独フランクフルト・アム・マイン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フランクフルトに本社を置くメルツ・グループの一部門であるメルツ・セラピューティクスは、ナスダック上場企業のアコルダ・セラピューティクスから2つの市販薬を取得する事業譲渡契約を締結しました。この取引が成立すれば、メルツ・セラピューティクスの成長戦略の推進に大きく寄与することになります。
「神経学を専門分野とするメルツ・セラピューティクスのビジネスは、近年とても順調に成長しています。今回の投資は、メルツ・セラピューティクスの成長戦略に大きく貢献するとともに、運動障害と神経変性の分野における当社のポートフォリオを拡大するものです。また、北米市場における地位も向上することになるでしょう」と、メルツ・グループの最高執行責任者(COO)であるJörg Berglerは述べています。「メルツ・セラピューティクスが順調に成長していることについて、嬉しく思います。パーキンソン病(PD)のオフ症状における治療薬と多発性硬化症による歩行障害の治療薬の2つの薬剤を取得することは、医師と患者の双方にとって大きな価値があると確信しています。」
資産取得は、今後裁判所を通じて米連邦破産法363条に基づく資産・事業の譲渡(363条セール)により行われ、メルツ・セラピューティクスが入札を行う予定です。メルツが提示する取得価格は1億8,500万米ドルです。売却手続きは2024年6月に完了予定で、売却には裁判所の承認が必要となります。
フランクフルトに本社を置くファミリー企業のメルツ・グループにとって、今回の投資はこの10年余りで米国における取引としては3件目、ナスダック上場企業との取引としては2件目となります。「メルツは近年、組織として、特に北米における戦略的買収を通じて力強い成長をみせています。メルツには、米国企業や製品の買収・統合の両方における確かな経験があります。ドイツに本社を置くグローバル企業として、メルツは世界規模の革新的な買収に強い関心を持っています」と、Jörg Berglerは締めくくっています。
メルツ・セラピューティクスのStefan König最高経営責任者(CEO)は次のように付け加えています。「患者個々のニーズに応える革新的な企業として、アコルダの革新的で確立された治療法を引続きに患者に提供し、サポートする責任があると考えています。また、こうした取り組みは将来的なポートフォリオ拡大策としては最良の手段であり、主要な治療領域における当社のチャレンジ精神を強調するものであると考えています。」
メルツ・グループについて
メルツ・グループは、ドイツ・フランクフルトに本社を置き、ヘルスケア分野でグローバルな多角経営を行う企業です。116年以上の歴史を持つファミリー企業であり、同社のイノベーションへのコミットメント、長期的展望、収益性の高い成長を重視する姿勢は他社と一線を画しています。メルツ・グループには、メルツ・エステティックス、メルツ・セラピューティクス、メルツ・コンシューマーケア、メルツ・リアルエステート、メルツ・ファイナンシャル・インベストメンツ等があります。従業員数は4,337人(22/23会計年度時点)で、世界28カ国に拠点を有しています。詳細はwww.merz.comをご覧ください。
メルツ・セラピューティクスについて
メルツ・セラピューティクスは、世界中の患者の生活向上に貢献しています。絶え間ない研究開発と革新的な企業文化により、メルツ・セラピューティクスは満たされていない患者のニーズに応え、より良い治療結果の実現に向け尽力しています。メルツ・セラピューティクスは、運動障害、神経変性疾患、肝疾患、その他生活の質(QOL)に深刻な影響を与える健康状態に苦しむ患者それぞれのニーズに応えることを目指しています。
ドイツのフランクフルト・アム・マインに本社を構えるメルツ・セラピューティクスは、90カ国以上で事業を展開しており、北米の関連会社はノースカロライナ州ローリーに拠点を置いています。メルツ・セラピューティクスはメルツ・グループの一員です。詳細はwww.merztherapeutics.comをご覧ください。
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