Neural ConceptとOPモビリティが提携を発表、「CES 2025」でハイブリッド車、燃料電池車、完全電動車両ボディ向けの新たなAI駆動設計を披露

- エンド・ツー・エンドの3D AIプラットフォームを提供するNeural Conceptと、持続可能なモビリティのリーダーであるOPモビリティの提携により、複雑な自動車課題や電気自動車の設計に「エンジニアリング・インテリジェンス」を導入
- OPモビリティは、ハイブリッド電気自動車向けの新たな静音燃料タンクをはじめとする製品設計の革新に向けたNeural Conceptのプラットフォームを採用
-Neural ConceptはCES 2025のウエストホールで出展されるOPモビリティのブースで出展予定

End-to-end 3D AI platform Neural Concept and sustainable mobility leader OPmobility partner to bring ‘Engineering Intelligence’ to complex automotive challenges and EV design (Photo: Business Wire)

ラスベガス--()--(ビジネスワイヤ) -- CES-- 「エンジニアリング・インテリジェンス」によって製品開発と設計を革新する、先進的なエンドツーエンド3D AIプラットフォーム大手のNeural Conceptは、持続可能なモビリティの世界的リーダーでありOEMの技術パートナーであるOPモビリティとの提携を発表しました。Neural ConceptとOPモビリティは、1月7日から10日にラスベガスで開催されるCES 2025のOPモビリティのブース(ウエストホール)にて、提携開発されたAI駆動型の自動車向け革新技術を多数発表します。

Neural Conceptとの提携により、OPモビリティは3D生成AIを製品開発プロセスへシームレスに統合し、自動車の革新を加速させるとともに、設計の堅牢性を向上させ、コストと市場投入までの時間を削減することに成功しました。

ボッシュ、LGエレクトロニクス、ゼネラル・エレクトリック、スバルなど、70社以上のOEMやTier 1企業が、自動車、家電、航空宇宙、マイクロエレクトロニクスの分野において、Neural Conceptのプラットフォームを活用しています。これにより、エンド・ツー・エンドの製品開発時間を最大75%短縮し、シミュレーションを最大10倍加速させ、さらに、効率、安全性、音響、空力特性といったマルチフィジックス特性を最大30%向上しています。

OPモビリティの複数の事業部門からなる製品開発チームは現在、Neural Conceptのプラットフォームを活用して、「エンジニアリング・インテリジェンス」をエンジニアリング・プロセスに組み込んでいます。この統合により、OPモビリティは複雑な自動車の課題に対応する先進的な設計ソリューションを提供できるようになりました。CES 2025でOPモビリティが披露するAI駆動の製品革新として、例えば加圧ハイブリッド電気自動車(PHEV)用の新しい燃料タンク設計があります。

従来の燃料タンクでは、車両の加速や減速時に燃料が左右に移動し、不要な騒音を引き起こします。PHEV用燃料タンクでこの複雑な現象をシミュレーションするには、これまで1つの設計につき約12時間を要しており、迅速なデザイン・イテレーションや最適化は不可能でした。Neural Conceptの3D AIプラットフォームを使用することで、OPモビリティのエンジニアは、従来数日かかっていた3D音響圧の変化や流体力学のシミュレーションと予測を、数秒で行えるようになりました。この機能により、即座にマルチフィジックスの洞察が得ることができ、デザインイテレーションが迅速化され、製品開発を最適化します。その結果、OPモビリティは騒音を最小限に抑え、市場投入までの時間を大幅に短縮することが可能になりました。

Neural Conceptの最高経営責任者(CEO)兼共同創設者であるピエール・バケは、次のように述べています。「製品革新の世界的なプレミア・ショーケースの場であるCESで、OPモビリティとの提携を発表できることを大変嬉しく思います。OPモビリティは、Neural Conceptのエンド・ツー・エンド3D生成AIプラットフォームを活用し、エンジニアリング・インテリジェンスを製品革新の中心に据えています。これにより、複雑なマルチフィジックス属性を迅速にシミュレーションし、データに基づいた設計の意思決定をスピーディかつ大規模に行なっています。AIを製品設計のあらゆる側面に取り入れることは、OEMやTier 1企業にとって新たな競争優位性となるだけでなく、安全で効率的かつ持続可能な製品を通じて世界的な課題を解決するための重要な要素でもあります。」

CES 2025の公式出展者であるNeural Conceptは、ベネチアンホテル内の公式ミーティングルームで今後のプラットフォームの開発内容を披露します(1月7日から10日まで)。ミーティング招待をご希望の方は、ariane.grandjean@neuralconcept.comへお問い合わせください。

Neural Conceptについて

2018年に設立されたNeural Conceptは、AIを製品開発プロセスの中心に据え、エンジニアによる製品の構想、設計、検証方法を革新するための、先進的なエンドツーエンド・プラットフォームを提供しています。同社の主力技術は、エンジニアリング・チームに3D生成エンジニアリング、予測分析、協調型AIワークフローを提供し、開発時間を最大75%短縮するとともに、効率、安全性、速度、空力特性などの製品特性を向上させ、世界トップクラスのエンジニアが業務を10倍速で進められるよう支援しています。また、欧州やアジアの大手OEM企業の40%および世界のトップ100であるTier-1サプライヤーの25%と協力しています。Neural Conceptは、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)からスピンアウトした企業であり、フォレステイ・キャピタルやD.E.ショー・グループなど、世界的に著名な投資家から支援を受けています。詳細は、https://www.neuralconcept.comをご覧ください。

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