ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- SLB(NYSE:SLB)は、同社の炭素回収事業をAker Carbon Capture(ACC)と統合し、産業界の脱炭素化を大規模に加速させることで合意したと発表しました。
両社の技術ポートフォリオを互いに補完し合い、優れたプロセス設計の専門知識、確立されたプロジェクト・デリバリー・プラットフォームを組み合わせることで、ACCが提供する商業的な炭素回収製品と、SLBの新技術開発や工業化の機能が強化されることになります。商業的で実績のあるプラットフォームを活用することで、アーリーステージの破壊的な技術の世界市場への導入を加速させることが可能となります。本取引後、SLBが統合事業の80%を、ACCが20%をそれぞれ所有することになります。
国際エネルギー機関(IEA)は、炭素回収・利用・隔離(CCUS)がネット・ゼロへの移行において重要な役割を果たすと考えており、2030年までに年間1ギガトン以上のCO2を回収する必要があり、2050年には年間6ギガトン以上にまで拡大すると試算しています。
「CCUSが世界中の求めるネット・ゼロ実現をサポートすべく、期待される成果をあげるためには、30年以内に100~200倍の規模に拡大する必要があります」と、SLBのオリヴィエ・ル・プシュ最高経営責任者(CEO)は述べています。「このような規模拡大を図るには、CCUSプロジェクトの費用全体の50〜70%を占めることも多い炭素回収コストを下げることが不可欠です。当社は排出量の多い産業部門全体で炭素回収をより経済的なものへと転換させるべく、ACCとともに事業を立ち上げ、炭素回収技術の展開を推進できることを嬉しく思います。」
今後、SLBは41億2,000万ノルウェー・クローネを支払い、ACCの事業を保有するAker Carbon Capture Holding AS (ACCH)の株式の80%を取得し、SLBの炭素回収事業とACCを統合する予定です。また、SLBは今後3年間、事業の業績に応じて最大13億6,000万ノルウェー・クローネを追加で支払う可能性があります。
本取引は規制当局の承認を経て、2024年第2四半期末までに完了する予定です。
SLBについて
SLB(NYSE:SLB)は、バランスのとれた地球のためのエネルギー革新を推進する世界的なテクノロジー企業です。世界100か国以上で事業を展開し、その約2倍の国籍の従業員を擁する当社は、石油・ガスの革新、大規模なデジタルの提供、産業の脱炭素化、エネルギー転換を加速する新たなエネルギーシステムの開発と拡大に日々取り組んでいます。詳細については、 slb.com.
Aker Carbon Captureについて
Aker Carbon Captureは炭素回収を専業とする企業として、セメント、バイオ・廃棄物発電、ガス・ツー・パワー、ブルー水素など、炭素排出を伴う様々な産業向けにソリューション、サービス、技術を提供しています。Aker Carbon Captureが独自に開発した炭素回収技術により、CO2排出を削減するためのユニークで環境に優しいソリューションを提供しています。詳細はakercarboncapture.comをご覧ください。
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