日本の伝統ある秋田竿燈まつりが台湾・台南の南瀛国際民族芸術祭に明かりを照らす
台湾、台南市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界各国の無形文化財を保護・促進し、市民外交を通じて深い関係を築くことを目的として、2024南瀛国際民族芸術祭が10月5日から開催され、素晴らしいパフォーマンスの数々が披露されます。9日間にわたる祭典のために18カ国から21の国際団体が台湾の台南市に集まり、活気と美しさあふれる世界の民俗芸術を披露します。台南市政府文化局は、地元台湾の優れた芸術団体、学校、コミュニティにも参加を呼びかけ、交流イベントを企画しています。このイベントは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック後、台南における芸術の国際的なコラボレーションの復活に向けた重要な節目となります。
台南市の黄偉哲市長は、今年の南瀛国際民族芸術祭に東北三大祭りの一つである秋田竿燈まつりが招待されたことを発表しました。これは同芸術祭のハイライトであると同時に、秋田竿燈まつりの公式代表団が台湾でパフォーマンスを披露する初めての機会となります。
秋田竿燈まつりは日本の重要無形民俗文化財に指定されています。その貴重な文化財が台湾における文化の都である台南に持ち込まれ、両国にとって重要な文化交流が行われます。特に、代表団を率いる秋田市の穂積志市長が台南市と基本合意書(MOU)を締結する予定であり、これにより両市が今後協力関係を築いていくための道が開かれることになります。
台南市政府文化局局長の謝仕淵氏は南瀛国際民族芸術祭について、1996年に始まりもうすぐ30周年を迎えようとしている台湾で最も歴史ある民俗芸能フェスティバルであると強調しました。また、今年は安平にあるオランダ人によって建てられたゼーランディア城の築城400周年記念の年でもあり、台南の歴史的発展を振り返る重要な節目でもあります。ここ数世紀の間、この地域ではさまざまな民族による交流が盛んに行われてきました。世界各国と台南の民俗、芸術、文化の交流の重要なハブである南瀛国際民族芸術祭では、日本、パラグアイ、イタリア、アルジェリア、ニュージーランドなど、五大陸から優れた芸術団体が参加します。こうした交流により台南との文化的なつながりを深め、国際チームは台湾と台南の豊富かつ多様な文化遺産を体験することができるのです。
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