |
台湾 |
AI / IoT / アプリ / ソフトウェア ヘルスケア / メディカル |
生成AIと音声認識技術により手術中の記録作成を支援することで、医療従事者の負担を軽減しつつ患者へのケアの質を最大化 |
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※ファイナルセッションの登壇順 |